校長挨拶
校長 樫浦 岳人
 
  本校は、機械科・電子機械科・電気科・情報電子科・情報技術科の5学科からなる専門高校(工業高校)です。昭和60年(1985年)4月に開校し、創立38年目を迎えました。単に「工業」高校ではなく、全国で唯一「工業技術」高校と名乗っています。産業や「ものづくり」に直結する各学科の専門的な学習をとおして資格を取得し、地域や日本の未来を担う人材育成を目指す高校です。

 三郷市の北部に位置し、県東部地区の南部-三郷市・草加市・八潮市・越谷市・吉川市・松伏町の地区-を代表する専門高校です。地元の中学校から多くの生徒が入学しており、地域に根ざした高校として発展し続けています。地元の方々からは開校以来「三工技(さんこうぎ)」と親しみを込めて呼ばれています。

 本校の卒業生総数も、7,000名を超えています(令和三年度末現在)。専門高校としての性格上、卒業後すぐに民間企業等に就職する割合が高い傾向にありますが、より高度な技術や理論を学ぶために、大学や専門学校に進学する卒業生も毎年大勢います。

 本校の卒業生のほとんどは、主に製造・販売・運輸・情報通信などの様々な分野で活躍していますが、中には、プロサッカー選手の中澤佑二さん(元横浜F・マリノス:情報技術科9回生)、プロレーシングライダーの高橋裕紀さん(機械科16回生)といった有名人もいます。また、企業の上層部(役員)として活躍している方も現れてきております。

 「ものづくり」は、私たちの生活の基盤を構築し、日本社会の発展を支えるものですから、その精神や技術は次の世代に受け継がれていかなくてはなりません。本校では、その基礎・基本を学ぶことになります。
 
 中学生のみなさん、本校で3年間勉学を重ね、様々な実験や実習を経験し、多くの資格を取得してみませんか。そしてそれらを礎に、日本の将来を担うエンジニアとなり、地域、日本、世界を舞台に活躍しましょう!

  

 

 

 

日誌

新規日誌2

修了式

3月24日(木)修了式を実施しました。今年度もコロナ禍による制約を受けながらの学校運営でしたが、生徒たちは状況に応じて授業、学校行事に取り組み、それぞれに成果を残してくれました。春休み中良く休養し、しっかり新年度の準備をし、胸を張って4月を迎えて欲しいと願っています。

(以下、校長講話)

おはようございます。 

 令和3年度も、いよいよ今日が最後の授業日となります。新年度への期待や不安で落ち着かない人も多いのではないでしょうか。学校や先生方も、4月からの準備が忙しくなっていますが、そんな中、来年度の授業を少しだけ担当していただく、ベテランの先生が私のところに面接にいらっしゃいました。 

 その先生は、開口一番、「いい学校ですねぇ、すれ違った生徒みんなから、あいさつされちゃいましたよ。」と大変ご満悦でした。私も「本校自慢の生徒たちです。」と、得意げに応えていました。実はこの先生、以前別の学校で一緒に務めたことがあります。進路指導が専門で、江本先生のように生徒の前で、よく講話をされていましたが、バードウォッチングが趣味なもんですから、よく鳥の話を引き合いにされていました。そんなことを思い出していたら、「立つ鳥跡を濁さず」という言葉が浮かんできました。 

 「立つ鳥跡を濁さず」とは、「立ち去る者の引き際は、美しくあるべきだ」という日本人らしい美徳を感じさせる戒めです。高校生にあてはめると、学業を成就させ、進路実現を果たし、胸を張って卒業することであると私は考えます。この観点から、去る10日に卒業した3年生は、まさに「立つ鳥跡を濁さず」であったと今さらながら感じます。 

 学業面では、学んだ工業教育の集大成として、「課題研究」を実践・発表、学年末の成績では追認定対象者なし。素晴らしかったと思います。2年生は、4月から課題研究がスタートします。2年間の学びを思い起こし、春休み中に研究テーマについて考えを深めておいてください。1年生はあと1年で総合的に学力を伸ばし、課題研究に取り組める力を身に着ける必要があります。1年はあっという間に過ぎます。しっかりと、心の準備をお願いします。 

 進路面では、自分の意思をしっかり持って、主体的に進路実現にチャレンジしました。就職では、例年第1希望70%台のところ、85%以上が第1希望を達成しました。進学でも、明確な志望動機をもって、行きたい大学にチャレンジする者が多数出ました。みなさんも明確な進路目標を定め、入試や就職試験で求められるものは何かを十分に研究したうえで、必要な試験勉強や面接練習、資格取得などに、しっかりと取り組んでください。 

