日誌

芸術鑑賞教室(12/17)

12月17日(火)

 本日、芸術鑑賞教室を行いました。

 本年度は、三郷市文化会館において、株式会社影向舎さんによる古典芸能(紙工劇落語)を鑑賞しました。

 前半は、寄席入門と色物の「紙切り」と「落語」を鑑賞しました。お仲入り後は、その2つの要素を融合した「紙工劇落語」を鑑賞しました。「紙工劇落語」とは、色物の「紙切り」と「落語」が合わさったもので、落語に合わせて紙切りしたものがスクリーンに映し出されました。

 今回、紙切り(弟:林家二楽さん)と落語(兄:桂小南さん)を兄弟でやられており、息の合ったパフォーマンスに生徒は引き込まれていました。

 これを機会に、古典芸能に興味を持ってもらいたいと思います。

<プログラム>

第1章 寄席芸能

1,寄席入門   三遊亭圓馬さん

2,色物     林家二楽さん(紙切り)

3,落語     三遊亭圓馬さん

~お仲入り~

第2章 落語と紙切りのコラボ

4,紙工劇落語  桂小南さん(落語)

         林家二楽さん(紙切り)

 

【校長挨拶】

皆さん、こんにちは。今日は、「芸術鑑賞教室」です。

 芸術に触れる機会は、私たちの人生を豊かにし、心を育むうえで非常に大切であると考えております。本校では、毎年、音楽や演劇、伝統芸能など、様々なジャンルの芸術作品を通して、皆さんの感性を磨くとともに、創造性を育むため、実施しております。

 今年度は、株式会社影向舎さんによる古典芸能「紙工劇落語」を鑑賞します。前半では、寄席入門と色物の「紙切り」(「色物」とは、落語会において、途中のところどころで構成される落語以外の演芸の総称で重要な要素。曲芸・奇術・漫才・紙切りなどがある。)、その後、落語を鑑賞し、お仲入り後、その2つの要素を融合した「紙工劇落語」を鑑賞する豪華なプログラムを用意していただいております。私自身、とても楽しみです。

 皆さんには、古典芸能を鑑賞するだけでなく、影向舎(ようごうしゃ)さんの舞台にかけるプロ魂、妥協のない演出シーンを味わっていただくとともに、舞台の演出についても、すべて自社職人による手づくりによるものです。メインである江戸落語と紙切りとともに、工業高校生としての視点から、制作・デザイン・演出・舞台進行まで、様々な角度から鑑賞してください。

 この貴重な機会に、日常ではあまり触れることのない芸術作品を鑑賞し、新たな発見や感動を味わってください。そして、芸術の素晴らしさ、奥深さに触れ、新たな興味や関心を抱くことを期待しています。

 最後に、本日の芸術鑑賞教室が、皆さんにとって忘れられない貴重な時間となることを心から願っております。