日誌

新規日誌2

第2学期始業式 校長講話

 みなさん、おはようございます。大変暑かった今年の夏休みが終わりました。皆さんの夏休みはいかがだったでしょうか。

 はじめに、この夏休みは部活動が絶好調でした。今年の本校のホームページは「毎日更新」を目指していますので、その活躍ぶりの多くはすでに掲載されていますが、一部を紹介したいと思います。

 まず、囲碁将棋部です。7月24日に市ヶ谷にある日本棋院で行われた全国高校囲碁選手権大会の個人戦全国ベスト16に引き続き、7月27日・28日に佐賀県で行われた「文化部のインターハイ」である全国高等学校総合文化祭に、埼玉県代表の三将として囲碁部門の団体戦に出場し、準優勝という成果を挙げました。

 次に機械研究部です。7月27日に鴻巣市で行われた「埼玉県高校生エコカーコンテスト」に出場し、インジェクション部門で4位、キャブレター部門で準優勝という成果を挙げました。9月29日には、栃木県のツインリンクもてぎで行われる全国大会への出場も控えていますので、更なる活躍を期待しています。

 次に無線部です。新潟県で行われた全国高等学校アマチュア無線コンテストに出場し、高校マルチオペレータ50MHz部門で優勝したほか、144MHz部門と430MHz部門で、それぞれ奨励賞を受賞しました。

 次に電子技術部です。8月29日に鴻巣市で行われた埼玉県高校生ロボットコンテストにおいて、キャリアロボット部門第4位、ライントレース部門優勝、ロボット相撲自立型部門優勝という成果を挙げました。キャリアロボット部門は全国大会への予選を兼ねているため、ベスト4ということで、10月に新潟県で行われる全国大会への出場権を得ました。また、9月8日には、横浜市で開催される全日本ロボットコンテスト関東大会への出場も控えているということで、今後の活躍を大いに期待したいと思います。

 運動部も、気温が高く暑い中、多くの部活動が合宿や大会など活躍しました。いくつかの大会には応援に駆け付けましたが、野球部が、8月17日に庄和球場で行われた東部地区夏季新人大会において草加南高校と対戦し、7回コールド、12-2で勝利しました。大塚先生によると、野球部の公式戦勝利は11年ぶりということで、コールド勝ちが花を添えました。1年生も多く在籍しているということですので、今後の活躍を楽しみにしたいと思います。

 さて、本題に入りますが、この夏休みも、様々な会議で、教育のこれからに関する数多くの講演を聞きました。どの講演でも、「ソサエティー5.0」ということばが取り上げられていました。皆さんの中にも、聞いたことがある人がいるかと思います。

 ソサエティー5.0とは、狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(2.0)、工業社会(3.0)、そして現代の情報社会(4.0)の次に訪れる新しい社会のことで、そこでは、様々なセンサーや活動履歴(ログ)等から得られる膨大なデータ(ビッグデータ)がAI により解析され、その結果がインターネットに接続されて、多くのモノやロボットが動作することで、様々な分野において作業の自動化等といった革新的な変化を起こす、と言われています。

 現在、この新たな社会を担う人材の育成が急務ということで、国を挙げて動きが始まっています。例えば、新時代に対応した高等学校の教育の在り方として、普通科改革ということが検討されています。高校生の約7割は普通科に通っていますが、中には、生徒が身に付けるべき力やそのために学習すべき内容を明確に示すことができず、生徒が真剣に学ぶ動機を低下させている状況が見られる、との指摘がなされています。

 こうした動きを踏まえ、改めて皆さんの現状を振り返ってみますと、皆さんはたいへん恵まれた状況にあると思います。時代は「ソサエティー5.0」への移行に向け、確実に進展するものと思われますが、その社会を支えるために必要となる技術や技能を、皆さんは毎日の授業を通じて確実に身に付けています。これから3年生は、就職試験に向け本格的に臨んでいきますが、恐れることは一つもありません。毎日の授業を通して身に付けた皆さんの技術や技能は、他の高校生と比べても、きらりと光る魅力として、採用担当者の目に映っていることと思います。自信を持って臨んでいきましょう。

 それでは2学期が始まります。資格試験やたくみ祭など、やるべきことは盛りだくさんです。楽しい2学期にしていきましょう。以上で校長講話を終わります。

第一学期終業式  校長講話

 皆さん、おはようございます。あっという間に終業式を迎えることになりました。皆さんの一学期はいかがだったでしょうか。部活動の方は絶好調で、囲碁将棋部、無線部、電子技術部が、全国大会への出場を決めてくれました。運動部も、バレーボール部が久々に県大会に出場し、一年生の加入もあって部員数が増えたラグビー部や野球部も、単独チームとして大会に出場し、活躍しています。部活動は、継続が重要です。今後の活躍を大いに期待しています。

  さて、高校生の本分はあくまで学業ですが、皆さんの学力は、向上しているのでしょうか。本校では、一年生は「高校生のための学びの基礎診断」として、二三年生とともに「基礎力診断テスト」を受けています。一学期は4月に受けていただきました。

  このテストは「GTZ」、学力到達ゾーンが示されます。これによって、二三年生は、昨年9月に受けたテスト結果と比較して、自分の学力が「伸びた」かどうかがわかるようになっています。昨年9月より国数英3教科のGTZが上がった生徒の数は、二年生が102名、三年生が90名という結果でした。昨年度は、二年生が85名、三年生は10名でした。今年度は問題の難易度を改善したということはありますが、昨年度に比べて、自分の学力を伸ばしている生徒が大幅に増えています。次のテストは9月にあります。夏休みにしっかり学習して、一人でも多くの皆さんが、「昨日の自分を超える」ことを願っています。

  さて、このテストは、各自の学力の伸びを見るだけでなく、他にも様々なことがわかります。今回は「英語を苦手としている生徒が多い」ということが新たにわかりました。

  皆さんの中には、「全国ジュニアマイスター表彰」を目標にしている人も多くいると思いますが、これを認定しているのは、全国工業高等学校長協会という組織です。今年は創立100周年ということで、5月に記念式典がありました。記念講演を行ったのは、日本電産という会社の、永守重信会長でした。日本電産は、スマートフォンやノートパソコンに使われているモーターをつくっている会社ということで、発行している株式の時価総額では、国内24位ということです。世界中に380の工場を持っていて、様々な国で、様々な母国語を持つ人々が、一緒に働いているということでした。

  「人間力を育てる」ということがテーマでしたが、これからのものづくりは国際的に分業になる、それぞれ異なる母国語を持つ者同士がコミュニケーションを図ることが必要となるが、それには英語しかない。これからのものづくりに英語は欠かせない、英語は現在の「運転免許」のようなものだ、と話していました。これからのものづくりが国際的に分業となるという話には説得力があり、「英語は運転免許」との指摘にも肯けるものがあります。先ほどお話しした基礎力診断テストには、英語のテストもあります。この夏は特に英語に力を入れて勉強して、一人でも多くの皆さんの英語の学力が向上することを願っています。

  また、二年生、一年生は、大学入試の新テストに対応する必要があります。大学によっては、出願に際し、英語検定などの外部試験の結果の提出が必要になる場合があります。現在わかっているところでは、従来型の一次試験、二次試験がある英検は対象外であり、3年生の4月から12月までに新たに受ける2回分について、大学に提出できるとのことです。3年生の本番を迎える前にしておくべき準備もあると思いますので、進学を希望される皆さんは、志望校の対応について、よく調べておくことが必要です。

