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第1学期終業式 校長講話
みなさん、おはようございます。
早いもので、1学期の終業式を迎えることができました。6月からは、教室に念願のエアコンも設置されましたので、快適な環境で授業を受けることができたのではないかと思います。
さて、本日は、生徒のみなさんの活躍を、三つお話ししたいと思います。
一つ目は、6月17日に立花小学校で行われた「プログラミング教室」における、電子技術部の生徒のみなさんの活躍です。当日は、埼玉工業大学の石原教授が講師となって実施されましたが、実際に小学生に手取り足取り教えたのは、本校の生徒のみなさんでした。引率した顧問の村石先生のまわりに集まる生徒のみなさんを見ていると、写真撮影に来ていた武井先生も含めて、大学のゼミの雰囲気によく似ているなと感じました。
二つ目は、6月23日に行われた、学校評議員による授業見学です。金曜日の5時間目の授業を見学しましたが、特に3年5組の課題研究の授業が話題になりました。あるグループは、VR、バーチャルリアリティを用いたアプリケーションを作成していました。学校評議員のみなさんも体験されましたが、上々の仕上がりにびっくりしていました。また、もう一つのグループでは、液晶タブレットとペンを用いて、イラストを描いていました。いずれも、高等学校の授業の中で、生徒たちが最新技術を自在に操っていました。学校評議員のみなさんとともに、高等学校における「新しい学び」はここまで来ている、という様子を目の当たりにしました。
三つ目は、6月29日に行われた、機械科・電子機械科の課題研究の授業です。この日は、神奈川工科大学創造工学部の石渡教授による、流体力学をテーマにした出前授業が行われていました。内容は、ほぼ物理の実験なのですが、生徒のみなさんは、とても楽しそうに取り組んでいました。実は、この課題研究の生徒のみなさんは、8月17日・18日に日本科学未来館で行われるイベント「流れのふしぎ展」のボランティア・スタッフを務めることになっています。本校生徒は、科学の最先端の現場で、とても刺激的な体験をすることになりそうです。
以上は、校長による「発見」です。これらの生徒のみなさんの活躍を見て、とても驚くとともに、ものすごく感動しています。感動すると、この感動を、誰かに伝えたくなります。本日は、校長講話の時間を借りて、感動の一端をみなさんに伝えてみました。
3年生のみなさんは、いよいよ就職活動が本格化します。会社見学に行くと思いますが、会社に行ったら必ず、皆さんだけの、何らかの「発見」をしてきてください。そして、その発見に「感動」したら、その感動を、家族や進路指導の先生に、伝えてみてください。本番の、入社試験の時の面接に、必ず役立つと思います。
1,2年生のみなさんも、夏休みどこかに出かけたら、必ず、何らかの「発見」をして、得た「感動」を誰かに伝えてみてください。
何だか「国語」の授業になってしまいました。よい夏休みを過ごしてください。以上で、一学期終業式の校長講話を終わります。