放送部活動記録

部活を頑張る1年生② 公式戦出場を果たしたハンドボール部

みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。

 

新入生は例年であればGWまでには入部する部活を決めて、夏休みを通して部活ライフを満喫します。ところが今年はコロナ禍の影響で1年生が入部する部活が最終的に確定したのは7月末になりました。夏休みから部活にかかわり始めた1年生も少なくありません。それから2カ月が過ぎて、最近では様々な部活の中で1年生の活躍がみられるようになりました。放送部では、何回かにわたって部活で頑張る1年生をフォーカスすることにしました。今回はその2回目、ハンドボール部で頑張る1年生の話題をお届けします。

 

  

 

ハンドボール部は2年生4人、1年生5人の計9人で活動しています。練習場所は主に体育館わきのハンドボールコートです。毎日放課後になるとハンドボールコートから賑やかな声が聞こえてきます。シュートがゴールに決まった時の歓声や、失敗したときの激励の声。仲間を励ましあう大きな声が昇降口まで響いてきます。

しかし、去年までのハンドボール部はこんなに賑やかではありませんでした。部員は当時の1年生が2人きり。大会にも人数が足りなくて単独チームでは出場できない状態でした。それが、なぜ、こんなにも賑やかで活発になったのでしょうか? それには、1年生の藤原翔くんが大きく関わっています。

藤原君は小学生のころからハンドボールをやっていて、とにかくハンドボールが大好き。普段の練習も一生懸命です。ところが高校に入ってハンドボール部に入部してみると部員が少なくて大会に出られない。そこで彼は、同じクラスの仲間に声をかけました。藤原君の期待に応えて、新たに3人がハンドボール部に入部しました。みんなハンドボールは初めての初心者です。藤原君の熱い想いが彼らを引き寄せたと思います。

藤原君に勧誘されてハンドボール部に入った奥田君は「最初は軽いノリで誘ってきたんですが、試合に出るには人数が足りないという事情があったようです。試合にはどうしても出たい、だからぜひハンドボール部に入ってほしいと言われて、石原と遠藤と俺が入ろうってことになりました。」と話してくれました。

 

  

 

藤原君に声をかけられて入部した3名、その外にも1年生の新入部員があり、さらに2年生でも新たな入部希望者が現れて、8月には無事に公式戦に出場することができました。対戦相手は熊谷高校でした。初心者が多い三工技ハンドボール部は試合には負けたものの失点を21点に抑えます。これには顧問の黒川先生も驚いていて、「力の差を考えると30点以上取られてしまうのではないかと思っていたので驚きました。よく抑えたと思います」と仰っていました。というのも、三工技のキーパーを務めた遠藤君と石原君は2人とも1年生の初心者です。公式戦どころかハンドボールの試合そのものが初めて。これは凄いです。黒川先生も今後が楽しみと仰っていました。

 

藤原君にこれからの目標を聞きました。「今では普通に1勝できれば、このチームではいいほうかなって僕らは考えています。」やる気に溢れて止まることを知らないハンドボール部! ハンドボール部が県大まで勝ち進むことを祈っています! 頑張れ!!ハンドボール部!!

 

( 1年 宮島 遼司 )

 

※この話題は9月17日(木)のお昼の校内放送『てく☆すて』で取り上げました。