  それでは、事件や事故に巻き込まれないよう十分注意して、充実した夏休みを過ごしてください。以上で校長講話を終わります。

第1回学校評価懇話会 校長あいさつ

 改めましてこんにちは。校長の山本でございます。 

 本日は、学校評議員の皆様におかれましては学校評議員会に引き続き、本校の第1回学校評価懇話会にご出席くださいまして、ありがとうございます。 

 先ほどは、第6限目の授業をご見学いただきました。期末考査を1週間後に控えておりますので、生徒の方も学習に力が入っていたのではないかと思います。また、生徒会本部役員及び各学科代表の生徒の皆さんは、期末考査前にもかかわらず、ご出席くださいましてありがとうございます。実は、皆さんの教室の生徒用ロッカーも、この学校評価懇話会の皆さまからご意見をいただいて設置されたという経緯がございます。本日は皆さんの声を生かす絶好の機会ですので、ぜひとも積極的なご発言をお願いいたします。 

 この後教頭より、今年度の学校自己評価システムシートの概要を説明させていただく中で、本校の近況につきましても触れさせていただきます。本校の学校運営の改善に向け、忌憚のないご意見を賜りますようお願いいたします。 

 それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

非行防止教室 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。

 本日は「非行防止教室」ということでお集まりいただきました。

 「非行防止教室」が行われるということは、夏休みが近づいてきた、ということでもあります。

 非行防止について、「政府広報オンライン」というホームページに、「夏休みは危険がいっぱい!?子どもの非行・被害を防ぐために」という記事がありましたので、その中から3点紹介したいと思います。

 1点目は、「危険が潜む子どものインターネット利用」ということです。

 インターネットを通じた人と人とのコミュニケーションは大変便利ですが、対面することで伝えることができる「ニュアンス」を伝えることは難しいという一面を持っています。そのことによる思い違いや行き違いが、大きなトラブルにつながることがあります。最近の少年非行に係る事件の多くにインターネットが関わっていると聞いています。スマートフォンやSNSなどは、十分注意して使用することが必要です。

 2点目は、「非行や犯罪被害の危険が多い『深夜はいかい』」についてです。「家の中に自分の居場所がない」と感じて深夜はいかいを行う子どもも多いと聞いていますが、恐喝や暴行などの被害に遭う危険もあれば、喫煙や飲酒などの不良行為を行うきっかけにもなります。悪い仲間と付き合うようになって、窃盗、傷害や振り込め詐欺の「受け子」などの犯罪に自分自身が関わってしまう危険もあります。十分な注意が必要です。

 3点目は、「大麻やドラッグは身近な場所にも」ということです。薬物乱用対策は、未然の予防が何よりも大事です。ちょっとした好奇心や先輩・友だちなどからの誘いにのって「一回なら大丈夫」などと甘く考えると、薬物依存の悪循環に陥る危険があります。覚醒剤や大麻、そして危険ドラッグなどには決して「近づかない」、また、「持たない」「もらわない」「買わない」「使わない」という強い意志を持つことが必要です。

本日は、大変お忙しい中、吉川警察署生活安全課から、お二人の方に講師としてお越しいただきました。

夏休みを迎えるにあたり、みなさんが大きな事件に巻き込まれないために留意すべき点について、ご講話いただきます。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

第3回PTA・後援会理事会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、PTA・後援会の第3回理事会にご出席くださいましてありがとうございます。
 5月25日の総会、31日の体育祭でも大変お世話になりました。重ねてお礼申し上げます。この後教頭からも学校の近況について報告がございますので、私からはそれとは重複しないよう留意しながら、この間の学校の動きについてお話しさせていただきます。
 まず、本日は今年度の新しい学校案内を配付させていただきました。今月の1日、2日には、草加駅前のアコスにて、埼玉東部進学フェアに参加してまいりました。新しい学校案内を配付するとともに、今月22日の第1回学校説明会への参加を呼び掛けてまいりました。2日間延べ54組の相談がありました。各学科ページのレイアウトは、昨年度に引き続き生徒と教員がセットで大きく示されています。生徒と教員の仲がよいという本校の特徴が伝わるものとなっております。
 次に、6月4日から10日まで、生徒指導委員会の皆様のご協力のもと、朝の登校指導を実施しました。今年はセルフマネジメント、生徒の自己管理能力を高めることに特に取り組んでおりますが、教員からも、身だしなみなど、一度声をかけると翌日から改めてくる生徒が多くなっているとの声を聞いております。保護者の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。
 6日には、3年生を対象に、企業に就職した卒業生を招いて「OB・OG懇談会」を実施しました。卒業生が会社の看板を背負って現れ、実際の仕事の話をするということで、体育祭が終わって進路活動に本格的に取り組む3年生にとっては、活動のスイッチが本格的に入る、大変貴重な機会となりました。大手自動車メーカーに就職した卒業生の一人に声をかけましたが、静岡県にある事業所で、新車の開発に携わっているとのことでした。重要な仕事を任せてもらい、やりがいを感じている様子が伝わってまいりました。
 10日には、県高P連の総会があり、2名の役員の皆様にご出席を賜りました。お忙しい中ありがとうございました。
 11日には県の高校教育指導課による学校訪問があり、2時間目に工業の授業、3時間目に普通教科の授業を見ていただきました。工業の授業では機械科の鋳造や旋盤、電気科の強電を扱う実習など、普通教科の授業では、地歴公民科の協調学習や、英語科の英語による英語の授業などに、大きな関心を寄せていただきました。見学後には、本校の授業は生徒が楽しそうに学んでいるところがよいと、お褒めのことばをいただきました。
 最後に、バレーボール部が久々に、インターハイ予選の県大会出場を決め、本日の午前中、川口北高校と対戦しています。昨年度は体育館の大規模改修があり、運動部の皆様には大変なご苦労をおかけしました。その中にあっての快挙です。全校生徒の自信につなげていきたいと思います。
 以上をもちまして、あいさつに代えさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

第1学期朝礼 校長講話

 皆さんおはようございます。先週金曜日の体育祭は大変お疲れさまでした。

  早いもので、6月に入りました。更衣ということで、これからしばらくの間夏服になります。また、三者面談が始まります。中間考査の結果はいかがだったでしょうか。思うように点が取れなかった場合は、授業を受ける態度や家庭学習習慣など、何らかの課題がある場合が多いのではないかと思います。保護者の方や担任の先生とよく相談して、学期末に欠点となることがないように、早めの対応をお願いします。

  さて、ここ数年、この6月の朝礼の校長講話では、主権者教育のお話をしています。18歳選挙権は、現在NHKの朝ドラ「なつぞら」で主演を務めている広瀬すずさんのポスターで周知が始まりました。2016年のことです。3年生の皆さんにも、いよいよ順番が回ってきました。

  今年は4月に統一地方選挙がありました。この後も、7月に参議院議員選挙、8月に埼玉県知事選挙という、大きな選挙を二つ控えています。3年生の皆さんは、4月生まれから順番に選挙権を得ることになります。人生初の選挙ですから、ぜひ、投票に行っていただきたいと思います。本日は投票する際の留意点を二つお話ししたいと思います。