 後を濁さない「立つ鳥」を目指して頑張れるよう、春休み中の準備をお願いします。 

 最後に「コロナ」ですが、まん延防止措置が解除されても終わりではありません。引き続き、マスク、換気、生徒同士で外食しないなどの感染防止をお願いします。ワクチン接種も任意ですが検討してください。 

 4月始業式、進級して元気に登校する皆さんを想像しつつ、話を終わります。

 

アポロ工業株式会社様寄贈 剣道場プロジェクタースクリーン

この度、吉川市三輪野江に事業所を構えるアポロ工業株式会社様より、京葉銀行様の私募債を通じて、御寄附をいただき、剣道場にプロジェクター用のスクリーンを設置することになりました。3月中には設置完了の予定です。学年行事や授業、部活動など幅広く有効活用させていただきます。ありがとうございました。写真は去る2月4日に行われた贈呈式の様子です。アポロ工業株式会社様には、本校の卒業生2名が勤務、活躍しており、贈呈式にも参加していただきました。

 

プロジェクタースクリーン仕様等はこちらです

球技大会

3月15日(火)1年生、3月16日(水)2年生と、学年別で球技大会を実施しました。種目は各学年とも、サッカーとバドミントンの2種目。男女混合チームですが、男子を凌ぐ女子の活躍など、見ごたえも多々ありました。学年末の時間を利用して、学年の親睦を兼ね、ほっと一息の一日です。

第35回卒業証書授与式

令和4年3月10日木曜日、第35回卒業式を挙行しました。とても暖かい春めいた佳き日、211名の卒業生は保護者と在校生、教職員の祝福を受け、元気に巣立っていきました。証書授与の場面では、卒業生ひとり一人と目礼を交わしましたが、その眼差しは緊張の中にも自らの前途への希望に満ちていました。それぞれの進路先で自信をもって、そして謙虚に、新しい仲間と協調しながら伸び伸びと学び、活躍して欲しい。心からそう願っています。

 

(以下、校長式辞)

 春の息吹が感じられる今日この佳き日、親愛なる卒業生を祝い、御家族の皆様をお迎えして第35卒業証書授与式を挙行できますことを大変うれしく思います。

 卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。 

 友人と精いっぱい楽しんだ学校行事や、部活動、果敢に挑んだ資格検定、もちろん授業も。たくさんの思いを胸に抱いて本日を迎えていることでしょう。昨年度は新型コロナウイルス感染症流行の影響を受け、修学旅行などの大切な行事が中止されるというとても残念な出来事もありましたが、リベンジの今年度、体育祭、文化祭、部活動など、様々な場面においてリーダーシップを発揮する皆さんの姿、私の目には、とても頼もしく映っていました。 

 そんな皆さんに、はなむけの言葉を送ります。それは「コミュニケーション力で将来を明るく切り拓いて欲しい」ということです。

 北京オリンピックでカーリング女子日本代表のロコ・ソラーレが、初の決勝進出を決めたのは、記憶に新しいことと思います。鍛え抜かれた技術を最大限に発揮した彼女たちの武器は「鬼コミュニケーション」でした。どんなにピンチでも、チームで意見を出し合い、納得したうえで最善策を決定し、あきらめずに挑戦を繰り返した先に、銀メダルの栄光がありました。 

 皆さんも3年前の入学以来、日々工業教育を学び続け、精進を重ね、日本の将来を担う技術者を目指して成長してきました。その集大成たる課題研究では、学んだ技術を駆使し、創意工夫、挑戦、社会貢献など、様々な思いを形にすべく製作活動に取り組みました。そこに欠かすことのできなかった大切な要素が、「仲間との協力、コミュニケーション」や「最後まであきらめない貫徹力」だったと思います。 

 時代は今、ソサエティー5.0、超スマート社会といわれています。情報社会の次に続く新しい社会のことで、AI、人工知能のような最新テクノロジーの積極的な活用によって、一人ひとりが快適に暮らせる社会を実現するというものです。皆さんはその新しい時代を生きる技術者の卵として成長しました。進路は様々ではありますが、課題研究をはじめとする本校での学びは、必ず今後の人生を力強く支えてくれることでしょう。自信をもって努力を重ね、今後出会う仲間とのコミュニケーションを大切に、あきらめない強い心をもって、それぞれの未来を切り拓いていってください。皆さんなら大丈夫です。 

