放送部活動記録

気になる部活④ 三工技のアートな人たち

みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。

秋ですね。食欲の秋、スポーツの秋、そして芸術の秋です。本校には絵を描くことを活動の中心にしている部活が2つあります。美術部と映像技術部イラスト班です。同じ絵を描くといっても考え方や活動形態には違いがあります。それぞれがそれぞれのやり方で活動しています。1128日(木)のお昼の校内放送『てく☆すて』では気になる部活特集④、三工技のアートな人々、美術部と映像技術部イラスト班の活躍の様子をお届けしました。

美術部は習熟室を活動場所にして週3日、火曜日、水曜日、金曜日の放課後に活動しています。部員数は約10名。基本的に自分たちが描きたいものを描くという方針で活動しています。2カ月に1回、作品を提出することになっています。文化祭では作品展を行いました。

  

三年生の松丸くんはアクティブな部員の一人です。副部長を務めています。松丸くんは画用紙にシャープペンシルを使ってモノクロの絵を描きます。特撮映画が好きで、ロボットなどを描くことが多いそうです。私たちが活動場所にお邪魔した時はちょうど作品制作中でした。

いま制作している作品について聞くと、『今描いている作品については、まだ頭の部分だけなんですけど、めっちゃ細かく描いているので、頭の途中部分だけなのに、今のところ合計5時間以上かかってるんですよね。なのでこのペースで行くと全体を仕上げるのに50時間以上はかかりそうなんですよね。』と話してくれました。

  

絵を描くときに大事なことは何か聞くと、『僕が絵を描くにあたって大事だと思っていることは、技術的側面についていえばバランスよく描くことだと思うんですよね。そして個人個人の価値観とかそういう側面で言えば、やはり自分で好きなものを書くべきかなと思います。まぁ特にそれが版権のものしかり、オリジナルのものしかり、やはり何事であれ自分で好きなものを描くことにつきるかなと、僕は思います。』と答えてくれました。

美術部の皆さんの作品は習熟室前に展示されています。みなさん是非見に行ってください。

も一つのアートな部活、映像技術部は情報電子科のCG実習室で活動しています。動画の制作を中心に活動している映像班と、主にイラスト作成を行っているイラスト班に分かれて活動しています。イラスト班の活動について、1年生の荻野さんに聞くと、『映像技術部は基本毎日活動しています。イラスト班は風景を描いているときもありますが、ほとんどの時は人物を描いています。最近は6頭身と8頭身を描き分けたり、服をちゃんと考えて描いたりしています。先生に自分の描いたイラストを持って行ってアドバイスをもらって改善します。例えば骨格を意識するといいとか、喜怒哀楽をはっきりさせるなどです。』と答えてくれました。

  

映像技術部イラスト班では毎年、文化祭で大きな絵を展示しています。今年の作品の内、青色の市松模様の絵は一年生が制作しました。この絵の制作に参加した人に話を聞きました。原画を担当した近藤さんにどのようにして原画が決まった聞くと、『原画のアイディアは3枚ぐらいあったんですけど、どれも一般の方に見せるとなると雰囲気がどれも暗くて困っていたら、河住先生に背景の市松模様の案をいただいたので、それをもとに看板の絵を描いて今のに落ち着いた感じです。』様々な試行錯誤の上で決まったそうです。次に、近藤さんが描いた原画を元に製作を行った野上さんに苦労したことを聞くと、『一週間よる8時ごろまで残って作製したことや、背景の市松模様を三日間かけて描いたり、普段使わないペンキを使って大きい板に塗るのが大変でした。』と話してくれました。

イラスト班のみなさんはとても楽しそうに活動していました。これからも頑張ってください!

  

今回は美術部と映像技術部イラスト班のみなさんに話を聞きました。取材に協力していただきありがとうございました!

( 3年 番沢 陽向 )