救急法・AED講習会 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。
生徒の皆さんは、期末考査1日目にも拘らず、多数ご参加くださいまして、ありがとうございます。また、先生方におかれましても、お忙しい中ご出席を賜り、ありがとうございます。
実は、今から6年ほど前になりますが、教頭として勤務していた学校で、部活動中の生徒が心肺停止の状態になったことがありました。幸い、居合わせた先生方や生徒の連携のおかげで、その生徒は一命を取り留めることができました。
心肺停止の状態から、AEDが使用されるまでの時間については、生存率の高さの観点から、7分以内という目安があるようです。このときは、顧問の先生に心得があり、養護教諭を呼びに行かせるなど、指示を出しながら、自らは当該生徒の気道を確保し、胸骨圧迫を繰り返し行いながら、AEDの到着を待った、というところが、よい結果につながりました。
心肺停止は、血液の流れが止まるため、脳への酸素の供給も止まることになります。胸骨圧迫は、止まってしまった心臓のポンプを手動で動かすことで、脳に血液を送り届けるイメージで行うのがよいように思います。本日は三郷市の消防署の方にもお越しいただいておりますので、後ほど詳しくご指導を賜りたいと存じます。
いつ自分が救助の当事者になっても困らないよう、しっかりと講習を受けたいと思います。
それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。