日誌

第1学期終業式 校長講話

 みなさん、おはようございます。

 おかげさまで、大きな事故もなく、1学期の終業式を迎えることができました。

 皆さんの1学期はいかがだったでしょうか。手ごたえはあったでしょうか。

 先日、バスケットボール部の、ウインターカップ東部支部予選の応援に行ってきました。生徒の皆さんの頑張りもあって、この日の試合は33点差で本校が勝ちました。

 当たり前のことかもしれませんが、バスケットボール部の皆さんのプレーは、3年生を中心に、確実に「上手く」なっていました。日ごろの生徒の皆さんの練習の成果だと思いますが、ひょっとすると、顧問の先生方のリードもよかったのかもしれません。

 生徒は成長する、「伸びる」ということを、改めて感じました。

 ところで、みなさんは「基礎力診断テスト」という試験を受けていますが、覚えているでしょうか。今年は、各学年とも4月12日の木曜日に学校で受けています。

 このテストは、「学習到達ゾーン」、略して「GTZ」と呼ぶそうですが、毎回このレベルが示されて、過去の自分の成績と比較することができるようになっています。1年生の皆さんはもちろん今回が初めての受験ですので難しいのですが、2,3年生は、実は昨年9月に実施したテストの結果と比較することができます。

 話は変わりますが、この春の部活動の勧誘ポスターの中で、サッカー部のポスターが、とてもよくできていました。顧問の木戸先生によると、生徒が考えたそうですが、こんなキャッチコピーがついていました。

 「1%でいい 昨日の自分を超えてみろ!」

 素晴らしいキャッチコピーだと思いました。また、これはこのまま、「基礎力診断テスト」に当てはまると考えました。

 2・3年生を合わせた数で言いますと、昨年9月の成績と、今年4月の成績を比較して、学習到達ゾーンが上がった生徒は、95人でした。実に95人もの生徒が、サッカー部の言う「昨日の自分を超え」たことになります。

 これを教科別に見ていきますと、昨年9月と比較して、4月に学習到達ゾーンが上がった生徒の数は、2・3年生あわせて、国語で114人、数学で70人、英語で104人もいました。学力を伸ばしている生徒がこれだけいるというのは、大変すばらしいと思います。

 三郷工業技術高校の生徒は、バスケットもうまくなるし、基礎学力も向上する。改めて、そう思いました。

 1・2年生の皆さんは、夏休み明けの9月4日(火)に、2学期の基礎力診断テストを受験します。すべての1・2年生が、4月の自分を超え、学力向上を果たしてくれることを、大いに期待しています。

 さて、3年生の就職希望の皆さんは、いよいよ企業見学です。インターネットを駆使して企業について調べたり、自分のことを相手に正確に伝える練習をしたり、見学に行く前にできることは、すべて取り組んでいただきたいと思います。頑張ってください。

 それでは、くれぐれも事故のないように、充実した夏休みを過ごしましょう。