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三工技、今年の就職戦線は?!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部3年、釜島睦です。10月16日から高校生の就職試験が解禁されました。今年は新型コロナウイルスにより、いつもの年よりも1か月遅れての解禁です。コロナの影響で求人を控えている会社が多いとも言われており、私たち3年生には厳しい状況になりました。高校生採用試験解禁から1か月、就職を希望する生徒のほとんどが1回目の受験を終えたころ、11月19日放送の『てく☆すて』では今年の三工技就職戦線をレポートしました。
今年はコロナの影響で多くの企業が求人に対して慎重な態度をとっていると聞いています。今年の求人票の解禁は7月1日でした。今年の様子について、進路指導主事の江本先生に伺いました。
「企業から贈っていただいた求人票の数は去年とあまり変わりません。会社の数でいうと1355社くらい、求人件数でいうと1900件くらいいただいています。でも去年でいえば1枚の求人票に求人数が5人とか10人とか出ていたのが今年はほとんど一桁です。だから企業で採用しようとしている人の数はかなり減っているんだよね」
1回目の受験で内定をいただいた生徒の割合を聞きました。
「今年は1回目の受験で内定をいただいた生徒は75%ぐらい。4分の1の生徒は残念ながら合格できませんでした。人数でいうと合格が90人くらいで不合格が30人くらい。」
去年に比べると合格率が1割減だそうです。やっぱり大変な就職試験だったんですね。
今年は求人が減る中で、自分が希望していた会社や職種の求人が無くて苦労した人がたくさんいました。バレー部のキャプテンだった柴﨑弘太朗くんもその1人です。求人票が解禁になって間もない7月8日にNHKで放送された「首都圏ネットワーク」という番組で本校の状況が取り上げられました。そのときにインタビューを受けた柴崎くんは「自分が希望していた会社の求人がなくて頭が真っ白になった」と話していました。その後、同じ業種の企業を受験して内定をもらうことが出来ました。柴崎くんに聞きました。
「やっぱり機械のメンテナンスの仕事がしたかったので、もともと希望していた会社の求人が無くなってしまった後、進路の先生と相談していろいろな会社を探しました。今回内定をいただいたのは水道などのメンテナンス業務を行う会社です。現場にも見学に行って仕事の内容も説明してもらいました。ここなら頑張れるし社会に貢献できると思ったので、内定がいただけてよかったです。」
柴崎くんから後輩たちに、進路活動を行うにあたってのアドバイスをもらいました。
「2年生は、来年私たちと同じように苦労しなければならないと思います。面接練習は大事です。部活に入っている人は顧問の先生にどんどん相談した方がいいです。模擬面接はたくさんやった方がいいですが、自分の専門と関わりの深い会社を受験する場合は自分の学科の先生にも面接練習を見てもらった方がいいと思います。」
柴崎くん、ありがとうございました。1年生や2年生のみなさん、頑張ってくださいね。3年生でまだ内定をもらえていない皆さんも最後まで諦めないで頑張ってください。
( 3年 釜島 睦 )
追記:この後2社目、3社目にチャレンジした3年生もほとんどが無事内定をいただくことが出来ました。何事も最後まで諦めないで頑張ろう。放送部でした・・・・