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埼玉県ネットトラブル注意報 第10号
埼玉県より、児童生徒のネットトラブル防止のため「ネットトラブル注意報」が配布されました。
今回の注意報は【こんなメールは要注意!】です。
スマートフォンなどを使っていると、さまざまなメールが送られてきますが、中には個人情報をだましとることなどを目的とした危険なメールもあります。被害にあわないために、その手口と対処法をしっかりおさえておきましょう。
危険なメールによる手口
危険なメールの手口としてよく見られるのが、実在する企業等になりすまして不安をあおるようなメッセージを送り、偽サイトに誘導して個人情報を入力させるというものです。
差出人:“ ◆◆◆◆ ”<××××@ ◆◆◆◆ .com>
件名:<緊急! ◆◆◆◆ 重要なお知らせ>
こんにちは
アカウントで異常な動作が検出されたため、お客様の資産への損害を防ぐためにアカウントを
ロックします。ご不便をおかけして申し訳ございません。
できるだけ早くアカウントを復元するために、下のリンクをクリックして公式サイトに入り、
画面の指示に従ってください。
https://××××/ ◆◆◆◆
「◆◆◆◆」の部分には、携帯電話事業者や宅配業者、ゲーム会社など、実在する企業等に似せた名前が使われています。
(注意) このURLリンクをクリックすると、本物そっくりの偽サイトが開かれ、個人情報を入力するよう求められます。
他にもよく見られる危険なメールの手口としては、流出した個人情報を使って受信者の知り合いになりすまし、添付ファイルを開くよう誘導して、開いた機器をウイルス感染させるといったものがあげられます。
被害を防ぐための対処法
危険なメールによる被害を防ぐためには、スマートフォンなどのインターネット機器にウイルス対策ソフトやフィルタリングサービスを導入する必要があります。
加えて、自身でも以下のような点に気をつけてください。
◆不審なメール、及びメールに添付されたファイルは開かずに削除する。
◆あやしいメールを受信した場合は、文面の一部をインターネットで検索して、被害報告がないか
確認する。
◆不安をあおるようなメッセージが送られてきても決してあわてず、まずはそのサービス等を利用
したことがあるか冷静に考え、利用した覚えがない場合はメールを削除する。利用した覚えがあ
っても、URLリンクや添付ファイルは絶対に開かず、公式サイトに問い合わせて、本物かどうか
確認する。
ウイルス対策ソフトやフィルタリングサービスの導入に加えて、自身でできる対処法を実践してください。