  一つ目は、国の仕事と、都道府県の仕事の違いについて、改めて理解を深めていただきたいということです。

  先日、アメリカ合衆国のトランプ大統領が、国賓として来日しました。このように、外交や防衛など、国全体にかかわることは、「国政」といって、国の仕事になっています。皆さんは、「三権分立」を勉強したと思います。安部首相をトップとする内閣が国の政治を行いますが、その行政機関が適切に仕事を行っているかをチェックしているのが議会です。国には、「二院制」といって、衆議院と参議院という二つの議会があり、ダブルチェックを行っています。このうちの参議院の議員を選ぶのが参議院議員選挙です。国が行う仕事のチェックを任せることができる人を、皆さん自身が選ばなければなりません。この機会にもう一度、国の仕事とは何か、確認しておくことをお勧めします。

  同様に、埼玉県知事選挙では、県の執行機関である県知事を選ぶことになります。都道府県知事は、その権限が広範囲に及ぶため、「大統領」に近い存在だと言われることもあります。最近、「翔んで埼玉」という映画がヒットしました。映画の中では東京都知事がクローズアップされていましたが、今度の選挙では、実在の埼玉県知事を皆さんが選ぶことになります。投票に行く前に、国や市町村とは異なる県の仕事について、確認をお願いしたいと思います。

  二つ目は、皆さんが納める税金について、理解を深めていただきたいということです。

  皆さんがものを購入するときに支払っている消費税8%のうち、1.7%が地方消費税となっていますので、先ほどお話しした国の仕事を行うために、6.3%が使われています。

  また、皆さんが就職して給料を受け取ると、「給与明細」をもらいます。就職してすぐには書かれていないこともありますが、そこには、「所得税」と「住民税」という項目があり、記載されている金額が、「源泉徴収」として予め差し引かれています。所得税は国の仕事に、住民税は都道府県や市町村の仕事に、それぞれ使われています。

  皆さんは現在も将来も納税者です。国や都道府県が仕事をするためのお金を払っています。参議院議員選挙では、皆さんが払った国税をどう使うかを、皆さんの代わりにチェックしてくれる人を選ぶことになります。一方、県知事選挙では、皆さんが納める住民税をどう使うかの案を議会に提出する県知事を選ぶことになります。

  皆さんは今後、結構な額の税金を支払うことになります。どのように使われているのか、その使い道について、ぜひ関心を高めていただきたいと思います。

  期末考査までおよそ一か月です。三年生は、進路の決定にも本腰を入れる時期です。暑い日が続きますが、一学期後半、全力で乗り切っていきましょう。以上で校長講話を終わります。

第35回体育祭 開会式 校長あいさつ

 みなさん、おはようございます。いよいよ、令和最初の第35回体育祭の当日を迎えました。
 本日はお忙しい中、市内の中学校の校長先生方をはじめ、多くのご来賓の皆様にお越しいただきました。ありがとうございます。また、PTA・後援会の役員の皆様におかれましては、生徒の給水など、多くのご協力をいただいております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 さて、4月9日の対面式では、新たに1年生を団に迎え、今年1年、様々な分野で、団対抗で競い合っていきましょうと声をかけました。本日の体育祭は、年間の団対抗のポイントを獲得する上で、大きなウエイトを占める行事です。
 どの種目も大切ですが、特に得点の配分が多いものとして、綱引きや応援合戦、大縄跳びや団対抗リレーがあります。これらの種目に共通しているのは、団員が心を一つに合わせて取り組むことで、初めて高い得点を取ることができるという点です。団がバラバラでは、高い得点を目指すことはできません。チームワークのよさが、何よりも重要です。どの団も、心を一つに合わせて、お互いに協力して頑張ってください。
 また、天気予報によると、本日は25℃まで気温が上がるということです。水分をしっかりとって、熱中症に気を付けてください。
 さらに、特に3年生の運動部の生徒は、インターハイ予選など、最後の公式戦を控えている者も多いと思います。よい選手は体育祭で怪我をしないものです。くれぐれも注意してください。
 それでは、みんなで力を合わせて、最高の体育祭にしていきましょう。

PTA・後援会総会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。

 本日は三郷市内の8中学校のうち、6校で運動会が行われていますので、午前中に見に行ってまいりました。気温が高くなっていますので、学校によっては競技の途中に急遽、給水タイムを設けるなど、熱中症の対策に工夫を凝らしていました。

 本校では午前中、授業の合間に、主に進学希望者を対象とした説明会をご用意させていただきました。ご出席された方もいらっしゃるかと思います。

 今週は火曜日に全国の工業高校の会議、水曜日に全国の高等学校の会議ということで、二つの会議に出席してまいりました。特に水曜日の会議では、文部科学省の担当者から、来春大学に入学する方向けに、返済不要の給付型の奨学金を国が用意しているとの説明がございました。対象者は非課税及びそれに準じる世帯ということですが、年収380万円くらいまでは何らかのメリットがありそうです。何しろ返済不要とのことですので、関心のある方は、教務部までお尋ねくださいますようお願いいたします。

 さて、せっかくの機会ですので、出席した二つの会議で行われた記念講演について、お話させていただきたいと思います。

 火曜日の工業高校の会議では、日本電産という会社の永守会長による講演がございました。工業高校の出身とのことですが、日本電産は時価総額で国内24位と、大変大きな会社で、現在は京都先端科学大学の理事長も務めているとのことでした。また、日本電産はモーターの会社で、同社が小さく薄く、軽いモーターを開発したことで、薄いノートパソコンやスマートフォンができるようになったとの説明がございました。世界に380の工場を持っており、ものづくりの現場は世界に広がっている、英語を母国語としない者同士が英語でコミュニケーションをする時代、英語は運転免許と一緒だというお話が印象に残りました。

 水曜日の全国の高校の会議では、「脳科学からの高等学校教育への期待」というテーマで、脳科学者の茂木健一郎さんによる講演がありました。マイクロソフトのビル・ゲイツは1学期の間プログラムをつくっていたそうですが、それが認められてハーバード大学に入学したということを引き合いに、偏差値を重視している日本の教育ではビル・ゲイツは生まれないと話していました。人工知能は今後多くの業種に影響しますが、何を評価するかという「評価関数」は人間が設定するため、今後はますます人間の個性が重要になるとのことでした。

 永守会長も、2030年、2050年、単純作業はロボット化され、ロボットに人が集まる。得意なものがなければ単純作業に就くしかない。平均的な人材はいらない。なくなる仕事に就いたらおしまい、と話していました。ものづくりの技術が身につく工業高校の教育は、これからの時代に必要とされるものであるということを確信しました。

 二つの講話で共通していたのは、「偏差値」に代表される現在の高校教育は、これからの時代では通用しなくなる、「何ができるようになるか」が大切だ、ということでした。

 本校では今後も、子どもたちのよいところを見つけて、大きく伸ばしていく教育を実践してまいりたいと思います。それでは本日の総会、どうぞよろしくお願いいたします。

PTA・後援会 第2回理事会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中にも拘らず、ご出席くださいましてありがとうございます。

 おかげさまで学校の方は、順調な滑り出しを見せております。先週は管理職による授業見学ということで、子どもたちの授業の様子を見てまいりました。3年生の課題研究も、班分けや取り組む課題が決まってきたようです。中間考査前ということで、どの教室も熱気に溢れておりました。

