放送部活動記録

体育館が使えない・・・!!

みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。

三郷工業技術高校では、只今体育館の改修工事が行われています。工期は約半年。築30年を超える建物が全面改修されて新しく生まれ変わります。完成が楽しみですね。ところで工事の期間中は体育館は全面閉鎖です。学校行事で体育館を使うことはできませんし、体育教官室も使用できないので体育科の先生方も大変です。そして体育館で活動していた部活は新しい練習場所を探さなくてはならなくなりました。9月14日のお昼の校内放送「てくすて」では、体育館が使えなくなった体育館部活の話題をお届けしました。

体育館を主な活動場所にしているのはバスケット部、バレーボール部、バドミントン部、卓球部、剣道部そして柔道部です。今回はバレー部とバドミントン部の人たちに話を聞きました。

夏休み中に吉川旭地区文化センターで練習しているバレー部を訪ねました。吉川旭地区センターは吉川市の北の端にあります。三郷工業技術高校からは吉川市を南から北に縦断していきます。自転車で約1時間かかりました。


  

部長の山田和昌くんは遠い体育館を借りてやっているので少し大変」「体育館は学校よりも少し小さいけれどもそれなりにみんな頑張っている」といいます。学校から離れているこの体育館に部員の皆さんは自動車で家の人に送ってもらったり、電車やバス等の公共交通機関を利用して通っているそうです。練習に使う道具も預かってもらうことはできないので、部員たちで分担して運搬しています。


  

バレー部顧問の金子先生に練習環境に変化によって指導面でどういうところが変わったのか聞きました。旭地区センターの体育館は学校の体育館よりも空調設備が充実していて練習も快適に出来るという側面はあるものの、部員たちの様子については体育館が変わったことで緊張しているのかなと私から見てとれる」そうです。当然ながら練習時間の制約も増えて、この夏休みの練習は例年を下回りました。「非常に不便と感じつつも今まで恵まれた環境でバレーをやらせていただいていたんだなと実感しています」と話してくれました。

  

彦成地区センターの体育館で練習しているバドミントン部を訪ねました。彦成地区センターは学校から見るとスーパービバホームの向こう側にあります。自転車で30分くらいかかりました。


  

1年生の高木直弥くんに話を聞きました。高木君は練習場所まで自転車出来ていました。家から学校までとだいたい同じくらいの時間で来られるそうです。彦成地区センターの体育館は扇風機があっていいけれどコートが1面か2面しか取れません。学校の体育館の半分なのでやはり手狭だと話してくれました。


  

バドミントン部顧問の秋元先生は「例えば今日なんかは2面で練習していますが、ダブルスで入っても8人しか入れません。部員はどのぐらい集まるかとかはそのときそのとき違いますからホントにもう出たとこ勝負でいつもやっています。1面しか張れなかった時に16人集まる日もあって、なるべく全員が球を打てるようにその場で考えて指導しています。」と話してくれました。その場で臨機応変に対応しているのがすごいですね。

  

運動部は秋の大会のシーズンを迎えています。体育館が使えなくなった部活も練習試合を増やすなどの工夫でハンデを補う工夫をしているようです。バレー部の山田君は先日行われた高体連の技術講習会で高い評価を受けました。バドミントン部は新人大会では団体戦で東部地区ベスト12にくい込んでいます。体育館で活動する部活はいろいろ大変だと思いますが、是非とも逆境を乗り越えて頑張ってください。
( 1年 釜島 睦 )