日誌

情報電子科 課題研究発表会 校長あいさつ

 みなさん、こんにちは。

 本日は、情報電子科の課題研究発表会にお招きいただき、ありがとうございます。

 私は工業高校における勤務は本校が初めてですので、そもそも課題研究とは、どのような授業であるのか、ちょっと調べてみました。

 課題研究のねらいにつきまして、ちょっと長くなりますが、読み上げさせていただきます。

 「生徒が主体的に工業に関する課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して専門的な知識と技術の深化、総合化を図るとともに、問題解決能力の育成および成果発表等による言語活動により、自発的、創造的な学習態度を育てる」とされているようです。

 みなさんもご案内のとおり、これからの授業においては、「主体的、対話的で深い学び」という視点が重要であると言われておりますが、この課題研究におきましても、先ほどの「ねらい」の中で、

 ① 生徒が主体的に工業に関する課題を設定

 ② 成果発表等による言語活動

 ③ 専門的な知識と技術の深化、総合化を図る

とありましたので、本日の研究発表も、主体的な取組か、発表会における質疑応答は活発か、専門的な知識と技術の深化、総合化が図られているか、といった観点で拝見したいと思います。

 ところで、情報電子科の課題研究と言えば、年賀状甲子園の優勝、という快挙がございました。朝日、読売、埼玉の各新聞に掲載されるなど、本校のPRに大きく貢献していただきました。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 この取材の中で、作品は締め切りが迫る中、比較的短い時間で描き上げた、というエピソードが明らかになりました。なぜ短い時間でこれほど質の高い作品が描けるのか、という記者の質問に対し、授業において、「ネタ出し」というのでしょうか、限られた時間の中で、思いついたことを次々書き出していくという発想法のトレーニングを行っていることが、効果があったのではないか、との指摘がありました。

 情報電子科においては、ふだん授業中に行っているトレーニングが、課題研究などの作品製作に生かされているということで、大変すばらしいことだと思います。

 本日はこの後、3年生の皆さんが1年間かけて取り組んできた研究の成果を拝見できるということで、大変楽しみにしております。素晴らしい発表を期待しております。

 以上で校長あいさつを終わります。頑張ってください。