 また、11日の土曜日には、各ホームルームに生徒用のロッカーが設置されました。今年1月の第5回の理事会でもお話しさせていただきましたが、このことにつきましては「生徒の携行品に係る配慮」ということで、文部科学省から通知が出されておりました。この度、PTA・後援会の皆様のご了解をいただき、整備させていただきました。今後は、家庭学習に必要な教材のみ持ち帰るということで、登下校中の生徒の安全が確保されるとともに、教室内での各自の机の周りがより整頓され、生徒一人一人の「セルフ・マネジメント」能力がより高まるのではないかと期待しております。

 さて、本日は25日の総会の議案について、主にご審議いただくことになると思います。会長の寺崎様、副会長の佐久間様をはじめ、役員の皆様におかれましては、昨年度一年間、本当にありがとうございました。

 各委員会の皆様の企画・運営による学年懇談会や体育祭における給水、登校指導、進路見学会、視察研修、たくみ祭への出展、県高P連専門委員会へのご出席など、様々な形でご尽力いただきました。

 実は昨年度は、10月の東部支部の県外研修における発表と、11月の県高P連専門委員会研修会における発表が重なったため、2回も本校が発表を担当するということがありました。佐久間副会長には、発表資料を準備していただき、当日はパワーポイントの操作を担当していただきました。寺崎会長におかれましては、持ち前の明るさを存分に発揮していただき、聞き取りやすい、素晴らしい発表をしていただきました。皆様のご活躍があって、難局を乗り切ることができました。改めて御礼申し上げたいと思います。

 また、佐久間副会長に作成していただいた発表資料の前半は、工業高校である本校の五つの学科の概要説明になっていましたが、発表を聞いた他校の管理職から、工業高校のことをこれまでよく理解していなかったが、発表を聞いて、イメージがよくつかめるようになった、とのお褒めのことばをいただくことができました。

 この他にも、8月に佐賀県で行われた全国大会への派遣を見送り、9月の視察研修の充実を図ったり、長年見直しのなかった会則の改定に着手していただいたりするなど、慣例にとらわれず、様々な改革に取り組んでいただきました。役員の皆様のご尽力にあらためて感謝申し上げたいと思います。

 最後に、2回行った本校の発表の中で、寺崎会長から、本校のPTA活動について「子どもたちが高校生活を楽しむとともに、保護者も部活動のように活動を楽しめる場にしていきたい」ということばがありました。今年度も会長のことばのとおり、本校のPTAも、まずは、保護者の皆様ご自身が楽しめる場であってほしいと思っております。それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

交通安全教室 校長あいさつ

 皆さん、こんにちは。10連休は、楽しく過ごすことができたでしょうか。

 本日は、交通安全教室ということですが、昨年度のデータによりますと、本校生のうち、自転車のみで通学している生徒は476名ということです。およそ71.7%が、自転車のみで通学しています。

 また、電車で通学している生徒のうち、家から駅まで自転車という生徒が99名います。これは全体の14.9%に当たります。

 これらをあわせると、実に86.6%の生徒が、自転車を使って通学しています。

 昨年度は、4月当初に、本校生の通学時における自転車の事故が、本当に多く発生しました。一歩間違えば、命にかかわるような重大な事故もありました。自分の身は、自分で守らなければなりません。セルフ・マネジメントと言いますが、自分で自分のことを管理するということが、今後ますます求められてきます。ここで、自転車事故防止のポイントを3点、確認しておきたいと思います。

 1点目は、交通ルールの遵守です。自転車は車両なので、原則として車道の左側を通行しなければなりません。そもそも危険だという認識が重要です。歩道を通行する場合は歩行者優先です。交差点では信号を守り、一時停止標識では必ず止まってください。運転中は、スマートフォン、ヘッドホン、傘差し、二人乗りなど厳禁です。

 2点目は、ヘルメットの着用です。先日、ヘルメットを着用している本校生を見かけました。大変すばらしいと思います。過去には自動車と接触し、顔面からフロントガラスに激突するという事故も発生しています。ヘルメットの着用で、守れる命があります。

 3点目は、損害賠償責任保険等への加入です。歩行者との事故では、自転車側が第一当事者になることが多いです。病院や相手当事者との示談交渉などを想定し、損害賠償責任保険等への加入について、確認しておくことが必要です。また、万が一、自動車等との接触事故があった場合は、警察署への連絡が必要になります。

 本日は、大変お忙しい中、講師として、日本損害保険協会の秋山 隆彦様にお越しいただきました。「自転車の交通事故とその責任」という演題で、ご講演をいただきます。

 自転車を使って通学している皆さんは、明日にも当事者になるかもしれません。お話をよく聞いて、皆さんのセルフ・マネジメント能力を高めていただきたいと思います。それでは、秋山様、どうぞよろしくお願いいたします。

PTA広報誌『さきがけ』第84号 校長あいさつ

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんのご入学を心から歓迎いたします。

 さて、皆さんはそれぞれ、高校3年間で達成したい目標を持って本校を選んだことと思います。本校は工業高校ですので、多くの皆さんが、大学進学であれ、就職であれ、進路実現に大きな関心を寄せているのではないかと思います。

 高校3年間はあっという間、とも言われますが、一方で3年間は結構な長さでもあります。その間にも技術革新は大きく進展し、3年後には現在とは大きく異なった状況となっている可能性もあると思います。大切なことは、皆さんが進路を決定するときに、自分が希望する進路を選ぶことができるよう、より多くの選択肢を確保しておくことではないかと思います。過ぎ去った時間は取り戻すことはできません。入学時の今しか言えないことを三つ伝えたいと思います。

 一つ目は、学校を休まないということです。誰でも風邪をひいたり、けがをしたりすることがあると思います。進路選択に影響の少ない欠席日数は、3年間で10日以内、1年間では3日以内、各学期では1日以内と言われています。体調を整えて、皆勤賞を目指してほしいと思います。

 二つ目は、学校の成績です。推薦による大学への進学には、大学が求める評定平均値を上回る必要があります。また、人気のある就職先を受験するには校内選考で選ばれる必要があり、その際、評定平均値が大きなウエイトを占めます。特に工業教育の特色である実習の授業ではレポートの提出が求められますが、レポートの完成度も成績に大きく影響します。普通教科の学習も含め、早い段階で自ら学ぶ習慣を身に付けてもらいたいと思います。

 三つ目は、部活動や資格取得です。昨年「卒業生に学ぶ」という進路行事で、電子機械科の卒業生が「会社が欲しいのは『頑張る』人材」という趣旨の話をしてくれました。大学進学にも通じることですが、自分が「頑張る」人材であることをアピールするには、高校3年間で実際に頑張った実績が必要です。部活動で活躍した、また、ジュニアマイスターや県知事表彰を貰えるような多くの資格を取得したという「実績」は、皆さんが進路先で「頑張る」人材であることを雄弁に物語ってくれます。

 以上3点お伝えしました。これをまとめると、3年間かけて、本校のファンになる、本校が好きになる、ということではないかと思います。三郷工業技術高校はみなさんの母校です。ぜひ、本校のことを「好き」になっていただきたいと思います。そのための支援は惜しみません。いっしょに頑張りましょう。

PTA・後援会 新旧理事会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本校3年目となりました。教科は国語でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 はじめに、平成31年度当初の人事異動でございますが、22名の教職員が転出し、23名の教職員を新たに迎えております。1名電気科の職員が、1年間ものつくり大学に長期研修に出ております。私をはじめ、教頭、事務長も引き続きお世話になります。

