日誌

新規日誌2

第2学期始業式

緊急事態宣言下で、第2学期がスタートしました。3年生は進路実現本番、1,2年生も本来最も学校生活が充実するこの時期に、さまざまな制約をお願いすることになり、大変申し訳なく思っています。そんな中でも、生徒たちが感染防止をしっかり理解・実行し、元気に学校生活を充実させてくれることを願っています。本日の講話は2学期のスタートに際し、感染防止を改めて意識してもらうことに焦点を当てて行いました。

(以下、校長講話)

おはようございます。夏休みはいかがでしたか。先ほど表彰がありましたが、その他にも部活動やコンテストで積極的な活躍がありました。大変うれしく思っています。2学期も勉強、部活とも積極的にチャレンジしてください。いよいよ3年生は進路実現に向けて本番となります。やるべきことを整理して、しっかりと取り組んでください。 

さて、一方で新型コロナウイルスの感染拡大状況は極めて深刻です。重症者の数が、連日最多を更新しています。入院が必要な人も空きが無く、自宅療養中に容体が急変し死亡しています。20代でも、既往症が無くても亡くなる方がいます。医療への負担をかけないため、自分は感染しないという心がけが必要です。 

そんな中2学期が始まるわけですが、学校教育の方針は、感染防止と学校の両立です。ただし、感染者や濃厚接触者が一定数出れば学級閉鎖などもあり得ます。

学級閉鎖になると、感染者や濃厚接触者でなくても、例えば部活の試合には出られません。進路に影響するかもしれません。ちなみに濃厚接触者は無症状でも2週間の出席停止になります。今まで以上に感染防止をよろしくお願いします。 

そのためにお願いしたいことをお話しします。

1つめには、体調管理です。きちんと寝て、食べて、適切に運動し、気持ちを明るく持つことを心がけてください。そうすることで免疫力があがり、感染しにくくなります。もちろんワクチン接種も考えてください。

2つめは、ウイルスの感染経路を断ち切ることです。コロナの経路は飛沫感染と接触感染です。

まず、飛沫は口や鼻から出るしぶきですから、マスクを正しくつけて、出す方も吸い込む方もブロックします。不織布のいわゆる紙マスクが最も効果が高いとされています。せっかくマスクをしていても、鼻が出ていたり、外して会話したら台無しです。濃厚接触になります。特に食事の時は注意が必要で、話をせず、一人で黙って食べなければなりません。例外的に、体育や熱中症防止で外すこともありますが、その際は他の人と距離をあけたり、声を押さえたりする注意が必要です。

次に接触ですが、机やイス、ドアなど、ものに触れたときウイルスが手につき、口、鼻、目の粘膜から感染します。頻繁に手洗い、消毒し、目、鼻、口を手で触るときは手を洗ってからにしましょう。うがいはだめです。飛沫になります。静かにすすいでください。 

現在の感染状況では、注意していても感染することがあるかもしれません。でも、感染しない努力は絶対に必要です。協力お願いします。ただし、感染者が出ても、その人を非難することはできません。そのことも心に刻んでおいてください。 

またコロナ以外でも、心配事があり、心が晴れない場合は先生や家族、友人に話してください。心が軽くなるかもしれません。生徒会だよりや学校ホームページのお知らせにも、困ったときの相談窓口などを紹介していますので、活用してください。 

コロナの影響で、もうしばらくは不自由な生活が続きますが、強かに学校生活に取り組み、自分を磨いていきましょう。以上で終わります。

 

夏休みの出来事から

夏休みの出来事をいくつか紹介します。ほかのページにもいろいろ報告がアップされていますので、重複するものもありますが…。

7月26日(月)ものづくりコンテスト電子回路組立部門 日本工業大学を会場に実施され、2年の塚本君が準優勝!9月に行われる関東大会の出場権も獲得しました。 →こちらへ

7月27日(火)三郷市協働講座「ロボットプログラミング入門」 三郷市教育委員会と共働し、三郷市の小学生を集めて実施されました。参加者は 電気の勉強をしながら、自分でロボット(ミニカー)をつくり、マイクロビットを使って動きを作る(プログラミング)楽しさを味わいました。

7月31日(土)第1回学校説明会 中学生と保護者265名に来場いただきました。密回避のため、説明はリモートを活用し視聴覚室、製図室、2年生HR教室に分かれて実施。その後、施設見学と個別ガイダンスを行いました。 →こちらへ

(視聴覚室)

(製図室)

(HR教室)

(実習棟)