 最後になりますが、御家族の皆様、ここにたくましく成長されたお子様の晴れ姿を目にされ、喜びもひとしおのことと存じます。心からお祝いを申し上げます。また、三年間にわたり、本校教育の充実と発展のために温かい御支援と御協力を賜り、誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます。 

 結びに、卒業生の皆さんの限りない発展と洋々たる前途を祝して式辞といたします。 

   令和四年三月十日

   埼玉県立三郷工業技術高等学校 校長 石塚 貴久

 

5科合同 課題研究発表会

1月28日(金)、視聴覚室をメイン会場に、3年生による令和3年度5科合同発表会が実施されました。各学科から代表1班が発表にあたります。感染防止対策として、スタッフ(放送部)と発表者のみが視聴覚室に入り、全校生徒は教室からリモートで参加(質問したり…)します。情報電子科はユニバーサルデザインに着目した学習机製作、情報技術科は本校を舞台にしたゲーム制作、電子機械科は水圧式アームロボットの製作、電気科はドローン製作、機械科は原動機付自転車の製作です。どれも、生徒自身の力で協力し合いながら思考錯誤を繰り返して完成させた力作ばかりです。教室から質問する生徒の姿や、作品試乗会の中継がスクリーンに投影されるなど、本校ならではの進化した発表会となりました。

視聴覚室の様子(電子機械科発表)

各教室から

情報電子科 学習机

教室からの質問に回答(情報電子科)

情報技術科 三工技ゲーム

ゲームプログラム簡易流れ図

電子機械科(水圧式アームロボット)

電気科(ドローン)

グランドを飛ぶドローン(右下はドローンからの映像)

機械科(原動機付自転車)

原動機付自転車完成品

原動機付自転車試乗会の中継

ここに紹介された代表班以外の作品も、主体性、協働、貫徹力を感じさせる素晴らしいものばかりでした。この取り組みは、三工技の伝統となって本校の発展を支えています。3年生は本当にお疲れさまでした。素晴らしかった! 1,2年生は、今日何かを感じたはずです。次はあなたたちの出番です!!

 

 

 

 

第4回学校説明会

1月22日(土)、入学者選抜を1か月後に控え、第4回の学校説明会を実施しました。進路選択に真剣に取り組む中学3年生と保護者の皆様をお迎えし、学校概要説明、各学科説明と施設見学、学習カリキュラムや進路指導、入学者選抜基準などについて説明させていただきました。今回も本校の特徴や魅力について十分伝えられたと感じています。受検生の皆さんが体調管理を万全に、本番で元気に力が発揮できますよう祈念しています。

 

 

学科別課題研究発表会

本校には、生徒が数名グループごとに1年をかけて興味に応じた研究を行い、発表する「課題研究」という授業があります。1月21日(金)までに各学科の発表会が行われました。古いエンジンをよみがえらせたり、日常に使えそうなロボット、航空写真も撮れるドローン、パソコンゲームのなど作製、CGイラストコンテストへの挑戦など、興味をそそられるものばかりです。生徒たちの達成感あふれる笑顔が目に焼き付いています。

研究成果はもちろん、1年間で培った主体性、協働、忍耐、そして達成感を自信と誇りに、今後の生活を歩んでください。

(情報技術科)

(機械科)

(電子機械科)

(情報電子科)

(電気科)

 

 

 

第3学期始業式

3学年揃っての始業式を体育館で行いました。昨年末から「オミクロン株」の感染拡大が深刻化し、今後の学校生活へ影響が心配されるところですが、生徒には今年もしっかりと主体性をもって自己実現に取り組めるよう願い、以下講話を致しました。

(校長講話)

あけましておめでとうございます。みなさんの元気な顔を見ることができ、とてもうれしく思います。ただいま表彰がありましたが、冬休み期間中も仲間の活躍がありました。とても素晴らしい。今後も皆さんの頑張りに期待し、楽しみにしています。 

さて早速ですが、2学期の終業式の話を覚えていますか。「冬休みに、将来どんな自分になりたいのか、考えてみてください。そのための計画を立てて、すぐ行動に移してください。」と提案しました。いかがでしょうか。冬休み中にラジオやテレビで参考になりそうな話を耳にしましたのでご紹介します。 

ひとつめは、パナソニックを一代で築き上げた「経営の神様」との異名を持つ松下幸之助氏の社員採用基準「自分はツイていると言える人」です。努力しなくても成功するという意味ではありません。自分に自信を持てる人、それだけその根拠となる努力をしている人、そして周囲に感謝できる人という意味です。そういう人が伸びる。面接で「自分はついていない」と答えた人はその時点で能力が高くても不採用にしたそうです。「ついている自分」を目指したいものです。 

