日誌

1学期終業式(7/18)

7月18日(金)

 本日、1学期終業式を執り行うとともに、株式会社大塚商会様よりご寄贈いただいた自律型歩行ロボット「temi(テミ)」の贈呈式を挙行いたしました。

【校長講話】

<スライド1>

皆さん、1学期お疲れさまでした。

<スライド2>

 4月から約4か月間、それぞれの学年で多くの経験を積み、学びを深めてきたことと思います。新しい環境や挑戦の中で、成長を感じた人も多いのではないでしょうか。今学期も、多くの生徒が部活動やコンテスト、大会、資格取得など、さまざまな分野で素晴らしい成果を収め、表彰されました。皆さんの努力と情熱に、心から拍手を送ります。

 一方で、表彰には至らなかったけれど、勇気を持って挑戦した人、結果は思うように出なかったけれど、最後までやり抜いた人もたくさんいます。そうした一人ひとりの姿勢こそが、本当の意味での「成長」であり、「価値ある経験」だと、私は思います。結果だけがすべてではありません。その過程で得た学びや気づきは、必ず次につながります。どうか自分自身をしっかり認めて、次のステップへと進んでください。

<スライド3>

 1年生の皆さんは、高校生活が始まり、初めての成績(評価)が渡されます。中には、思うような結果が出ず、悔しい思いをした人もいるかもしれません。高校は義務教育とは違い、「自分の学びに責任を持つ」ことが求められます。その一つが「単位の修得」です。これは、自分の努力がそのまま結果につながるということでもあります。1学期は、まだ通過点です。この夏休みは、そんな自分を振り返る絶好の機会です。未提出の課題がある人は、必ず処理をして、2学期が始まるまでにすべて終わらせましょう。しかし、夏休みに取り組むべきことは、勉強だけではありません。部活動に真剣に向き合うことも、自分を成長させる大切な時間です。大会やコンクール、資格取得など、挑戦できる機会がたくさんあります。何かに本気で取り組むことで、自分の可能性を広げることができます。高校生活は、「自分をつくる時間」です。夏休みを、自分自身を考え深める時間にしてほしいと思います。

 2年生の皆さんは、中間学年として、学校生活にも慣れ、少し余裕が出てきた頃かもしれません。だからこそ、成績だけでなく、自分の未来について考え始める時期です。

 1・2年生に共通して言えることですが、この夏休みに、「将来」について考え、行動に移すには、ふさわしい時期です。どんな仕事に興味があるのか、どんな人生を歩みたいのか?そんな問いに向き合い、小さな一歩でも行動に移してみてください。

 3年生の皆さんは、いよいよ進路決定の時期が本格的に始まります。就職を希望する生徒は、会社見学、履歴書の準備、面接練習など、やるべきことがたくさんあります。焦らず、でも確実に、一歩ずつ、実現に向けて準備を進めてください。大学進学を目指す人は、受験に向けた知識の習得はもちろん、入学後にしっかり学び続けられる力を今のうちに身につけておきましょう。多くの生徒は、推薦入試となりますが、きちんと自分の思いを言葉と文章で表現できるかが、そこが重要なポイントになります。

 1学期の振り返りについては、皆さんだけでなく、先生方にもお願いしています。授業や生活指導の中で、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、それぞれをしっかりと振り返り、良かった点は継続し、改善すべき点は見直していくことが大切です。この振り返りを通して、2学期の指導がより良いものになるよう、先生方にも工夫と努力をお願いしています。生徒の皆さん一人ひとりが、より充実した学校生活を送れるよう、学校全体で取り組んでいきます。

<スライド4>

 さて、明日から夏休みが始まりますが、今年の夏休みは何日だか知っていますか。

 明日の土曜日からを含めると44日間です。ちなみに昨年度は43日間でした。昨年もお伝えしましたが、夏休みに毎日1時間だけ勉強することで、合計44時間の学びになります。「44時間って、そんなに多くないかも?」と思うかもしれませんが、実はかなりのことができる時間です。例えば、

・英単語を毎日10個覚えたら、440語も覚えられます。

・数学の苦手な単元を、1日1テーマずつ復習すれば、かなり自信がつきます。

・読書をすれば、2〜3冊の本をじっくり読めます。

・自分の進路について調べたりする時間にもなります。

小さな積み重ねが、大きな力になります!大事なのは、「完璧にやる」ことではありません。少しずつでも続けることが、いちばん大切です。

<スライド5>

 そのためには、まずは「目標を立てる」こと

 次に、目標を実現するための「計画を立てる」こと

 そして最後に、何よりも大事なのが、「行動(実行)すること」です。

 この3つは、掛け算の関係になっています。

 「目標 × 計画 × 行動」= 自分を変える力!

 つまり、どれか1つでも「ゼロ」になってしまうと、結果もゼロになります。

 目標があっても、計画がなければ進めない。

 計画があっても、行動しなければ何も変わらない。

 行動しても、目標がなければ方向が定まらない。

 だからこそ、全部そろえて、少しずつでも前に進むことが大切です。とはいえ、目標や計画を立てることはできても、それを実行に移すのは意外と難しいものです。私自身も、何度も「やろう」と思っては、なかなか続かないことがありました。

<スライド6>

 ある本に、行動するためには、「考えてから動く」のではなく、「習慣化する」ことが大切だそうです。これは、科学的な根拠に基づいた考え方です。人間の脳は、行動する前にいろいろ考えてしまいます。「やる気が出ない」「今じゃなくてもいいかも」と、つい先延ばしにしてしまうこともありますよね。でも、習慣化された行動は、脳で考える前に体が自然に動くようになります。つまり、「行動」を成功させるには、習慣にしてしまうのが一番の近道です。

