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第1回体験入学 校長あいさつ
みなさんこんにちは。校長の山本です。
本日は、大切な夏休みの期間中、本校の第1回体験入学にご参加くださいましてありがとうございます。
さて、本校は、昭和60年に、県内では最も新しい単独工業高校として開校いたしました。今年で、創立33年目を迎えます。
工業の中では基幹学科となる「機械科」「電気科」をはじめ、先進的な学科として「電子機械科」「情報電子科」「情報技術科」と、あわせて五つの学科を設置しています。
みなさんは現在、将来、自らが通う高等学校選びに、胸を膨らませているのではないかと思います。みなさんの中には、普通科の高校に進学するか、工業高校に進学するかで、迷っている方もいるのではないかと思います。
みなさんも、いずれは就職すると思います。義務教育は中学校までですので、中学校を卒業すれば就職できますが、実際にはそう多くはないと思います。そうすると、どこまで上級学校に進むかという問題と、どの段階で就職する、つまり「社会に出る」かという問題は、つながっていることに気が付きます。「新卒」つまり、学校を卒業するタイミングで就職すると、最もよい条件で就職できるということも、ある程度は言えると思います。仮に四年制大学に進学した場合でも、学部を卒業した段階で就職したほうがよい場合や、大学院を卒業してから就職したほうがよい場合など、本人の希望や職種によって、様々なケースがあります。
こうして考えてまいりますと、改めて、高校を卒業した段階で就職をするということも、真剣に検討することが必要です。
高卒就職というジャンルに特化して考えた場合、工業高校への進学は、有力な選択肢になります。なぜなら、工業高校では、一週間の授業のうち、およそ三分の一の時間を、「工業」という専門教科の勉強に費やしているからです。
また、学科によっては、卒業までに、とてもたくさんの資格を取得することができます。就職をする場合には、この「資格」の有無が、大きく影響します。
それでは、本校で工業を勉強するみなさんが、大学に進学したいと考えた場合はどうでしょうか。
安心してください。推薦入試やAO入試などで大学に進学する場合は、比較的高い学業成績を収めていることが求められますが、本校の工業の授業では実習が多いこともあり、毎回レポートをしっかり提出していれば、成績面でも大丈夫です。
いかがでしょうか。将来、工学部などの理系の大学に進学を考えている方、また、自らに有利なステージとして、卒業後は就職を考えている方、本校は、そのどちらの方に対しても、魅力ある教育環境を提供しています。
本日は、五つある学科のうち、みなさんが選択した学科の授業を実際に体験していただきます。また、12月には、第二回の体験入学もございますので、別の学科の授業も体験してみたいという方は、第二回の体験入学にも参加してみてください。
それでは、安全に留意して、本校の授業体験、よろしくお願いいたします。