日誌

2学期終業式(12/24)

12月24日(火)

 本日、2学期終業式が行われました。2学期は、学校行事も多く、教科書だけでは学べない貴重な経験ができた学期だったと思います。

 学校行事では、たくみ祭(体育祭・文化祭)では、生徒たちの熱気に満ち溢れ、感動的な場面がたくさん見られました。生徒一人ひとりのエネルギーを感じることができ、素晴らしい時間となりました。また、40周年記念イベント「アスリートに学ぶ」では、プロのアスリート4人(廣瀬俊明さん・三坂裕之さん・金子和也さん・宮食行次さん)をお招きし、貴重な話とパラスポーツを体験することができました。生徒たちは、アスリートの生き様から多くのことを学び、将来への夢を膨らませたのではないでしょうか。

 各学年では、3年生は、ほとんどの生徒が就職や進学が決まり、新たな章へ進む準備を着々と進めています。2年生は、修学旅行で佐賀や長崎の文化や自然に触れ、平和学習を通して貴重な学びを得たことと思います。そして、仲間との絆を深めた素晴らしい時間になったことでしょう。1年生は、初めてのたくみ祭の経験や、12月の工場見学などの進路行事を通して、将来への視野を広げることができたのではないでしょうか。また、42_Tokyoによるプログラミングや課題解決学習、ピアランニング(教え合い)など、新しい学び方を体験し、学習を楽しむ機会になったと思います。

 明日から冬休みに入りますが、のんびり過ごすだけではなく、読書や資格取得の勉強など、スキルアップのための時間を取り、充実した冬休みにしてください。

 現在、インフルエンザやコロナが流行しています。体調管理には十分注意し、安全に楽しい冬休みを過ごしてください。

 皆様、良いお年をお迎えください。

【校長講話】

 みんさん、おはようございます。

 2学期は早いもので、今日が修了式となりました。2学期の始業式で話しましたが、2学期は、学校行事やイベント、各種大会が多くあり、あっという間だったかなと思います。その中で多くの生徒が表彰を受け、成果上げていることに大変うれしく思っております。

 3年生は、多くの生徒が就職や進学が決まりました。2年生は、修学旅行で佐賀や長崎の文化や自然、平和学習、そして、友情を深める貴重な体験だったことでしょう。1年生は、初めてのたくみ祭の経験や、12月の工場見学などの進路行事や、42_Tokyoによるプログラミングや課題解決学習、ピアランニング(教え合い)など、新しい発見や、学びを楽しむ機会だったと思います。

 そして、今年も残り数日となりますが、今年1年を振り返ってどうでしたか?それぞれが思うことがあるでしょう?

まず振り返ってみると、正月の一日、能登半島地震が発生し、多くの方がお亡くなりになりました。この場を借りて、お亡くなりになられた方々には、ご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された方には、心からお見舞い申し上げます。

 翌二日には、能登半島に救援物資を運ぼうとした海上保安庁の飛行機と日本航空の旅客機が衝突炎上しました。残念ながら海上保安庁の5人が亡くなられました。本当に残念なことですが、その中で、日本航空の飛行機から死者がゼロという奇跡も起こりました。これは奇跡というより、日頃から厳しい訓練を受けているキャビンアテンダント(客室乗務員)による迅速な避難誘導が実現できた結果と言われております。わずか18分で全員を安全に避難させたことは、日々の訓練の成果と、命を守る強い意志の表れです。乗客乗員379人が衝突からわずか18分で脱出し、一人も犠牲者を出さなかった奇跡の救出劇には、国内外から賛辞(功績やほめたたえる言葉)とねぎらいの声が贈られました。

 それ以外では、今年は、世界各国において収まることのない紛争や内戦、そしてロシア・ウクライナ戦争など、また国内においても{政治と金問題}などがありました。

 一方で、パリオリンピック・パラリンピックや被団協のノーベル平和賞受賞など、人類の希望を象徴するような明るいニュースもありました。

 さて、今日は10月の朝礼で予告しましたが「産業革命」がキーワードとなるお話をいたします。

 皆さん、「産業革命」は知っていますよね?産業革命とは、18世紀から19世紀にかけて起こった大量のハイテクな機械の発明により、産業の主体が手作業から工場による大量生産に変わったことです。産業革命によって、世界の産業、経済、社会構造に重大な影響を及ぼしました。技術革新による工業の発展、大量生産の実現、交通機関の進化において、人々の生活を豊かにし、余暇を増やすことができました。今の豊かな生活ができるのは、この産業革命があったからこそ成り立ています。

 一方で、資本家と労働者の格差拡大、労働条件の悪化、環境汚染、植民地獲得競争、社会的分断の増大など、多くのデメリットも生じさせました。これもまた現代社会に引き継がれているのは理解できると思います。例えば、労働条件の悪化(現代版では「働き方改革」)、環境汚染(化石燃料の利用による大気汚染)、社会的分断(先ほど話した「内戦や紛争、戦争」)です。

