令和6年度 修了式
3月24日(月)
本日、令和6年度の修了式を行いました。
「光陰矢の如し」という言葉が示すように、時の流れは速いもので、今日が今年度の締めくくりとなりました。皆さんは、この一年間をどのように過ごしてきたでしょうか?日々努力を重ね、学習や部活動、資格取得、コンテストなどで大いに成果を上げた人もいるでしょう。一方で、思ったような結果が出せなかった人もいるかもしれません。何が原因であったかを是非考えてみてください。新年度は、皆さんが地道に努力を続け、それぞれの目標に向かって、思い通りの成果が収められるよう、期待しています。
【校長講話】
皆さん、おはようございます。今日で令和4年度が終了します。皆さんにとって、この1年はどんな年だったでしょうか。1年生は、高校に入学し、新たな環境の中で大きく成長した1年だったと思います。2年生は、中間学年として、一般教養や工業の専門性への探求を深め、将来への道を模索してきた一年だったのではないでしょうか。この一年、皆さんはそれぞれに目標を持ち、努力を重ねてきたことと思います。学習面では、難しい課題に立ち向かい、理解を深めた人もいれば、部活動では、仲間と協力し、喜びと感動を分かち合った人もいるでしょう。また、資格取得に挑戦したり、コンテストで成果を収めたり、様々な経験を通して大きく成長した人もいるはずです。一方で、思うようにいかないことや、苦しい経験もあったかもしれません。成績に伸び悩んだり、自分自身の行動に課題を感じたりした人もいるかもしれません。大切なのは、その経験を前向きに受け止め、次へと繋げることです。この一年を振り返り、良かったこと、悪かったこと、そして、これから何をしたいのか、じっくりと考えてみてください。
さて、先日、卒業式では、147名の先輩たちが本校を巣立っていきました。その中で、私は卒業生に、はなむけとして「これからの社会を生き抜いていく」うえで大切なことを2つ話しました。一つ目は「常に学び続けること」、二つ目は「人との出会いとつながりを大切にすること」というメッセージを贈りました。
今日は、学び続けるためには、“どうしたらよいのか”という視点からお話いたします。それは「一歩を踏み出す勇気」です。世間では、皆さんの世代を「Z世代」と呼んでいるのは、ご存じでしょうか?Z世代は、1990年代半ばから2010年代序盤に生まれ、今まさに社会を担う世代として、様々な挑戦や変化に直面している皆さんです。皆さんの世代は、「コスパ」や「タイパ」を意識したり、新しいことに挑戦することをためらったりする傾向があると言われることもありますが、それは決して悪いことではありません。むしろ、時代の変化に敏感で、合理的思考を持つ、素晴らしい世代の特徴と言えます。例えば、授業中に質問を受けた時、すぐに答えられない場合、周りの友達と顔を見合わせたり、少し考えてから答える姿を見かけることがあります。これは、周りと比べて自分がどう思われるかを気にする、「優しい心」と、「慎重に考えようとする真面目さ」の表れではないでしょうか。皆さんは、幼い頃から「良い子」として、周りの人に迷惑をかけないよう、穏やかな振る舞いを求められてきたかもしれません。それは、周りの人たちからの愛情と期待の表れであり、決して悪いことではありません。しかし、その一方で、自分の意見を率直に言えなかったり、新しいことに挑戦することをためらってしまうこともあるかもしれません。それでは、これからの社会では渡り歩いていくことはできません。そのためには、どうしたらよいのか、2つアドバイスをします。
まずは「失敗を恐れない」ことです。社会に出ると、失敗から学ぶ機会はたくさんあります。失敗は、決して恥ずべきことではなく、むしろ成長の糧となるものです。失敗を恐れて何も行動しないよりも、勇気を持って挑戦し、そこから学びを得ることが重要です。私たち大人は、皆さんの挑戦を応援しています。高校生の時から多くの挑戦と失敗から「立ち直る力」を身に付けてください。
もう1つが「自分自身を信じる」ことです。皆さんには、それぞれに素晴らしい才能と無限の可能性を持っています。周りの目を気にせず、自分自身を信じて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。そして「根拠のない自信を持つこと」も大切です。自信は、行動することで生まれます。
以上、2つ、失敗を恐れず、自分自身を信じて、積極的に行動してください。
いよいよ明日から始まる春休みは、皆さんが自分自身と向き合い、新たな一歩を踏み出すための貴重な時間です。この春休みをどのように過ごすか、今から計画を立ててみてはいかがでしょうか。例えば、将来のことを改めて考えてみることや、興味のある分野を深く学ぶこと、資格試験など新しいスキルを習得するための勉強に挑戦してみるのも良いでしょう。今まで挑戦したかったこと、やってみたかったことに、思い切って飛び込んでみるのも素晴らしい経験になると思います。春休みは、長いようで短い時間です。基本的な生活習慣を意識し、心身ともに健康な状態を保ってください。そして、新学期に向けてしっかりと準備を整え、4月8日の始業式に皆さんと会えることを楽しみにしています。
皆さんが「一歩を踏み出す勇気」で、皆さんの未来が、希望と光に満ち溢れるものであることを心から願って、修了式の挨拶とします。