 お手元には参考として、今年度の学校経営方針を配付させていただきました。重点目標のキャッチフレーズとして、昨年度から「ビー・クリエイティブ」と掲げております。本来「創造的であれ」という意味ですが、今年度は「新しいことに挑戦しよう」と読み替えて、職員に示したところでございます。

 重点目標に係る主な取組としましては、新学習指導要領に対応した新しい教育課程を来年5月に県に提出することになっておりますので、今年度は学校を挙げて、これに取り組むこととしております。このほか、資料の下線部が新規の取組となります。新たな方針による部活動の活性化や、中学校や大学、企業等との連携の充実も課題と捉えております。

 さらに、創立40周年も5年後に迫ってきたということで、大きな記念事業については早めの検討が必要かと思いますので、ご意見をいただければと思います。

 さて、この後担当から説明もあるかと思いますが、保護者の皆様にご理解・ご協力をいただきたい案件がいくつかございますので、紹介させていただきます。

 一つ目は、学校の働き方改革についてでございます。お手元に「文部科学大臣メッセージ」を配付させていただきました。教職員の勤務は、ともすると早朝から遅くまで、超過勤務が常態化していた実態がございます。これにつきまして、国が本腰を入れて改善に乗り出しております。少なからず、保護者の皆様のご理解とご協力をいただくことがあろうかと思います。具体的には、部活動について新たな方針を作成しました。県立学校で共通の取組としましては、原則として週当たり2日以上の休養日、活動時間の目安は、平日は2時間、休業日は3時間などとなっております。また、「ふれあいデー」として、毎月21日を定時退庁とさせていただいているほか、今年度から、夏季休業中の8月11日(日)~16日(金)の期間を、学校閉庁日としてお休みとさせていただきます。学校の働き方改革の一環でございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

 二つ目は、県立高校における自動二輪車等の指導についてでございます。この4月から、県の要項の改正に伴い、免許の取得・購入・運転を希望する生徒及び保護者は、書面にて学校に届け出ることとなりました。高校生の命を守るという趣旨に変わりはありませんので、ご理解とご協力をお願いいたします。関連して、これは昨年度から条例が改正され、自転車損害賠償保険への加入義務化と、ヘルメットの着用促進が始まっております。特に保険については保護者の義務ということですので、今一度、ご確認をお願いいたします。実は昨年度も、1年生を中心に4月当初の自転車の事故が本当に多くございました。ご家庭におかれましても、ご指導くださいますようお願いいたします。

 三つめは、学校自己評価システムシートについてでございます。寺崎会長をはじめ、学校評価懇話会委員の皆様からご意見をいただき、お手元の資料のとおり作成させていただきました。今年度もいただいたご意見を踏まえ、新たなシートを作成させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 最後に、週刊誌の大学合格速報の記事を見ておりましたら、「早稲田大学1名」の欄に、「三郷工業技術」の文字を発見しました。情報技術科の卒業生ということでございます。本校から早稲田大学にも進学できるということで、大いにアピールしてまいりたいと思います。

 それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

対面式 校長あいさつ

 みなさん、こんにちは。

 今日は、対面式ということですので、本校の「団」についてお話ししたいと思います。

 1年生の皆さんは、本校の学校案内を見て、本校を選んでくれたと思いますが、学校案内の表紙には、「5科連ジャー」のイラストがあったと思います。

 本校の5つの学科が心を一つに協力し合って、課題解決に立ち向かうということで、情報電子科の課題研究では、実写版のプロモーションビデオまで作成してもらいました。

 しかし、実際には、クラスごとに縦割りで「団」を結成して、体育祭や文化祭など、様々な場面で切磋琢磨し、質を高めあっているというのが実情です。

 1年生の皆さんは、本校に入学したということは、それぞれの「団」のメンバーとなったということですので、自覚を新たにしていただきたいと思います。

 参考までに、昨年度の主な行事の結果を紹介したいと思います。

 6月の体育祭は、優勝は機械科2団、準優勝は機械科1団、3位は電気科4団でした。

 10月のたくみ祭のたくみ賞では、1位が情報電子科5団の2-5、2位が同じく情報電子科5団の3-5、3位が機械科1団の1-1でした。

 11月の強歩大会では、男子1位が情報電子科5団の1-5、2位が電気科4団の2-4、3位が情報技術科6団の2-6の生徒が、女子1位は機械科2団の1-2、2位は情報電子科5団の1-5、3位は同じく情報電子科5団の2-5の生徒がそれぞれ受賞し、大きなメダルを獲得しました。

 図書室における、図書の貸し出し冊数も、団別に集計してみました。昨年度は、1位が情報技術科6団で1,285冊、2位が情報電子科5団で966冊、3位が機械科1団で205冊との結果でした。

 他にも、すべての学科の1年生が共通して受検する計算技術検定の合格率という数字もあるようです。目標は「全員合格」ということですので、1年生の皆さんは、所属する団のためにも頑張っていただきたいと思います。

 ということで、本校の学校行事は、団対抗で大変盛り上がっています。日々のこうしたたゆみない研鑽が、いざというとき「5科連ジャー」となって、連携の成果を挙げるのではないかと思います。

 それでは、この後団紹介があります。大いに楽しんでください。以上で校長あいさつを終わります。

第35回入学式 式辞

 桜が咲き競い、若い命が躍動する季節が巡ってまいりました。この春のよき日に、PTA・後援会会長 寺崎 明子様をはじめ、多数のご来賓と保護者各位のご臨席を賜り、かくも盛大に入学式を挙行できますことは、本校関係者一同大きな喜びであります。ご臨席を賜りました皆様に厚く御礼申し上げます。

 ただ今、入学を許可いたしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、教職員を代表して、皆さんの入学を心から歓迎いたします。また、保護者の皆様におかれましても、お子様のご入学に対し、心よりお慶び申し上げます。

 本校は先端工業技術を学ぶことを目的として昭和60年に開校して以来、「正確に はやく 美しく」の校訓のもと、生徒たちの力を限界まで引き出し、健康で健全であることはもとより、創造性にあふれ、地域に貢献できる技術者を育成してまいりました。いよいよ本日、皆さんも本校の一員に加わりました。こうした伝統ある学校で学ぶことに誇りと責任を持ち、3年間の生活を送ってほしいと思います。

 さて、本校に入学する新入生の皆さんに、改めて、本校の校訓「正確に はやく 美しく」を紹介したいと思います。

 まず、「正確に」です。これは、コンピュータに由来しています。プログラミングでは、一文字でも間違っていると、正しく動きません。同様に、請け負った仕事を正確に仕上げる習慣が身についていなければ、社会人となったとき、信頼を得ることはできません。正確さで信頼される人材を育てたいという思いが、この「正確に」に込められています。

 次に、「はやく」です。これは、工業技術の進歩が極めて速い、という現状認識に由来しています。この変化の激しい社会の中で生き抜いていくためには、常に創意、発想は豊かに、そして実行は素早くという習慣を学校生活の中に取り入れて、身に付けさせることが必要である、という思いが「はやく」ということばに込められています。なお、この「はやく」には、常に5分前行動の精神で時間厳守、また提出物等の決まりもしっかり守らせたいという思いも含まれています。