8月4日(水)第45回全国高等学校総合文化祭囲碁部門女子個人戦において3年の岩月さんが埼玉県勢最高の9位となりました。岩月さんは、8月18日の文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会にも出場しました。

8月5日(木)公開講座「缶バッチをつくろう」「光回線をつなげてテレワークを体験」 小中学生12名の参加 →こちらへ

(缶バッチ)

(光回線テレワーク)

8月18日(水)公開講座「電気で音を作ろう!手作り電子楽器」 小中学生10名の参加 基盤にはんだ付けで部品を取り付けて電気回路を作り、ボタン電池で電圧ブザーを鳴らします。抵抗値を変えることで音階が表現されます。電気と「ものづくり」を楽しく体験できました。 →こちらへ

(はんだ付けに全集中)

8月21日(土)県民総合体育大会兼バドミントン新人大会東部地区予選会 男子ダブルス村本・本山ペアが決定戦を勝ち切り、県大会出場権を獲得。なお、村本くんは26日(木)の男子シングルスでは3位に入賞しています。

 

早いもので、夏休みも残り10日を切りました。生徒の皆さんは、進路や2学期に向けての学習を抜かりなく進めてください。また、新型コロナ感染拡大状況はますます深刻になっています。一層の注意力と行動力が必要になります。緊急事態宣言下での新学期となるため、学校生活への制約もあり得ます。生徒、保護者の皆さんは今後の連絡に注意をお願いします。

 

 

 

 

7月20日終業式

本日の講話では、大谷翔平選手高校時代の「目標達成シート」を紹介しました。明日から夏季休業、コロナ禍ではありますが、生徒たちにはそれぞれ有意義に過ごしてもらいたいと願っています。

また、不安や悩みを抱えている生徒を支援するため、県教育委員会では「教育長メッセージ」「困ったときの相談窓口」をネット配信しています。生徒・保護者向けのページにもお知らせしていますので是非ご覧ください。

 

(校長講話)

おはようございます。梅雨が明け、本格的な猛暑となっていますが、明日からの夏休み、まずは生活のリズムを整えて体調管理や熱中症防止に注意して過ごしてください。また、コロナ感染状況もオリンピックを控える中ですが、拡大の傾向が加速しています。皆さんは引き続き油断することなく、感染防止に努めてください。

 

さてそんな中、ひときわ輝きを放っているのがメジャーリーガー大谷翔平選手の活躍ではないでしょうか。偉大なる伝説の人、ベーブルースを超えるとも称される投打二刀流の活躍で全米を盛り上げています。今シーズンホームラン数でトップを走り、オールスター戦にも二刀流で出場するなど夢のような活躍は本人のみならず日本の誇りとも言えるのではないでしょうか。そこで私が注目したいのは大谷選手高校時代の「目標達成シート」の存在です。

 

夢は大きいほうがいいといいます。大谷選手の場合は「ドラ1、8球団」でした。シートは縦横9マスの方眼用紙になっていて、その中央のマス目に「ドラ1、8球団」と書かれています。でもこれだけではどうしたらよいのか、目標達成の方策がわかりません。そこで中央を取り巻く8マスに要素が1つずつ計8個書かれています。例えば「体づくり」「スピード160キロ」「メンタル」などです。

 

さらにその外側のマスに8つの要素を再度記入し、その周囲に8つの方策を記載します。例えば「スピード160キロ」の周りには「体幹強化」「下肢強化」「ライナーキャッチボール」などと書かれています。こうして、大きな目標「ドラ1、8球団」を達成するための8つの要素、その一つ一つを達成するための8つずつの方策という具合に、高校球児の大谷選手が日頃努力すべき8×8で64の具体的な行動が明確化されていきました。この64の行動を実践することが、すなわち「ドラ1、8球団」につながっていくわけです。いかがでしょうか。

 

この手法は、野球をはじめ部活動の目標達成以外にももちろん応用できます。つい先日、3学年とも進路行事が行われ、それぞれが自分の進路目標について意識していることと思います。その実現計画に、大谷翔平目標達成シートを試してみてはいかがでしょうか。時間の無い3年生などは、フルバージョンの8×8でなくても、2×5でも、3×4でもよいと思います。「大谷翔平目標達成シート」でネット検索してください。ちなみに、大谷選手の「8つの要素」には「人間性」「運」なども含まれていて、その方策に「あいさつ」「感謝」「思いやり」などの具体策も立てられていることには感心します。体や技術だけでなく、人としてどうあるべきかという心がけが、大谷選手の活躍を不動のものとして支えているのだなと感じました。