ふたつめは、大谷翔平選手のお父さんの教育方針です。現在も中学野球の指導者で、大谷選手にとっては最初の野球指導者ということになります。それは、「プレーの内容よりも野球に対する姿勢を大切にする」というものです。一生懸命取り組んだことを誉め、常に礼儀正しくふるまうよう厳しく指導したそうです。現在も大谷選手は自分で正しいと思える計画を立て、確実に身につくまで何回でも、人の何倍も練習を繰り返し一つの技術を完成させていきます。そのたゆまぬ努力を支えているのが「姿勢を大事に」「常に礼儀正しく」という教えなんだと思います。「大谷翔平目標達成シート」をぜひ調べてみてください。

なりたい自分に向けて計画を進めている人、まだこれからの人も、これらをぜひ参考にしていただき、自分自身をしっかり見つめなおして自分づくりに取り組んでもらいたいと思います。

今日はあと2つ話します。 

はじめに、ひきつづき「人間関係を大切に生活しましょう」ということです。ポイントは相手の立場で考える気配りを忘れないことですが、相手は自分ではありませんので、自分には小さなことでも相手は深刻に受け止めるかもしれません。SNSによるミスも厳重に注意しておきます。親しき中にも礼儀ありと言います。せっかく集った仲間ですから、程よい関係を保っていきたいものです。 

最後は、やはりコロナの件です。新種オミクロン株が猛烈な勢いで感染拡大を起こしています。感染力が強い一方で、重症化しにくいとの報道もありますが油断はなりません。若者における後遺症を心配する医師の話、決して罹ってもよい病気ではないとのことでした。正しいマスク装着、しゃべらずに食事、常時喚起、手洗い・消毒など今まで以上に注意してください。また、状況によっては分散登校やリモート・課題学習などになる場合も考えられます。1時間1時間の授業に集中し、ノートやメモを取り、一人でも学習が進められるよう、常に心掛けていてください。3学期、しっかり乗り切りましょう。以上で終わります。

 

第2学期終業式

生徒表彰(放送部、剣道部、無線部)に続き、第2学期終業式を実施しました。感染状況がやや落ち着き、コロナ禍前に近い活動ができたかと思ったのも束の間、オミクロン株の登場で早くも3学期が心配です。こんな時だからこそ、生徒には自分自身をしっかり持って将来を見据えてほしいと願い、講話を行いました。

(以下、校長講話概要)

おはようございます。

2学期はコロナの感染状況がかなり落ち着き、昨年に比べると学校行事がかなり実施できました。皆さんの頑張りや活躍を多く見ることが出来て、大変うれしく思っています。体育祭で競技の出番の合間に与えられた任務を果たす姿や、文化祭の企画で日頃培った技術をちらつかせるあたりは、さすがだなと感じました。 

そして冬休みとなるわけですが、こんな言葉が思い浮かびます。「少年よ大志を抱け」クラーク博士の言葉です。夢は大きいほど得るものも大きい。若い皆さんは力と無限の可能性を持っているという意味です。

また、「1年の計は元旦にあり」 物事は初めが大事。年の初めにしっかり計画を立てて着実に実行せよという意味です。

また、「少年老い易く、学なり難し。一寸の光陰軽んずべからず」 若い時期はすぐ過ぎて行く。わずかな時間でも大切にせよ。という意味です。 

是非冬休みに、将来どんな自分になりたいのか、考えてみてください。イメージしずらい人は、まず「なりたくない自分」を複数考えてからにすると「なりたい自分」がイメージしやすくなるという説もあります。

なりたい自分が決まったら、計画は「大谷翔平目標達成シート」を参考にすると良いと思います。校長の1学期終業式のページにも解説しています。

そして、すぐ実行に移しましょう。令和4年が皆さんにとって飛躍の年になるように希望しています。 

次にコロナですが、新種のオミクロン株が国際的に感染拡大傾向にあります。皆さんも既にご存知だと思います。感染力が強く再感染しやすいとされています。国内でも市中感染が確認されています。詳細はまだわかりませんが、仮に重症化はしにくくても感染が広がれば学校教育には影響が出ます。3学期も修学旅行など大きな行事があります。

生徒の皆さんは冬休み中も是非、マスク、手洗い、消毒、換気など感染防止を継続してください。ワクチンも任意ではありますが検討ください。感染者を責めることがあってはなりませんが、感染を避ける努力は必要です。 

それでは来年1月11日(火)、始業式で元気な皆さんに会えることを楽しみにしています。