放送部活動記録

電子技術部、立花小学校のプログラミング授業をアシスト

みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
先週は3者面談週間で午前中授業でした。お昼の校内放送「てく☆すて」も1週間お休みでしたが、今日から放送再開です。10日ぶりの放送になった今回は、電子技術部の活躍に迫りました!!

6月17日(土)三郷市立立花小学校で埼玉工業大学の石原敦教授が小学校6年生の児童たちにロボットを使ったプログラミングの授業を行いました。大学生たちに交じって、本校電子技術部のロボットチーム9人がアシスタントとして参加しました。

  

今回の研究授業は3年後の平成32年度から小学校でプログラミングの授業が必修になることを受けて、その授業法を研究することを目的にしています。プログラミングの授業にロボットを活用することによってものづくりの要素を盛り込んで子供たちの興味関心を呼び覚ますとともに、子供たちにとってお兄さんのようにかかわることができる高校生が先生と児童の間に入ることによって、授業を楽しくするという狙いもあります。授業では小学生2人を1人の高校生が受け持ち、その高校生が大学生をサポートするという形が採られました。小型自動車仕様のロボットカーを組み立てて、それを動かすためのプログラムを作り、最後にレース大会を行いました。子供たちは大喜びでした。

授業を行った石原教授にコメントをいただきました・・・・・

「小学生にプログラミングの授業を行う場合に大切なことは、コンピュータやロボット、ものづくりを好きになってもらうこと、興味を持ってもらうことです。今回授業を行ったのは普通の小学校6年生のクラスで、パソコンが好きな子もいればそうでない子もいる。希望者を募ったわけではなく、興味のある子を集めて授業をしたわけではありません。実施に授業前に行ったアンケートでは、特に興味はない、関心はないと回答した子供たちが少なくありませんでした。それが授業が終わった後はみんなとても満足してくれました。子供たちから高い評価をいただいたといっていいと思います。高校生のみんなはいい仕事をしてくれました。自信をもって、これからも技術の研鑽に励んでください。」

  

子供たちに本当に「面白い」と感じてもらうためには、むやみに内容のレベルを下げるべきではないと石原教授はおっしゃいます。実際にロボット作りやプログラミングは小学生にとって簡単な内容ではなかったようです。

アシスタントを務めた電子機械科2年の中島君は・・・・
「今日は日本語でプログラミングができるように石原先生が改良したソフトを使ったのですが、小学生にはローマ字入力が難しかったようです。『ストップ』というコマンドがうまく入力できなくて困ってました。」

ロボットがうまく機能しないということもあったようです。同じくアシスタントを務めた電子機械科2年の寺崎くんは・・・・
「10台以上のロボットを無線で制御するので、信号の混信を避けるためにBluetoothを使ったのですが、トラブルが多かったですね。モーターの制御も簡単じゃなかった。」

いろいろ苦労があったようですが、最後はみんな大満足だったようです。同じくアシスタントを担当した情報技術科2年の太田くんは・・・・
「僕が担当した2人のうち1人はロボットが好きな子で、の見込みも早かったのですが、もう1人のほうの子はそうでもなくて、パソコンを前にしても面倒くさがってなかなか集中できなかったのですが、ロボット好きな子も手伝ってくれていろいろ出来るようになってくると楽しくなってきたみたいです。最後に行われたレースでは最初に嫌がっていたその子が素晴らしいセンスを発揮してダントツンの1位になりました。興味を持ってもらえて本当によかったです。」

  

ものづくりに興味を持つ子がまた増えたようです。
電子技術部のみなさん、おつかれさまでした。