日誌

第3学期始業式 校長講話

 あけましておめでとうございます。令和最初の冬休み、皆さんは有意義に過ごすことができたでしょうか。

 さて、校長先生はこの冬休み、本を探す機会に恵まれました。実は、冬休みに入る前、司書の尾澤先生から、毎年恒例の「図書館報」に掲載する「おすすめの本」の原稿執筆を依頼されていました。就職を希望している3年生はみな内定をもらっているので、主に社会に出るときに役立つ本を紹介したいと考えました。

 2年生の皆さんは記憶にあるかもしれませんが、昨年2月に本校で講演していただいた、CSリレーションズの増田社長が「大学生は遊ぶと聞いている。だから就職する自分は、この4年間懸命に働いて大卒に差をつける」と話していたのを思い出しました。また、1学期の終業式の校長講話で紹介した、日本電産の永守重信会長はその講演の中で、工業高校卒業後、最低限の生活を心掛け、28歳までに1千万円貯め、起業の資金としたと話していました。

 就職する3年生は社会人になると、毎月お給料をもらいます。先ほど紹介したお二人に共通するのは、就職して初めの数年間が勝負、ということです。志を高く持って、決して無駄遣いせず、コツコツお金を貯めていった結果、将来起業ができるほどの大きな資金をつくることができたそうです。

 こうした夢を実現するには、まず、様々な世の中や社会の動きに興味を持つことが重要ではないかと考えて、ある本について、紹介することにしました。本のタイトルは、『Vチューバー相内ユウカが経済ニュースわかるまで聞いちゃった。』と言います。テレビ東京で夜放映されている「ワールドビジネスサテライト」という報道番組のコーナーから生まれた本ということです。

 ようやく本題に入ります。この本の中に「終身雇用って、なくなるの?」という章段があります。「終身雇用」とは、同一企業で定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用における慣行のことを指すそうです。この中で、会社が破綻したときに、優秀なエンジニアだったり、経理のプロだったりした人は、ぱっと転職できたそうですが、部長や課長としか履歴書に書けなかった人は、結構厳しかったというエピソードが出てきます。近い将来、この終身雇用という制度が崩壊すると仮定した場合、「何ができるか」ということが、とても大切になってきます。3年生の多くは4月から社会人です。つらいことも多いと思いますが、将来の転職も視野に入れ、まずは数年間会社で頑張って、一定の「スキル」、教養や訓練を通して獲得した能力を身に付けることをお勧めします。

 また、「履歴書に書く」という観点から、1,2年生には、現在取り組んでいる資格を、一つでも多く取得することをお勧めします。本校で資格取得に本気で取り組んでおくと、将来、別の資格を取得する際、体が資格取得モードに慣れていて、スムーズに勉強に入ることができるメリットがあります。3学期も情報技術検定や技能検定の機械検査など、様々な検定があります。ぜひ合格を目指して頑張っていただきたいと思います。

 3学期は本当にあっという間です。課題研究発表会や予餞会、修学旅行やインターンシップなど、メニューは盛りだくさんです。充実した3学期にしていきましょう。以上で校長講話を終わります。