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生徒会誌『ゆりのき』第31回 校長あいさつ
『ゆりのき』第31回の発行、おめでとうございます。
平成とともに発行回数を重ね、いよいよ平成最後の回となりました。
さて、1月には、それぞれの学科で、課題研究発表会が開催されました。一通り拝見しましたが、どの学科も創意工夫に溢れた、素晴らしい発表会だったと思います。
課題研究と言えば、今年度の本校の学校案内は、昨年度の情報電子科の課題研究で作成していただいたものでした。表紙の中央には、「Be creative!」のカラフルな文字が躍っています。「創造的であれ!」という意味だろうと思います。
今年の情報電子科の課題研究では、外部講師の早川貴泰氏が講評を務められ、「『クリエイティブ』とは、新しいことに取り組むことだ」というお話をされました。
この「クリエイティブ」という観点で平成30年度を振り返りますと、様々な場面で、果敢に「新しいこと」に挑戦する生徒の姿が見られました。
第32回たくみ祭は10月27日(土)に一般公開が行われましたが、体育館の大規模改修という「ピンチ」を、新しい試みで屋外ステージを新設し、放送部が全館放送を行って校内全体を盛り上げるという「チャンス」に変えてくれました。1年1組は、初めてジェットコースターに挑戦し、安全第一で運行してくれました。
文化部の活動も目を引きました。無線部、電子計算機部、機械研究部、電子技術部は全国大会に出場し、それぞれ優勝、5位、10位、16位など成果を挙げてくれました。中でもライントレースカーを得意とする電子技術部は、新たに取り組んだロボット相撲で見事、全国大会への出場を果たしました。
合唱部はJCOMの取材で見せたダンスをはじめ、彦成中バザーで披露したギターの弾き語り、たくみ祭におけるミュージカル、年末の第九演奏会への参加と、次々と新しいことに取り組み、活動の場を広げてくれました。
運動部も県大会常連の剣道部を筆頭に、ハンドボール部、硬式テニス部、陸上競技部、ラグビー部が県大会へ駒を進めてくれました。陸上部は新たに投擲への挑戦を始めました。今後の成果に大いに期待しています。
新しいことに挑戦する生徒には、その生徒の挑戦を支え、支援する教職員がいます。変化が激しく、今後を見通すことが困難な時代だからこそ、日ごろから新しいことに挑戦する「クリエイティブ」な姿勢を、しっかりと身に付けていきたいと思います。