 最後に、「美しく」です。これには二つの由来があります。一つは、工業製品は人の心をつかむ必要があり、そこには「美」がなければならない、ということです。本校は工業高校ですから、皆さんには授業を通して、メディアやプログラムを含めたさまざまな「ものづくり」を学んでもらいます。どのようなものであっても、皆さんがつくる「もの」の向こうに、その「もの」を使う「人」が、常に視野に入っている必要があります。人の心をつかむ「もの」は、「美しく」なければならない。言うことは簡単ですが、実際につくるのはやさしいことではありません。しかし本校の校訓「美しく」は、そこまで求めています。ぜひ、本校の3年間で「人の心をつかむ『もの』づくり」に挑戦していただきたいと思います。

 「美しく」のもう一つの由来は、初代校長の和泉 英夫先生が、当時日本一と言われていたある建設会社を訪れた際、現場が常に整理・美化が図られていたことに感銘を受けた、ということにあります。校訓の「美しく」は、ものづくりを学ぶ学校は、常に整理整頓が行き届き、美しく、結果として安全な場でなければならない、という思いも受けたものになっています。

 こうした校訓の精神は、時代を超え、先輩から後輩に受け継がれながら、在校生一人一人の中に、本当にしっかりと生き続けており、学校全体に「正確に はやく 美しく」が浸透し、校風となっていますので、皆さんも先輩に負けずに、学校生活のあらゆる場面で、この校訓を心掛けていただきたいと思います。

 最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、重ねてご入学のお慶びを申し上げます。お子様をここまで立派にお育てになったことに対し、心より敬意を表します。

 本日、大切なお子様を確かにお預かりいたしました。必ずや、まだあどけなさが残るお子様を、大人の若者へと成長させることをお約束します。ぜひ学校のことを百パーセント信頼していただくとともに、家庭と学校の風通しをよくしながら、お子様の成長に向け、一緒に取り組んでいきたいと思いますので、ご支援・ご協力をお願いいたします。

 それでは、3年後の卒業式の際、ここにいるすべての生徒・保護者の皆様が「三郷工業技術高校に来て本当によかった」と思っていただけることを心から願い、式辞とさせていただきます。

 

平成31年4月8日

埼玉県立三郷工業技術高等学校長

山本 康義

第1学期始業式 校長講話

 皆さん、おはようございます。春休みはいかがだったでしょうか。4月1日に新しい元号である「令和」の発表がありました。気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。

 今年の卒業生も、就職希望者全員が内定をいただくことができました。この内定をいただいた企業のホームページを一通り拝見して、気が付いたことがあります。

 大学生は自由応募制なので、多くの企業の求人に関するページは、主に大学生を対象につくられているのですが、高卒求人の中で、工業高校を卒業する生徒を特に求めているというメッセージを発信している企業が、意外と多いということです。ここからはあくまで想像ですが、その鍵は、普通高校と工業高校のカリキュラムの違いにあるのではないかと思います。

 普通高校のカリキュラムは「普通科」ですから、一般的にどのような進路にも対応できるようになっています。中学校卒業時に自分の進路が具体的に決まっていなくても、高校3年間でゆっくり考えることができるというメリットがあります。

 では、本校のような工業高校はどうでしょうか。本校は、学科別に生徒を募集していますので、普通科の高校生が高校3年間でゆっくり考えている進路について、実はみなさんは前倒しで、中学3年生のときに、ある程度絞り込んでいるということになります。進路選択を先取りしているということになります。

 次にカリキュラムです。普通科の高校は、5教科7科目の座学を中心に、幅広く授業を履修しています。それに対して皆さんは、年間およそ三分の一を、専門教科である工業の学習に費やしています。その中には、皆さんもご存知の通り、実習の授業が多く含まれています。この実習の授業を受けているかいないかが、企業の方が高校生を見るときの、ポイントの一つになっているのではないかと思います。

 実習は体験的な授業ということで、皆さん一人一人が手順をよく理解して、友だちと協力しながら取り組んでいきます。その体験で理解したこと、気づいたこと、発見した課題などは、毎回課されるレポートにまとめていきます。実はこの実習の持つプロセスが重要なのではないかと思います。

 実習の授業では、成果や課題をレポートにまとめることにより、知識・技能だけでなく、思考力・判断力・表現力を身に付けることができます。高校3年間で、実習を通して実際に体験的に学んだ経験がある人材と、そうでない人材には、この時点で大きな差がついていると考えます。

 これからの時代は、もののインターネット化、IoTが中心になると盛んに言われています。IoTが時代の主役となることは恐らく避けられないと思いますが、機械検査や機械保全、電気工事士等の資格を持って、ロボットなどの面倒を見るのは、間違いなく、高校時代に実習を経験している皆さんです。また、eコマースやフィンテックなど、インターネットが主役となる時代において、グラフィックやプログラムの面倒を見るのも、やはり高校時代に実習を経験している皆さんだと思います。

 令和の時代は三工技の時代です。ぜひ、自信をもって日々の授業に取り組んでいただきたいと思います。

 最後に、大学合格速報を伝える週刊誌の記事を見ていたら、早稲田大学1名の欄に、「三郷工業技術」の名前がありました。情報技術科の卒業生だということです。本校から早稲田大学にも進学することができます。ぜひ、皆さんも後に続いていただきたいと思います。頑張りましょう。以上で校長講話を終わります。

修了式 校長講話

 みなさん、おはようございます。平成30年度の修了式を迎えました。進級が決まった皆さんは、次の学年に向けて、決意を新たにしていることと思います。

 さて、先週は、それぞれの学年で、進路指導に係る学校行事が行われました。

 1年生は、14日に体育館でパネルディスカッションを聞いて、教室で「マイストレングスカード」を用いたワークに取り組みました。15日には、それぞれの希望に分かれて、職業体験授業と職業説明会を受講してもらいました。

 2年生は、14日に面接の基本指導のほか、就職希望者は文章の書き方、進学希望者は大学や専門学校の学校案内をそれぞれ受講してもらいました。15日には「企業見学会」ということで、県内の企業を中心に40社に分かれ、見学していただきました。

 それぞれの進路行事を体験した、皆さんの手ごたえはいかがだったでしょうか。

 校長先生は校務の都合もあり、今回はあまり見学することができませんでしたが、1年生の体育館で行われたパネルディスカッションは、直接聞くことができました。

 司会進行を務める方のほか、大学短大、専門学校、公務員・就職の担当者を外部からお招きし、座談会の形式でわかりやすい内容となっていました。中でも大学を担当されている方が、「社会が『大学生』に求める水準の人材を育成している」と話されていたところが大変印象に残りました。専門学校担当の方も、同様のお話をされていました。

 高校卒業後、どのような上級学校に進学したとしても、やがてはみな就職する。この当たり前の事実に、改めて気づかされた思いがいたしました。今年の卒業生も素晴らしい成果を残しており、県内に事業所を持つ企業から86名、東証一部などのいわゆる上場企業から27名が内定をいただきました。みな素晴らしい会社から内定をいただいています。進学を希望される皆さんは、高校卒業後のこうした状況を踏まえた上で、自分の夢をかなえるために進学するということになります。

 例えば、「学校の教員になりたい」という夢をかなえるためには、教員免許の取得が必要になり、大学へ進学する必要が出てきます。大学短大・専門学校とも、それ相応の学費がかかりますので、目的意識を明確に持つことが求められると思います。

 公務員・就職担当の方からは、「進学と就職の最も大きな違いは、進学はお金を払うが、就職はお金がもらえる点だ」という趣旨のお話がありました。仮に大学は4年間です。同じ4年間、進学すると学費を払い続け、就職すると給料をもらい続けることになります。こうした基本的な違いも、早い段階で押さえておく必要があります。

