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第5回PTA・後援会理事会 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。本日はお忙しい中、本校の第5回PTA・後援会理事会にご出席くださいましてありがとうございます。
通常、近況ということで、学校における生徒の様子などをお話ししておりますが、昨年末に1学年、2学年の学年PTAがございまして、一通り生徒の活躍の様子もお話いたしました。本日は高等学校を取り巻く国や県の情勢について、三つお話いたします。
一つ目は、教育課程についてでございます。新しい学習指導要領が公示されましたことから、各学校では、それを踏まえた新しい教育課程を策定する必要がございます。高等学校における本格実施は2022年度からですが、県からは、2020年の5月には案を提出するように求められております。従いまして、2019年度は、学校を挙げて、この新しい教育課程の策定に取り組むこととなっております。
また、これとは別に、民法が改正になり、成人年齢が18歳に引き下げられたことから、生徒が在学中にクレジットカードの契約ができることになりました。本校では家庭科の授業を3年生で実施しておりますが、消費者教育の観点から、1年生若しくは2年生で実施しなくてはならないことになりました。現在、改定作業を進めております。
二つ目は、「高校生のための学びの基礎診断」への対応です。「高大接続改革」ということばをお聞きになったことがある方もいらっしゃると存じますが、その一環として、高校段階における生徒の基礎学力の定着度合いを測定し、その定着に向けたPDCAサイクルを確立するため、「高校生のための学びの基礎診断」というものを、新たに実施することになりました。現在、文部科学省が認定した民間事業者による「測定ツール」の一覧が公表されていますので、その中から選択するか、あるいは自校で独自に開発したツールを用いるか、いずれかの方法で、これは2019年度入学生から実施をしていくことになっております。このことについても、現在検討を進めております。
三つ目は生徒指導についてでございますが、大きく二点ございます。一点目は、「学校の部活動に係る活動方針」についてでございます。教職員の働き方改革という観点もあって、部活動について、各校で活動方針を策定・公表することとなっております。県からは、週当たり二日以上の休養日の設定や、平日は2時間程度、週末は3時間程度の活動時間など、ざっくりとした枠組みが示されておりますので、これをベースとして、本校における方針を策定することとしております。
二点目は、「高校生の自動二輪等の交通安全に関する指導要項」を踏まえた指導体制の整備でございます。2019年4月から県の新たな指導要項が実施されることを受けて、本校における指導に係るルール等を整備するというものでございます。生徒が事故の加害者にも被害者にもならないことを基本に、本校における指導体制を整えてまいります。
最後に、昨年9月に文部科学省から、「生徒の携行品に係る配慮」について、通知が出されました。生徒が持ち帰る教材等の重さや量が適切か、ということでございますが、本校といたしましても、何らかの対応が必要なのではないかと考えております。このことにつきまして現在検討を始めておりますので、後日改めて、ご相談させていただきたいと思います。
以上であいさつに代えさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。