 産業革命は、私たちの生活を豊かにしましたが、同時に多くの課題も残しました。皆さんにとって、産業革命はどのように感じられましたか?考えてみてください。

 そして、ここからは、この産業革命が地球環境へ及ぼす影響について、少し話をします。皆さんが住んでいる地球は、豊かな水と自然に恵まれた奇跡の星です。この環境が整うのは、条件と奇跡の数々と言われております。今日は、年の瀬、終わりということもあり、地球の歴史を1年に見立てた「地球カレンダー」について紹介し、皆さんと考えたいと思います。

 地球は何年前に誕生したかわかりますか?では、人類の誕生したのはわかりますか?「地球は46億年前に誕生」、「人類が誕生したのは400万年前」と言われております。では、地球が誕生した46億年前を地球カレンダーでは元旦(1月1日)の午前0時とします。地球は宇宙の片隅で誕生しましたようで、誕生したばかりの地球はマグマと水蒸気の層に覆われた生命のない星でした。2月のはじめ、表面のマグマが冷め、大気が冷やされると、水蒸気は水になり、雨となって地球にふりそそぎ、地球を覆う海をつくりました。いつ生命が誕生したのか知る有効な手掛かりは、現在のところ「化石」しかありません。最も古い化石は36億から38億年前であるため、地球カレンダーで表すと3月21日に相当します。その後、地球の変化は、ゆっくりとしており、海の中でより高度な多細胞生物が登場したのは6億5千年前で、11月10日に相当します。最初の生命が誕生してから7カ月以上かかり、ようやく複雑な生物へと「進化」が始まりました。次は、魚類が11月23日(6億年前)、魚類が出現し、その後、陸地の化石から「陸上生物の誕生」は、11月25日(4億4千年前)になります。

 もう12月になり、1年の残りは1ヵ月しかありませんが、まだ恐竜は誕生しておりません。初期の恐竜が誕生したのは、2億5千年前なので12月12日になります。そして恐竜の絶滅が6500万年前なので、12月26日です。恐竜はかつて大繁殖していましたが、地球の歴史を1年(365日)で表すと、たった2週間程度の繁栄だったことがわかります。

さて、恐竜の次はようやく「人類」です。人類の祖先(ヒト科)が誕生したのは400万年前です。換算すると12月31日午後7時頃、現在の人類であるホモサピエンスが誕生するのは10万年前ですので、12月31日の23時49分です。そして、現在の文明が生まれたのは、その日の23時58分34秒です。つまり、地球の歴史を1年とすると、人類が文明を築いてから、わずか数十秒しか存在していません。このカレンダーに「産業革命」を当てはめると、ワットの蒸気機関が発明されたのは1765年なので、23時59分58秒となります。現在の私たちの近代文明は1年の地球カレンダーの最後の2秒間です。冒頭に話しましたように、現在、地球の様々な環境問題や核問題が起きていますが、地球カレンダーで言いますと最後の2秒間の出来事なのです。人類が文明を持つようになってからに換算すると1分26秒です。この最後の2秒間で、地球は人類によって滅亡の危機にさらされたのです。私達人類は、このかけがえのない生命の星をたった2秒間で滅ぼそうとしていると言っても過言ではありません。地球君が1月1日午前0時から364日23時間59分、12月31日午後11時59分58秒の稼ぎを、人間が2~3秒だけで、今後の未来のことも考えず、使い切ろうとしているのです。産業革命以降、人類は物質的な豊かさを手に入れましたが、同時に、地球環境の破壊と核戦争の脅威という、深刻な負の側面も抱えることになりました。私たちは、これらの問題を克服し、持続可能な社会を築くために、新たな技術開発だけでなく、倫理的な視点や長期的な視点を持つことが重要です。未来の世代に豊かな地球を残すためには、今、私たち一人ひとりが責任ある行動をとることが求められています。

 皆さんは、環境問題について、多くの情報は入っていて「深刻だなぁ」と感じていると思います。とはいえ、実際に自分に何ができるのか?もしくは、「自分一人じゃ何も変わらない」と考えている人が多いと思われます。環境問題は、一人ひとりの行動によって大きく変わっていくものです。

 例えば、毎日の生活の中で、

・買い物に行く時、マイバッグを持っていく

・電気の無駄遣いを減らす

・食べ物を残さないようにする

・環境問題について、家族や友達と話し合う

 こんな小さなことかもしれませんが、始めてみれば、地球に優しい生活に近づけることができます。そして、たくさんの人が同じように行動すれば、大きな変化につながります。皆さんには、地球の未来を担う力があります。一人ひとりが責任ある行動をとることで、持続可能な社会を実現できるのです。共に力を合わせ、より良い未来を創造していきましょう!

 今年も残すところ1週間、良い年を過ごすとともに、冬休み中の体調管理や生活習慣に十分に気をつけてください。

 1月8日に、元気な姿で新年のあいさつをできることを楽しみにしております。

 私からの話は以上です。