日誌

第3学期終業式 校長講話

 みなさん、おはようございます。

 早いもので、終業式を迎えました。皆さんの3学期はいかがだったでしょうか。

 さて、3学期は進路に関する行事が多くありました。1年生も2年生も進級を控えていますので、将来のことをじっくり考えるよいタイミングなのかなと思います。

 まず、1月25日には、1学年進路講演会がありました。川島真人様を講師にお迎えし、主に「学校生活と仕事とのつながり」についてお話を伺いました。

 2月には、1年生の各学科で、キャリア教育に係る体験活動が行われました。

 情報電子科は2月7日から9日までの3日間、インターンシップを行いました。学科の学習内容に関連する職種ということで、情報電子科の先生方が一軒一軒開拓し、今年は19の企業・学校に受け入れていただくことができました。

 情報技術科は2月7日、「大学・工場見学」ということで、午前中は宮代町にある日本工業大学、午後は久喜市にある株式会社エフテックを、それぞれ訪問しました。

 電子機械科は2月8日、県の「高校生ものづくり最前線体感事業」により、午前中はさいたま市中央区の埼玉機器で工場見学及び部品製作体験、午後は行田市にあるものつくり大学を訪問しました。また、電子機械科の2年生は2月14日、県の「目指せ プロフェッショナル」事業により、埼玉工業大学工学部機械工学科の石原敦教授を講師に招き、電子機械実習の一環として、「本物のロケットの感動」をテーマにハイブリッド・ロケットの製作を体験しました。

 2月15日には、3年生を講師とする「1・2学年対象進路懇談会」が開催され、それぞれの学科の先輩の進路体験を聞きました。進学や公務員を希望する生徒向けの部屋も用意され、貴重な体験談を聞くことができたようです。

 3月15日、16日には進路行事として、1年生は体験型進路ガイダンスとSPI・クレペリン検査、2年生はSPI基礎テストと履歴書指導が、それぞれ行われました。

 このように振り返ってみると、本校のキャリア教育は、学校と地域・社会や産業界等が連携・協働した、体験活動を中心とした取組であることがよくわかります。校長先生は、高校生のころは政治経済の授業の影響で、漠然と弁護士を目指していました。現在で言えば、日曜夜9時からTBSで放映されていた「99.9」で松本潤が演じていた、あの弁護士です。実は以前の職場で弁護士の方と一緒に仕事をする機会があったのですが、実際に仕事ぶりを見る限り、自分には務まらない仕事だったと改めて思いました。

 しかしながら、高校生のころは仕事の実際を知らなかったため、イメージが先行して志望していたことになります。みなさんも3学期は多くの進路行事で大変だったと思いますが、実際に職場や大学等を見たり、仕事を体験したり、就職活動を経験した先輩の話が聞けたりというのは、とても恵まれた環境であると思います。

 これから春休みを迎えます。部活動などで忙しい人も多いと思いますが、気になる進路先があれば、企業であれ、大学等であれ、まずは本校の進路指導室を訪ねてください。実際に見学する際に必要となる、様々な情報を得ることができると思います。

 それでは、春休み中、くれぐれも、事故等には気を付けてください。全員揃って、4月9日の始業式で再会しましょう。以上で校長講話を終わります。