 ところで、今年の卒業生は11名が大学に進学しましたが、そのうち指定校推薦を利用した生徒はわずかに2名でした。進学を考えている皆さんは、ぜひ指定校推薦を検討してください。身近にあるチャンスにしっかり気づくことが大切であると思います。

 進学にせよ、就職にせよ、学校の成績を上げておくことがとても重要です。特に1年生から大学入試のルールが変わります。例えば希望する大学によっては、英語検定などの外部の資格を取得しておくことが必要になります。春休みも遊んでいる余裕はありません。基礎力診断テストも4月早々にありますので、学校の課題に取り組むなど、しっかり勉強に励んでいただきたいと思います。

 それでは4月、元気に始業式でお会いしましょう。以上で校長講話を終わります。

JICA 国際協力出前講座 校長挨拶及び講師紹介

 皆さん、おはようございます。

 先週末の卒業式では、円滑な式の進行にご協力いただきありがとうございました。おかげさまで、来賓の皆様からも「よい卒業式だった」とのお褒めのことばをいただくことができました。

 さて、本日は「JICA 国際協力出前講座」ということでお集まりいただきました。 みなさんは、「国際協力」ということについて、どのような関心をお持ちでしょうか。

 2年生の皆さんの中には、平成29年11月に本校を訪れた、台湾の国立羅東高級工業職業学校の皆さんとの交流事業に参加した方もいらっしゃると思います。本校に居ながらにして外国の生徒と交流ができる貴重な機会だったと思います。

 また、同じく平成29年度のことでしたが、機械研究部の全国大会の応援で、栃木県のツインリンクもてぎに行ったとき、やはり後輩の応援に駆けつけてくれた本校の卒業生と話をしました。彼は、現在勤めている仕事の関係で中国の天津に赴任していて、たまたま休暇で帰国していたので、後輩の応援に来た、とのことでした。本校の卒業生の中にも、海外勤務を経験しているOBがいることを知りました。

 実は、本日の出前講座は、埼玉県が主催する「持続可能な社会を生きるグローバル人材育成事業」の一環として行われます。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、地球規模の視野と課題意識を持ち、国際貢献意識やボランティアマインドの醸成を図ることをそのねらいとしています。

 本日は講師として、酒井学(さかい・まなぶ)様にお越しいただきました。

 それでは、酒井様の紹介をさせていただきます。

 酒井様はJICA、国際協力機構のシニア海外ボランティアとして活躍されています。派遣国はメキシコで、派遣期間は2015年10月から2017年10月まで約2年間、職種はTV設計エンジニアと伺っております。ホームページを拝見しましたが、受け入れ先はメキシコ州の教育省で、2年間で5つの大学に赴任され、学生に講義を行ったり、近くの企業で品質管理や生産性向上に係る指導を行ったりする活動をされたということです。

 本日は、メキシコでの貴重なご体験を中心に、皆さんの視野が広がり課題意識が高まるとともに、国際貢献意識やボランティアマインドが高まるようなお話を頂戴できるのではないかと期待しております。

 それでは酒井様、よろしくお願いいたします。

第32回卒業証書授与式 式辞

 永い冬も終わろうとしています。柔らかな春の日差しが感じられる季節となりました。この春の佳き日に、埼玉県議会議員 山下勝矢様、同じく埼玉県議会議員 美田宗亮様、三郷市教育委員会 中三川真弓様、本校PTA・後援会会長 寺﨑明子様をはじめ、多くの御来賓の皆様の御臨席を賜り、埼玉県立三郷工業技術高等学校第32回卒業証書授与式を、盛大かつ厳粛に挙行できますことは、本校にとりまして大きな喜びであります。

 ただ今、卒業証書を授与した211名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。所定の課程を修めて、本日こうして御卒業の日を迎えられたことに対して、心からお慶び申し上げます。

 みなさんは、「正確に はやく 美しく」の校訓のもと、「健康で健全な技術者を育成する」という教育目標に沿って、日々の学習や学校行事、部活動に取り組むとともに、工業高校ならではの資格取得に、かけがえのない青春時代を充実させるべく取り組んでまいりました。皆さんの努力により、今年度も埼玉県高校生専門資格等取得による県知事表彰者は133名となり、全国工業高等学校長協会からジュニアマイスターの称号を与えられた者も64名に達しました。表彰された皆さんをはじめ、3年間で多くの資格を取得された皆さんに、改めて敬意を表したいと思います。

 私は平成29年の4月に着任しましたので、卒業生の皆さんとは2年間、学校生活をともに過ごさせていただきました。沖縄の修学旅行のときから、この学年はしっかりしているという感想を持っていましたが、3年生になってからの活躍も目を見張るものがありました。全国大会で活躍した無線部、電子技術部、機械研究部、電子計算機部の皆さんをはじめ、どの部活動においても、輝かしい成果を収めてくれました。また、10月のたくみ祭では、体育館の大規模改修という「ピンチ」を、屋外ステージの設営と放送部による全館実況中継というアイデアで会場全体が盛り上がるという「チャンス」に転じてくれました。現在の落ち着いた中にも楽しさが溢れる本校の校風は、まさに卒業生の皆さんのリーダーシップによってつくっていただいたものと感謝しております。

 さて、これから皆さんは、新しい世界へと旅立っていきます。そこはすべてが順風満帆というわけではなく、幾多の試練が待ち構えていることと思います。卒業という門出にあたり、卒業生の皆さんに、本校の卒業生で、今年現役引退を発表したサッカー元日本代表の中澤佑二氏の著書『自分を動かす言葉』から、ことばを贈りたいと思います。

 少し長いのですが、引用したいと思います。

 「多くの人が、僕にも『お前には無理だよ』と言った。彼らは、君に成功してほしくないんだ。なぜなら、彼らは成功できなかったから。途中であきらめてしまったから。だから、君にもその夢をあきらめてほしいんだよ。不幸な人は不幸な人を友だちにしたいんだよ。決してあきらめては駄目だ。自分のまわりをエネルギーであふれたしっかりした考え方を持っている人で固めなさい。自分のまわりをプラス思考の人で固めなさい。」

 マジック・ジョンソンという、元NBAのバスケットボールプレイヤーのことばだということです。中澤氏は著書の中で、「このことばに自分の過去を見た」と語っています。

 皆さんもご存じのとおり、中澤氏は平成8年3月に本校を卒業後、単身ブラジルに渡り、帰国後本校のグラウンドで練習し、ヴェルディ川崎の練習生からスタートしてプロになり、日本代表としてワールドカップに出場するなど、輝かしい実績を残しています。本校在学中から、グラウンドを見つめる彼のまなざしには、ブラジルを経てプロのサッカー選手になり、ワールドカップに出場するという夢が見えていたということになります。

 さて、中澤氏にとってのブラジルは、卒業生の皆さんにとっては、それぞれの進学先や就職先ということになります。中澤氏がそうであったように、皆さんにも、その先の「夢」の形が、はっきりと見えていることと思います。

 中澤氏はこの著書の中で、自身が出会って力となった多くのことばを紹介していますが、私がこのマジック・ジョンソンのことばを選んだのは、「夢」を実現するためには、一人になること、孤独になることを恐れるな、という思いを伝えたいと思ったからです。「自分のまわりをプラス思考の人で固めなさい」というメッセージはとても重要です。皆さんはこれから、多くの人と出会うと思います。自分の「夢」を実現するという志をしっかり持って、時には孤独を受け入れたとしても、大切な人々との出会いを自分のものにしていただきたいと思います。

