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埼玉県ネットトラブル注意報 第11号
埼玉県より、児童生徒のネットトラブル防止のため「ネットトラブル注意報」が配布されました。
今回の注意報は【ネガティブな投稿の危険性】です。
今の自分の気持ちを気軽に投稿できるSNSなどのサービス上には、ネガティブな感情を書き込む人も多くいます。ストレス発散や、誰かに共感してもらいたいという目的で書き込んでいるものだと思われますが、このような投稿をきっかけにトラブルに巻き込まれてしまうケースもあります。
こんな投稿をすると、悪意のある人物が近づいてきます
ネガティブな投稿の中でも特に危険なのが、家出願望の投稿です。家族とけんかしたり、嫌なことがあったりしたとき、ネガティブな感情にまかせて「家出したい」といった書き込みをすると、すぐに知らない人たちからメッセージが届きます。インターネット上には、わいせつ行為などを目的に、家出願望を投稿している未成年者がいないか探している、悪意のある人がたくさんいて、実際に家出願望が投稿されると、心配しているふりをしてメッセージを送るのです。
気分が落ち込んでいるときにやさしい言葉をかけられると、自分のことを気にかけてくれるいい人だと錯覚しやすいものです。実際に、相手のことを信用して会いにいき、性的被害を受けたり誘拐されたりした事件がたびたび発生しています。
インターネット上のやりとりだけでは、相手がどんな人かわかりません
SNSなどを使っていると、面識のない人と知り合うことがあります。共通の趣味の話題で盛り上が
ったり、友だちには言いづらい悩みを相談したりするうちに、そうした相手と仲良くなった経験がある人も、みなさんの中にいるかもしれません。
しかし、インターネット上のやりとりで仲良くなったからといって、実際に会うのはとても危険です。
インターネット上のやりとりは、顔の見えない相手との文字でのやりとりです。そのため、年齢や性別、顔写真などのプロフィールを簡単に偽ることができますし、上で紹介したように、わいせつ行為などを目的とした悪意のある人がいい人のふりをしている可能性もあります。
ネガティブな投稿をすると、わいせつ行為や誘拐などを目的とした悪意のある人が近づいてくる可能性があることを頭に入れておいてください。また、例え仲良くなったとしても、インターネット上で知り合った人とは絶対に会わないようにしましょう。