 

夏休みが、不自由な行動制約の中にあっても、皆さんにとって有意義となることを希望して、私の話を終わりにします。9月1日、また元気に集まりましょう。

 

7月19日避難訓練(防災教育)

午前8:57緊急地震速報、給湯室から火災が発生したことを想定して、避難訓練を実施しました。避難指示から避難場所(体育館2Fフロア)への移動に「5分」、整列点呼完了、全員の無事が確認されるまで「7分」でした。生徒だけではなく、教員も通報、初期消火、避難指示・誘導、安全確認など、有事の行動を確認しました。生徒は全体集合ののち、帰宅区分の確認や、ワークシート作業を行って終了しました。

7月16日進路行事2日め

昨日に引き続き、進路行事を行いました。1学年は「働き方&収入」をゲーム形式で学ぶ「仮想体験グループワーク」、2学年は3会場をローテーションで回る「社会人教育」「就職講演」「進路講演」、3学年は履歴書指導に続けて「企業見学指導(就職講座)」と「上級学校による進学ガイダンス(進学講座)」です。夏休みを活用し、それぞれの状況に応じて進路に向けた取組を進めていきましょう。

(1学年)

(2学年)

(3学年)

7月15日進路行事1日め

1学年は製図室と視聴覚室に分かれて外部講師による進路講演会(進学講演会及び就職講演会)、2学年は各教室において進路担当教員の配信による求人票の見方などの指導、3学年は履歴書指導と各学科(学級)ごとにPCを使って企業研究、発表が行われました。学年により、進路実現までの時間は異なりますが、それぞれにしっかり自覚をもって、「今からできること」にしっかり向き合ってほしいと思います。

(1学年)

(2学年)

(3学年)

 

7月14日

学期末考査、答案返却が昨日までで終了し、本日は「非行防止教室」「学校生活アンケート」が行われました。非行防止教室は、各教室にプロジェクターから映像を投影して実施されましたが、「自撮り画像」の送信など不用意なSNS利用が、取り返しのつかない事態を招きかねないといったことも盛り込まれていました。

学校生活アンケートは、各自がスマホやタブレットから回答を行いました。学校としてアンケート結果を今後の生徒指導に生かしていきますが、生徒も自己の振り返りとして、今後に生かしてもらいたいと思います。

 

間もなく夏休みとなりますが、今学期もページトップの紹介をはじめ、生徒たちの様々な活躍がありました。直近では野球部が県高校野球選手権2回戦で越谷総合技術高校に5-4で勝利し、新聞にも掲載されました。次は17日に埼玉栄戦、健闘を祈っています。応援よろしくお願いします。

6月1日朝礼

1,2年生は体育館、3年生は教室からリモート参加で朝礼が行われました。コロナ禍ではありますが、生徒たちのがんばりで、1学期も中盤を過ぎました。一方、ここ1か月に交通事故や授業中・部活動中の事故で骨折などの大怪我をする生徒が多く出ており心配しています。生徒が安心して安全に高校生活を充実させてくれることを願い、講話をしました。

(以下、校長講話)

おはようございます。昨日の代休はいかがでしたか。ゆっくり休んだり、好きなことをしたり、または勉強や進路研究をすすめたりと、それぞれ有意義にすごせたのではないかと思います。

土曜日は学校公開がありましたが、中学生とその保護者併せて150名ほどの来校がありました。本校は工業高校ですから、中学生には興味深い授業や設備がたくさん披露できたと思います。来年度本校への入学を目指してくれればいいなあと考えています。

さて1学期も中間点を過ぎ、最も授業が充実する時期になりました。みなさん、しっかり頑張ってください。学校は勉強をするところです。当たり前ですが、忘れないでください。そこで生徒の皆さんが安心して安全に学校生活を送るために注意してほしいこと、以前に話したこともありますが4つお話しします。

1つめは交通安全などの事故防止です。ここ1カ月で骨折や内臓損傷といった大けがで入院を伴う交通事故が2件起きました。いずれも交通ルールに違反していないのに被害にあったのです。交通ルールを守るのはもちろんですが、うっかり違反してくる相手がいても自分の身を守り切る注意力を常に持ってください。(交差点直進×右折、左折車巻き込み、一時停止違反や飛び出し)