 次に、保護者の皆様に申し上げます。本日はお子様の晴れの卒業式、誠におめでとうございます。3年前の入学式では、中学生の面影のあったお子様は、かくも立派に成長されました。いよいよ本日をもって、お預かりした大切なお子様をお手元にお返しいたします。私たち教職員は、皆さまと手を携えて、お子様の教育に誠心誠意、全力で取り組んでまいりました。今日まで本校に賜りました保護者の皆様のご理解とご協力に対しまして、心より感謝申し上げます。

 結びに、本日御臨席を賜りました御来賓の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、本校に対し今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

PTA広報誌『さきがけ』第83号 校長あいさつ

 3年生の皆さん、そして3年生の保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 1月の中下旬には、3年間の工業高校における学びの集大成とも言える「課題研究発表会」が各科で催されました。

 18日の電気科の発表会では、イライラ棒や電車に関するものづくりのほか、自然エネルギーや微生物電池を利用した発電への取組が目を引きました。また、バッテリーカーの製作は、EVの普及という時代背景を反映した取組として注目を集めました。

 21日の情報電子科の発表会では、学校紹介PV制作班による「工業戦隊5科連ジャー」をモチーフとした動画制作のほか、DTP班による運動部冊子や文化祭パンフレット等の取組も質の高さを感じさせてくれました。

 24日の機械科・電子機械科の発表会では、機械科のボルトマンや電子機械科のドローンのほか、全国大会に参加した電子機械科の航空力学やLEGOなど、アクティブな取組も見られました。

 28日の情報技術科の発表会では、あえてパソコンを使わないという斬新な発想のイス製作のほか、シューティングゲームの作成では、完成度の高い作品に仕上げていました。

 前号の『さきがけ』第82号でも報告したとおり、今年度は特に工業系の部活動が各種全国大会等で優秀な成績を収めており、総じて中心となった3年生個々の高い技術力が反映された、素晴らしい発表会であったと思います。3年生の皆さんは、本校における「卒業研究」ともいうべきこの課題研究の成果をスタートラインとして、今後は、自らが選択した大学や専門学校、企業において、さらに技術を磨くとともに、高い成果を追求していただきたいと思います。

 ところで、2月6日付埼玉新聞にも掲載されましたが、4日(月)に、県の事業「学校地域WINWINプロジェクト」の一環として、越谷市のCSリレーションズの増田社長による1年生を対象とした講演会がありました。これから社会に出る3年生にも聞かせたい内容がたくさんありましたので、3年生へのはなむけの気持ちも込めて、いくつか紹介したいと思います。

 一つは、「大学生は遊ぶと聞いている。だから就職する自分は、この4年間懸命に働いて大卒に差をつける」という趣旨のことばです。増田氏は高校卒業後就職し、23歳で起業、26歳で再度起業し、現在の会社を立ち上げたということです。期限を切って全力で努力する、というところは、本校の卒業生で、今年現役引退を発表したサッカー元日本代表の中沢佑二選手にも通じるところがあると思います。中沢選手もその著書によりますと、高校卒業後ブラジルに留学し、22歳までにプロになると宣言して、親の理解を得たとありました。社会に出る皆さんにも、期限を切って全力を尽くすというスタンスをお勧めします。また、上級学校へ進む皆さんは、こうした気持ちを持って先に社会で活躍している同級生がいることを忘れずに、学業で成果を挙げていただきたいと思います。

 もう一つは、新聞にも掲載されましたが、「つまらない仕事はない。自分がつまらなくしている」ということばです。

 「仕事」とは、「人の役に立つこと」ですから、自分の好き・嫌いで選んで取り組むものではありません。多くの場合「やらなければならないこと」として、それぞれの前に現れるのだと思います。これにどう取り組むか。まず、目の前の仕事をどう捉えるか。ネガティブな感情が先に立ってしまうと、仕事がつまらないものになってしまいます。旺盛な好奇心を武器に、どう取り組んだら楽しく仕事ができるか、常に考える姿勢を持ちたいものです。

 3年生の皆さん。皆さんが実現したい「夢」は何でしょうか。この「卒業」という機会に、一度ことばにして、宣言してみてはいかがでしょうか。日本では古来「言霊」といって、ことばには魂が宿ると信じられてきました。「ことばにすると実現する」科学的根拠は乏しいのですが、往々にしてこうしたことはあるように思います。3年生の皆さんも、ぜひ、夢はことばにしてみてください。皆さんの成功を祈っています。

 結びに、寺崎明子PTA・後援会会長様をはじめ、特に卒業生のPTA理事様、会員の皆様には、昨年の各種研修会における発表のほか、3年間にわたって本校を支えてくださいましてありがとうございました。今後とも、本校の応援団として、お力添えを頂戴できると幸いでございます。

生徒会誌『ゆりのき』第31回 校長あいさつ

 『ゆりのき』第31回の発行、おめでとうございます。
 平成とともに発行回数を重ね、いよいよ平成最後の回となりました。

 さて、1月には、それぞれの学科で、課題研究発表会が開催されました。一通り拝見しましたが、どの学科も創意工夫に溢れた、素晴らしい発表会だったと思います。

 課題研究と言えば、今年度の本校の学校案内は、昨年度の情報電子科の課題研究で作成していただいたものでした。表紙の中央には、「Be creative!」のカラフルな文字が躍っています。「創造的であれ!」という意味だろうと思います。

 今年の情報電子科の課題研究では、外部講師の早川貴泰氏が講評を務められ、「『クリエイティブ』とは、新しいことに取り組むことだ」というお話をされました。

 この「クリエイティブ」という観点で平成30年度を振り返りますと、様々な場面で、果敢に「新しいこと」に挑戦する生徒の姿が見られました。

 第32回たくみ祭は10月27日(土)に一般公開が行われましたが、体育館の大規模改修という「ピンチ」を、新しい試みで屋外ステージを新設し、放送部が全館放送を行って校内全体を盛り上げるという「チャンス」に変えてくれました。1年1組は、初めてジェットコースターに挑戦し、安全第一で運行してくれました。

 文化部の活動も目を引きました。無線部、電子計算機部、機械研究部、電子技術部は全国大会に出場し、それぞれ優勝、5位、10位、16位など成果を挙げてくれました。中でもライントレースカーを得意とする電子技術部は、新たに取り組んだロボット相撲で見事、全国大会への出場を果たしました。

 合唱部はJCOMの取材で見せたダンスをはじめ、彦成中バザーで披露したギターの弾き語り、たくみ祭におけるミュージカル、年末の第九演奏会への参加と、次々と新しいことに取り組み、活動の場を広げてくれました。

 運動部も県大会常連の剣道部を筆頭に、ハンドボール部、硬式テニス部、陸上競技部、ラグビー部が県大会へ駒を進めてくれました。陸上部は新たに投擲への挑戦を始めました。今後の成果に大いに期待しています。

 新しいことに挑戦する生徒には、その生徒の挑戦を支え、支援する教職員がいます。変化が激しく、今後を見通すことが困難な時代だからこそ、日ごろから新しいことに挑戦する「クリエイティブ」な姿勢を、しっかりと身に付けていきたいと思います。