日誌

第2回学校説明会 校長あいさつ

 みなさん、こんにちは。校長の山本でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は先端工業技術を学ぶことを目的として、昭和60年に開校し、今年で創立35周年を迎える工業高校です。

 昨年のこの時期の学校説明会にご参加いただいた中学生のおよそ8割の方は、高校入試を経て本校に入学されております。本校は面接もございますので、一般的な志望動機の考え方について、少しお話ししたいと思います。

 志望動機を考えるポイントは3つあるのではないかと思います。一つ目は「なぜその高校か」、二つ目は「なぜその学科か」、三つ目は「入学後何がしたいか」、この3つです。

 まず一つ目の「なぜその高校か」についてですが、本校は工業高校ですので、普通科の高校とはカリキュラムが大きく異なります。ざっくり言うと、全体のおよそ3分の1の授業は、専門学科である工業の授業です。工業の授業には、座学のほか、「実習」と呼ばれる体験的な授業や、3年生では「課題研究」という探究的な授業があります。

 高校卒業後の進路についても、普通科の高校とは大きく異なっております。

 現在の3年生は、就職希望者148名に対して、1,950件の求人をいただくことができました。おかげさまで、現時点でほぼ内定をいただくことができております。

 内定状況の内訳ですが、およそ6割の生徒は、県内に事業所を有する企業から内定をいただいております。本校は「目指す学校像」として「地域に貢献する技術者を育成する」ことを掲げておりますので、概ね期待に応えることができているのではないかと考えております。

 一方、東証一部や二部、ジャスダックなどに上場している企業からも、約2割の生徒が内定をいただいております。こうした本校生徒の内定状況を見ておりますと、工業高校で技術を身に付けると、みんなが羨むようないい企業に就職できるということを、改めて感じております。「技術」ということがポイントだと思います。

 また本校は、子どもたちに技術を身に付けてもらうために、授業のほかに、資格取得に取り組んでおります。今年の3年生も、全国ジュニアマイスター表彰を受けた64名を含め、133名の生徒が県知事表彰の対象となっております。実習が多い教育課程、充実した進路指導、熱心に取り組む資格取得指導、このあたりが、工業高校である本校ならではの特色となっていると思います。

 二つ目は「なぜその学科か」でございますが、個々の学科の特色につきましては、この後の学科別の説明会で、改めてご確認をいただきたいと思います。

 最後に三つめの「入学後何がしたいか」についてですが、本校には13の運動部と15の文化部の、あわせて28の部活動がございます。充実した高校生活に、放課後や週末の部活動は欠かせないものと考えています。興味関心のある部活動について、いくつかお考えいただくことをお勧めいたします。

 本日はこの後、学科に分かれてさらに詳しく説明させていただきます。女子生徒向けの懇談会もございますので、忘れずご出席くださいますようお願いいたします。

それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。