交通事故以外にも体育や部活動などで骨折を伴う事故がさらに複数件起きました。先にある危険を常に想像できるように注意を払ってください。

2つ目は生徒同士の人間関係です。常に相手の気持ちや立場を思い、尊重して行動や発言をしてください。以外に難しいですよ。自分は言われても良いことでも、相手は「いや」と思うかもしれません。想像力が大切です。要領の一つとしては、大人の人間関係を意識することです。自分を無意識にまだまだ子供だと思って、好き勝手をしていると、相手にいやな思いをさせても分かりません。大人の近所づきあいや、町内会議を想像し、自分が普段学校でやっている言動が通用するのか、その調子で近所付き合いが続けていけるのか想像してください。1,2年生も未成年とはいえ、もう小さい子供ではないのですから、相手が黙っているのをいいことに、調子に乗ってKYにならないよう注意しましょう。

3つ目はしっかり勉強することです。さきほど触れましたが、そもそも学校は勉強するところです。そしてここは高校です。小中学校ではありません。高校生としての自分を維持していくためには、出席や成績をしっかり積み重ねることが必要です。しっかり勉強することは、高校生としての自分の身を守り、進路実現、自己実現へと道を切り拓く、唯一の手段だということを忘れないでください。特別なことではありません。地道に努力し、本校のキャッチフレーズにもある通り、「一つ上」を目指して努力を続けていけばよいのです。

最後4つ目は、コロナ対策です。インド変異株の影が迫っていますが、やるべきことは変わりません。飛沫と接触が感染経路ですので、意識してください。マスク、手洗い・消毒、黙食、生徒同士の会食禁止など、守ってください。濃厚接触者になれば2週間保健所に生活を管理させることになります。また自分が体調が悪い時はもちろん、同居の家族が体調が悪いときも、学校に連絡して登校を自粛してください。ウイルスの拡散を確実にブロックしてください。

それでは、全ての生徒の皆さんが、安全安心な学校生活を過ごせることを強く希望して私の話を終わります。

 

学校公開

見学者登録制と感染防止対策徹底のもと、中学生とその保護者に御来校いただき、学校公開(授業見学と個別相談会)を実施しました。本来であれは、本校保護者の皆様にも授業を見ていただくべきところ、コロナ禍において縮小させていただきました。楽しみにしていただいていた皆様には本当に申し訳ありません。少しですが、その様子を御覧ください。生徒は皆授業に集中しつつ、中学生の質問に親切に応じる場面もありました。本校生徒の魅力と教育内容・教育環境の魅力を知っていただく良い機会となりました。

始業式・入学式

新学年、新学期がスタートしました。生徒一人一人が、学校生活を充実させ、自己実現を目指せるよう、全力で支援していきたいと思います。特に新入生は「工業技術高校」という、中学校までとは違う特色ある教育環境での学習活動に早く慣れて、高校生活を満喫して欲しいと願っています。

(始業式校長講話)

おはようございます。今日から新学年となります。この1年が皆さんにとって有意義であって欲しいと願っていますが、そのためにはスタートが肝心です。3月終業式の校長講話を覚えていますか。走り幅跳びの話をしましたが、その中で十分な助走をして踏み切れれば遠くまで飛び、好記録につながる、つまり皆さんの進路実現も早くスタートして十分な準備ができれば高い目標にたどり着けたり、余裕をもって合格することができますよ、と話しました。3年生は踏切り地点がもうすぐそこまで来ていますから、準備不足な人は助走スピードをアップして遅れを取り戻してください。そして進路実現の先にある皆さんの将来を明るくするためには、その基礎となる今の学校生活を充実させることがとても重要ですので、今日はそこにスポットを当てて話をします。今日のテーマは二つの「そうぞう」についてです。

一つ目は、校歌の1番にある「創造」です。創造とは、「新しいものを生み出すこと」です。校歌では「理想は高く 創造の 英知を磨き 励みつつ いざや極めん  工業(たくみ)の道を」とあります。「創造」は高い理想であり、それを獲得し極めるためには、日々学問に努力しなければならないということです。つまり、技術者を目指す皆さんにとって新しいものを生み出すのは叶えたい夢ではありますが、はじめから新しいものを作れるわけではなく、それ相応の知識や技術を身に付けていることが前提であるということです。また、こんな格言があります。「独創性とは思慮深い模倣にすぎない」。独創性は「創造」に通じるものではありますが、その基本は模倣であり、かつよく考えながら模倣していくことが重要だと教えています。まとめます。技術者を目指す皆さんにとって、オリジナリティあふれる新しいものを作り出すことは夢であるが、それを実現するためには知識や技術を磨き、今あるものを十分研究しながら、独自により良いものを作り出そうと工夫することが大切であるということです。本校においてまさにこれを実践するのが「課題研究」です。3年生は心得て課題研究に臨み、2年生はなるべく多くの知識、技術を身に付けて来年が迎えられるよう頑張ってください。

