高校放送コンクールレポート
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
放送部ではお昼の校内放送『てく☆すて』などで三工技の部活動の大会での活躍などをお伝えしてきましたが、実は私たち放送部にも大会があるのです。第39回埼玉県高校放送コンクールは11月17日(日)埼玉会館小ホールを会場にして行われました。県内で活動する放送部が集まりました。参加学校数は39校。アナウンス部門、朗読部門、オーディオピクチャー部門、ビデオメッセージ部門の4つの部門で発表が行われました。11月20日(水)放送の『てく☆すて』では高校放送コンクールレポートをお届けしました。
今回のコンクールでは、アナウンス部門に77人中20人が、朗読部門に115人中30人が、オーディオピクチャー部門に11作品中6作品が、ビデオメッセージ部門に27作品中12作品が予選を突破して大会で発表を行いました。
高校放送コンクールは各校で放送部に所属する放送部員たちが運営する手作りの大会です。参加校から選出された生徒実行委員が司会進行や舞台運営、映像記録の撮影その他のあらゆる仕事をしています。三郷工業からは2年生の釜島くんと1年生の山賀くんが実行委員会に参加しました。釜島くんに実行員の仕事について話してもらいました。
昨年に続いて2年間生徒実行委員をやらせていただきました。担当した仕事は、昨年も今年も進行係です。進行係の仕事は、司会進行や審査員の誘導や出演者の誘導、舞台準備などです。コンクールのステージ進行にかかわる仕事全般が担当になります。そのほかにも受付やドア係など大会会場全般の業務を担当する運営係やVMやAPの機材の設営と運用を担当したり、複数のビデオカメラで会場の様子を記録する記録係に業務が分担されています。私が実行委員の仕事をして学んだことは、報告、連絡、相談の重要性です。例えば、審査員誘導の人から連絡が来なければ発表が出来ません。舞台の準備が完了しなければそもそも舞台の発表が出来ません。ステージ全体がスムーズに進行していくためには各自が自分のことだけ考えていてはダメなわけです。そのほかにも他校の生徒と舞台を作っていくのはいい経験になりました。他の学校の情報が聞けてとても楽しかったです。
三郷工業高校放送部からは、今回のコンクールでは朗読部門に6人がエントリーしました。みんなで一冊の本を選んでそれぞれが感動した部分を読みました。選んだ本は額賀澪の『風に恋う』という本です。
コンクールの朗読部門では著者が埼玉県とかかわりがある人だったり、物語の舞台が埼玉県だったりというように埼玉とのかかわりがある作品を選ぶという規定があります。今回の本の選定にあたっては図書館の司書の尾澤先生に相談したところ、この本を紹介してもらいました。
高校の吹奏楽部の活躍を描いた部活小説です。著者の額賀澪さんはこの本の執筆に当たって「埼玉県立越谷北高校を取材したことが、物語の方向性を決定づけることになりました」とコメントしています。この物語が生み出された背景に埼玉県の高校生の活躍がありました。埼玉県とのかかわりが深く、文化部で活動する私たちにとって共感できる部分の多い作品なのでコンクールで読むのにいい本だと思ったのでこの本を選びました。
朗読部門には全県で115人のエントリーがあり、その中で本校からは1年6組の滝澤颯太くんが予選を突破して大会で発表しました。上位入賞は果たせませんでしたが、上手な発表でした。今までの練習の成果が十分に発揮できていたと思います。
滝澤くんのコメントです・・・・・・
朗読部門の発表者はほとんどが女子だったのでステージ上で整列して発表を待つ間は緊張しました。発表の時も客席で聞いている人たちを意識する余裕はありませんでしたが、読むスピードには注意しました。発表前の練習では速すぎたので、落ち着いてゆっくり読むように心がけました。読み始めは緊張してなかなか調子が出ませんでしたが、読み進めるうちに練習の時の調子が戻ってきてなんとか納得できる読み方が出来たと思います。特に後半の「たまらなく楽しかった」という部分には思い入れがあったので、自分が表現したいように読めて良かったです。この部分は専門審査員の先生にも好意的なコメントをいただけたことが嬉しかったです。県の大会のステージに立てて学んだことがたくさんあります。これからも頑張っていきたいです。
私たち放送部にとって次の大きな大会は来年の5月に地区予選が行われる高校放送コンテストです。次回も頑張りたいと思います。
( 1年 目黒 彩夏 )