日誌

第2回体験入学 校長あいさつ

 みなさんこんにちは。本日はお忙しい中、本校の第2回体験入学にご参加くださいまして、まことにありがとうございます。私は、校長の山本でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 お手元の学校案内をもとに、本校の概要につきましてお話させていただきます。恐れ入りますが、おめくりいただきまして、1ページ、2ページをご覧いただければと存じます。

 本校は先端工業技術を学ぶことを目的として、昭和60年に開校し、今年で創立33周年を迎える、県内で最も新しい工業高校でございます。元サッカー日本代表の中澤佑二選手は、本校の卒業でございます。

 校訓は「正確に、はやく、美しく」です。

 信頼されるためには、仕事は正確でなければなりません。また、工業技術の進歩はとてもはやいため、常に創意工夫を心がけることが必要です。さらに、工業製品は美しくなければならず、それらを生み出すものづくりの現場も、常に整理整頓が行き届いていることが求められています。本校の校訓は、先端技術に携わる工業技術人を育成する上で心がけたい点をまとめたものとなっております。

 本校には基幹的な学科として、機械科と電気科、先進的な学科として、電子機械科、情報電子科、情報技術科の、あわせて五つの学科がございますが、いずれの学科におきましても、この「校訓」のもと、座学や実習、課題研究などの「知識と技術」を身に付けさせる教育を通じて、先端技術に携わる人としての「心」を育んでおります。

 それでは、本校の特色を、大きく三点申し上げます。

 一点目は、進学・就職の夢を実現できる学校であるということです。進路希望に合わせた選択科目により、進学にも就職にも対応しています。進学では東京電機大学をはじめ、多くの大学に進学しております。就職では、今年も求人件数は1500件を超えており、就職希望者一人当たり10件を超える求人がございます。トヨタ自動車や本田技研工業など、多くの企業に就職しています。

 二点目は、豊かな人間性を育むことができる学校であるということです。運動部13、文化部15の計28の部活動があり、1年生は全員加入となっており、それぞれ成果を上げております。また、三郷市商工会や中川下水道事務所との産学連携プロジェクトや、イオンレイクタウンにおける埼玉県フェアへの参加など、地域連携事業への参加をとおして、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度の育成に努めております。

 三点目は、多くの国家資格が取得できる学校であるということです。各学科とも、学科の授業を通して身に付けた技術を、資格という目に見える形で残すことができます。また、取得した資格により、卒業時には多くの生徒が全国ジュニアマイスター顕彰や、埼玉県高校生資格等知事表彰を受賞し、自信をもって次の進路先に進んでおります。

 本日はこの後、ご希望の学科に分かれて、実際に本校の実習の授業を体験していただきます。みなさんの間違いのない高校選択のお役に立てれば幸いでございます。それでは、どうぞよろしくお願いいたします。