二つ目は、「想像」です。想像力をもって発言したり、行動したりして欲しいということです。ここでは特に人間関係を良好に保つうえで想像力を働かせてほしいという話をします。何かを言ったり行動を起こす前に、周囲の状況や相手の立場に立ってチェックする習慣を身に付けてください。つまり、思いやりを持ちましょうということです。周囲や相手を不快にすれば、それは仇(あなたに不利益をもたらすもの)となって還ってきます。逆に相手を良い気分にさせられれば、人間関係は良好となり、あなた自身も気持ちよく日常を過ごすことができるはずです。是非、言動前に「想像力」を働かせてください。

終わりになりますが、コロナ感染状況はますます怪しさを加速させています。地域によっては蔓延防止対策も実施されました。みなさんも引き続き、感染防止対策をよろしくお願いします。特に食事中の会話を控え、生徒同士の会食は当分の間我慢してください。

二つの「そうぞう」力と、コロナ感染防止で、みなさんの新学期が快調にスタートすることを期して、私の話を終わります。

(入学式 校長式辞)

式辞

 若草が目にも鮮やかに燃え立ち、いよいよ生命力あふれる季節到来の本日、百四十五名の新しい仲間を迎え、第37回入学式を開催できますことを大変うれしく思います。ただ今、入学を許可された皆さんは、本日から晴れて埼玉県立三郷工業技術高等学校の生徒となりました。入学おめでとうございます。

 本校は、「ものづくりの精神」に基づき、豊かな人間性を培うとともに、地域に貢献できる技術者の育成を目指す工業技術高校です。校訓は、「正確に、はやく、美しく」です。情報化社会に続くソサイエティ5.0と言われる現在、急速な科学技術の進歩を支える技術者、エンジニアを目指す皆さんは、これからの日本社会にとって重要な人材であります。そのことを胸に刻んで大切な自分自身の成長のため、しっかりと努力して欲しいと思います。本日は、そのために必要な2つの注文をします。

 ひとつ目は、将来の自分をイメージして今から進路目標を立て、自分から進んで勉強して欲しいということです。つまり夢を持てということです。「目標無くして努力無し、努力無くして成果無し」と言われます。毎日の授業には、皆さんの成長にとっておいしい栄養がたくさんあります。その栄養をしっかり吸収して自分のものにするためには、「将来自分はこうなる。なって見せる。」という強い意志、目標を持っていることが大事です。長そうに思えても高校3年間はあっという間に過ぎます。そしてそれは長い人生の基盤となるかけがえのない時間です。高校生活は中学校に比べると自分で決められる範囲が広がります。しかしその分責任も重くなります。自分自身を律するのは自分自身です。誘惑に負けず進路実現を目指し、夢を勝ち取ってください。なお、本校では各種資格の取得にも力を入れています。将来の可能性を広げる頼りになる逸品ですので大いにチャレンジしてください。

 ふたつ目は、互いに尊重しあい、成長し合える人間関係を築いて欲しいということです。どんな相手にも、自分には無いものや自分より優れたものがあるという観点を持ち、それを見つけて感心し、そこから学ぼうとすること。互いに考えを話し合い、相手の立場に立ってみて理解し合おうとすること。これらのことは、人間関係を良好にするだけでなく、自分自身を人間的に大きく成長させてくれます。逆に、相手を見下したり、痛めつけたりするようなことは許しません。そうなれば、自分自身もいじめの加害者としての責任を背負うことになってしまいます。本校では、一学科一学級です。進級してもクラス替えはありません。皆さん全員が心地よい人間関係の中で、安心して学校生活を満喫できることを願っています。また、部活動では学科、学年を超えて人間関係が広がります。興味をもって積極的に活動し、将来に向けて付き合える友人をたくさん作ってください。

 最後になりますが、保護者の皆様、本日は大変おめでとうございます。ただいま申し上げました通り、本校では誠心誠意お子様の成長と進路実現に取り組んでまいります。授業の他にも、学校行事や地域交流など様々な教育内容を準備してお迎えいたします。しかしながら、これを真に効果のある実践とするためには、保護者、御家族の御理解と御協力がぜひ必要です。どうぞよろしくお願いいたします。

 結びに、新入生の皆さんが本校において有意義で実りある高校生活を送ることをあらためて切望し、式辞といたします。

                 令和三年四月八日

                 埼玉県立三郷工業技術高等学校長  石塚 貴久