放送部活動記録

ものづくりの楽しみ~ワイヤレスレシーバー保護器の製作~

みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。

 

他校の場合もそうだと思いますが、様々な工夫を凝らしてトラブルを解消するのは放送部活動の楽しみの一つです。


三郷工業技術高校では6月1日に体育祭が行われました。放送業務は私たち放送部の担当ですが、本校のグラウンドには屋外放送設備がありません。そのため、体育祭の時にはグラウンドに放送設備を設営します。

 

屋内用の機材を屋外に持ち出すので気を遣うのですが、中でもワイヤレスマイクの受信機には手を焼きます。強い日差しに晒されると動作不良を起こすことが少なくありません。フィールド内でスターターのマイクが突然聞こえなくなってしまったというような事故もありました。機材にタオルを掛けたり、日陰に置くなどしてきましたが、心もとない限りです。


  

機材を日差しから守る手立てを考えながら体育祭の準備をしていた時にひらめいたのが発泡スチロール製の保護器の製作です。材料は放送室のあった厚さ3センチの発泡スチロールの板。昔、先輩たちが文化祭でパネルを作った時に購入したものです。発泡スチロールですが、厚みがあるのでそれなりに強度があります。

 

板を適当な大きさに切ってボンドとガムテープで繋いでカタカナのコの字型にしました。それをワイヤレス受信機の上にかぶせます。発泡スチロールに含まれる空気の層が断熱の働きをします。さらに外側に銀色のガムテープを張って紫外線を反射させるようにしました。


  
 

材料が発泡スチロールなので加工が簡単。定規とカッターナイフを使って数時間で出来上がりました。表面もピカピカで見栄えもなかなかです。さっそく体育祭で使ってみました。今年はワイヤレスマイクのトラブルはなく、絶好調でした。やったね!!