 では、「習慣はどうやって身につくのか?」ということですが、みなさんの中には、「勉強を習慣にしたい」「早起きを続けたい」「運動を習慣にしたい」と思っている人もいるかもしれません。でも、なかなか続かない、そんな経験、あると思います。実は、習慣が身につくまでには科学的なしくみがあります。習慣が身につくまでにかかる日数はわかりますか?ロンドン大学の研究によると、ある行動が「自動的にできるようになる」までには、平均で66日間(約2か月)かかることがわかっています。簡単な習慣なら30日ほど、難しい習慣では100日以上かかることもあります。ポイントは「考える前に動く」ことです。習慣を身につけるには、「やる気」や「意志の力」だけでは足りません。大事なのは、とにかく繰り返すこと。そして、考える前にまず動くことです。例えば、勉強を習慣にしたいなら、「机に座る」「教科書を開く」など、小さな行動を毎日同じ時間に繰り返すことが大切です。習慣が身につくと、脳はその行動を自動化します。つまり、意識しなくても自然にできるようになります。これは、まるで「第二の自分」がやってくれているような感覚と言われております。

<スライド7>

 習慣化のコツは、「小さく始める(いきなり1時間勉強ではなく、まず5分から)」、「毎日同じ時間・場所でやる」、「やったら自分をほめる」そして、失敗しても気にしないで、また始める。みなさんも、今日から「考える前に動く」を意識して、少しずつ習慣を作っていきましょう!この夏、自分を少し変えてみてください!この夏休みに、みなさんが「自分のために使った時間」は、きっとこれからの人生で自信になる時間になります。

<スライド8>

 最後に、夏休み中の安全についても忘れずにしてください。特に、交通事故やレジャー先でのトラブルに巻き込まれないこと。また、基本的生活習慣を崩さないことや、熱中症や体調不良を防ぐために、日々の健康管理も大切にしてください。大事なことは「自分の行動に責任を持ちましょう!」

 また、悩み事や相談したいことがあれば、それが学校生活に関することでも、私生活に関することでもかまいません。どんなことでも一人で抱え込まず、信頼できる人に相談してください。もちろん、先生方や保護者の方々もその相談相手になります。

 今は、学校内外にさまざまな相談窓口があります。夏休み中であっても、困ったことがあれば、いつでも相談してかまいません。皆さんの思いを受け止めてくれる人は必ずいます。安心して相談してください。

<スライド9>

 この夏休みが、みなさんにとって自分を深める時間とし、そして、少し自分を変える時間となることを願っております。自分のために使った時間は「必ず自信」になります。9月1日(月)、ひとまわり成長した皆さんと元気に会えるのを楽しみにしています!

 

【贈呈式】

<校長挨拶>

~株式会社大塚商会(贈呈式)~

  生徒の皆さん、今日は急なお知らせとなりましたが、贈呈式を行うことになりました。その理由について、皆さんにご説明いたします。

 このたび、株式会社大塚商会様より、自律型歩行ロボット「temi(テミ)」をご寄贈いただきました。まずは、この場をお借りして、株式会社大塚商会の皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。また、本日はご多忙の中、本校にお越しいただき、重ねて御礼申し上げます。

  さて、皆さんの中で、株式会社大塚商会様をご存じの方はいらっしゃいますか?

 「たのめーる」のCMでご記憶の方もいるかもしれません。このようなCMを聞いたことはありますか?

 “バインダーがないなー そうだ、頼めバインダー”、“コピー用紙ないや ようし、補給しよう”、“サイズは A4でえーよん”、“あなたのオフィスにすぐにお届け♪たのめーる”

 ちょっと寒いオヤジギャグのようなCMですが、見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 大塚商会様は、ITソリューションを中心に、企業や自治体の課題をワンストップで支援されている、日本を代表する企業のひとつです。教育分野においても、デジタル人材の育成を目的とした、先進的な取り組みを積極的に展開されており、今回のご寄贈は、企業版ふるさと納税制度を活用した「人材育成DX」プロジェクトの一環として、未来を担う若者たちへの大きな支援となるものです。

 本校にとって、今回の「temi」の寄贈は、皆さんの学びをより深く、より実践的なものにするための新しい教材となります。AIやロボティクスといった最先端技術に触れながら、社会に役立つサービスを自らの手で創り出すことができる、そんな未来への一歩となることを期待しています。

 本校には、機械科、電子機械科、電気科、情報電子科、情報技術科の5学科があり、それぞれの専門性を活かして、temiを活用した教育活動を展開していきます。

例えば

・      機械科では、ロボットの構造や動作解析を通じて、ものづくりの本質を学び

・      電子機械科では、センサーや制御技術を応用した実践的な開発に取り組み、

・      電気科では、電源管理や回路設計などの基礎技術を深め、

・      情報電子科では、AIとの連携によるサービス開発を行い、

・      情報技術科では、プログラミングやデータ活用を通じて、社会課題の解決に挑戦、

 このような内容の教育展開が可能となります。

 さらに、temiを活用した出前授業やプログラミング体験イベントを通じて、小中学生にもデジタル技術の魅力を伝え、地域全体で産業人材の育成を持続可能なものにしていきたいと考えております。

 改めまして、株式会社大塚商会様をはじめ、本プロジェクトにご尽力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。今後とも、地域と連携しながら、次世代を担う人材の育成に努めてまいりますので、引き続きご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。(感謝)