『てく☆すて』夏休み特集① 囲碁将棋部の岩月さん、佐賀総文で準優勝
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
2学期が始まりました。9月4日からは授業も通常の6時間。お昼の校内放送『てく☆すて』も再開です。9月の前半は夏休み中に活躍した人たちをフォーカスする「夏休み特集」をお届けする予定です。9月4日に行われた第1回目では、囲碁将棋部の岩月祐子さんの話題をお届けしました。
全国高等学校総合文化祭はさまざまな文化部が日本一を競う大会で、運動部でいえばインターハイに相当します。今年は九州の佐賀県で行われました。佐賀総文2019です。その佐賀総文の囲碁部門に1年6組の岩月さんが埼玉県の代表として出場。団体戦の部で見事準優勝を収めました。
総合文化祭は今回の佐賀が初めてという岩月さん。全国大会はどんな雰囲気だったか聞きました。
「佐賀の会場は体育館でした。結構広かったです。47都道府県の団体戦のチームが集まってすごく熱気がありました。」
囲碁部門は主将、副将、三将の3人でメンバーを組みます。対戦は各チームで主将同士、副将同士で対局し、勝ち数を競います。全国の各都道府県から1チーム、全部で47のチームが競い合います。決勝選に進むまでに6試合。これを2日間の日程で戦い抜かなければなりません。なかなかハードな戦いです。
埼玉県の代表を決める大会で、岩月さんは1年生ながら女子の部で優勝して全国大会の出場権を手に入れました。全国大会で個人戦の部で出場するか、団体戦の部で出場するかを選ぶことができます。個人戦の経験しかない岩月さんは団体戦の勝利を味わってみたいと考えて団体戦を選びました。
埼玉県チームは、主将が佐藤さん、副将が森さん、三将が岩月さんです。佐藤さんと森さんは3年生で、1年生は岩月さんひとりです。その埼玉県チームの戦いぶりを聞きました。
「1回戦目から6回戦目まで主将も副将も頑張って戦ってくれて、何とか5回戦目まで勝ち越すことが出来ました。決勝で負けたのは悔しいけど団体戦で皆と対局できたのは良かったです。」
決勝は残念ながら2対1で敗退ですが、この1勝は岩月さんがもぎ取りました。岩月さんは佐賀大会の対局では全戦全勝でした。
全国大会というステージでも勝ち続けた岩月さんですが、最も印象に残っている対局はどんなものだったのか教えてもらいました。
「5回戦目の京都の人との対局が印象に残っています。普通は主将と副将が男子で三将が女子という組み合わせが多いのですが、京都のチームは副将が女子で、主将、三将が男子という構成だったので、男子の選手と対局することになりました。その人の棋風は自分の棋風と似ていてやりにくかったです。相手の人も強くてギリギリで勝てました。」
珍しいチーム構成の人たちと当たったらそれは緊張しますよね。岩月さんのいう「棋風」というのは囲碁や将棋などで対局するときの、その人の戦い方の雰囲気やスタイルのことです。岩月さんはとにかく囲い込む「攻めの囲碁」を得意としているそうです。
惜しくも準優勝だった結果についての感想を聞いてみました。
「佐賀は自分の今通っている碁会場の先生の出身地です。全勝して、みんなで優勝して、いい結果を報告したいと思っていたのですが、準優勝だったので悔しいです。」
全国大会初出場で、しかも1年生で準優勝というのは凄い結果だと思いますが、それでは満足できない岩月さんでした。これからの活躍にも目が離せませんね。
今回は全国大会に出場した岩月さんの話題をお届けしました。次回の放送では夏休み特集第二弾をお届けします。
剣道部の夏に密着します。お楽しみ。
( 1年 木村莉来/写真提供:囲碁将棋部 )