2018年9月の記事一覧
電子機械科課題研究「チーム・アース」、WRO全国大会出場
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
9月9日、石川県金沢市でWRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)ジャパン、第15回決勝大会が行われました。WROは自立型ロボットの国際的なコンテストです。市販のロボットキッド・LEGO(レゴ)を使う大会で、小学生から高校生まで幅広い年齢層の参加者が集まります。この大会に本校電子機械科3年生の課題研究「チーム・アース」が出場しました。メンバーは3年3組の北村飛龍くん、下山翔くん、金子怜くんの3人です。9月28日のお昼の校内放送「てく☆すて」では「チーム・アース」のWRO出場の話題をお届けしました。
課題研究は各専門学科の学習の集大成です。1年生、2年生で学んできたことを基礎にして、自分たちが選んだ研究テーマを追求します。「チーム・アース」は課題研究でLEGOによる自律型ロボットシステムをつくることを目的にしたチームです。課題研究でLEGOに取り組むことになった経緯について、北村飛龍くんは「自分はもとからレゴが好きで、課題研究もレゴをやりたいって思っていた。」と話してくれました。北村くんは小学3年の頃からLEGOでロボットを作ってきたそうです。
WROの競技種目には、あらかじめ決められた規定課題を競技する「レギュラーカテゴリー」部門や、2台1チームでフットボールを行う「フットボール」部門などがあります。「チーム・アース」は「オープンカテゴリー」部門にエントリーしました。「オープンカテゴリー」部門というのは、与えられたテーマを研究し、テーマに沿ったロボットを作成する競技です。今回の大会のテーマは「FOOD MATTERS」。ロボット技術を活用して食糧問題を解決する方法を考えます。
「チーム・アース」が制作したシステムの名称は「永遠の農業技術」です。農業生産の現場にロボット技術を投入して生産性の向上を図るというコンセプトですが、その特徴は田んぼの働きに着目したことです。田んぼの多面的機能について下山翔くんに聞きました。
「田んぼには水をためる機能があり、大雨などによる洪水を防止することができます。土砂崩れを防ぎ、川の流れを安定させるはたらきもあります。夏の暑さを和らげる働きや、様々な生き物の住処にもなります。食べ物を生産するだけでなく、地球温暖化による土地被害への対応策にも効果があります。また水を浄化するはたらきもあります。」
「永遠の農業技術」ではロボットを使って、田植え、稲刈り、作物の運搬と倉庫管理を自動化しています。作物の運搬にはベルトコンベアと搬送車を用い、積み込みにはロボットアームを利用しています。倉庫には全自動の精米機が設置され、お米を炊く機能もあります。お米を炊くのはソーラークッカーといって、太陽エネルギーを利用する調理システムです。太陽熱を吸収するパラボラは、常に太陽の方向を向くようにプログラムされています。炊飯には田んぼで浄化されたきれいな水が使われるようになっています。ロボットをコントロールするNXTユニットは7台使われています。作品について、苦労したことや工夫したことについて金子怜くんに聞きました。
「作品の構想をまとめたのは3月です。製作は4月から始めました。WROに出場するには7月の上旬には完成させる必要がありました。限られた資金の中でいかに仕上げるか、みんなで知恵を絞りました。技術的には搬送車の部分をライントレースにしたのですが、そのプログラムを組むのが難しかったです。」
WROの「オープンカテゴリー」部門では作品を紹介するビデオとレポートによる事前審査をパスしたグループが全国大会に出場し、作人展示とプレゼンテーションを行います。最優秀作品に選ばれるとタイのチェンマイで行われる国際大会に出場できます。三郷工技の「チーム・アース」は書類とビデオの審査を見事に突破して全国大会のステージでプレゼンテーションを行いました。北全国大会の様子を村くんに聞きしました。
「全国大会の1日目に設営があります。作品は宅急便で送ったのですが、運搬中にロボットが壊れるんじゃないかと心配でした。無事に届いたのでよかったです。当日は何回か発表の場があったのですが、1回めのときにはなかなか声が出ず緊張しました。2回目、3回目と続けるごとに言葉もうまくしゃべれたり、話もまとまってきてよかったです。」
残念ながらタイで行われる国際大会への切符は手に入れられませんでしたが、貴重な経験が積めたようです。指導教員の神田先生にもコメントをいただきました。
「生徒たちは春休みから計画等を立ててよく頑張ってくれたと思います。書類提出などの期限が迫ってくると休日も学校に来て活動しました。夜遅くまでがんばった成果が全国大会につながったと思います。全国大会では緊張する中、いいプレゼンができました。参加した生徒達はいい経験が出来たと思います。この経験を社会に出ても活かしていってほしいと思います。」
「チーム・アース」の皆さんはロボット製作を通じて食糧問題や環境問題についての見識も深め、多くの人の前で発表するという機会も掴みました。「チーム・アース」の皆さん、お疲れさまでした。ロボット作りに興味がある人、LEGOに興味があり人は是非WROにチャレンジしてみてください。
( 1年 藤丸 怜 )
陸上部が新人大会で県大会に出場!!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
9月ももう終わりが近づいてきて、肌寒い日が増えてきましたね。前回は読書についての話題をお届けしました。今回はスポーツの秋でお届けしたいと思います。今は多くの運動部で新人大会のシーズンを迎えていますが、その中で、陸上部が地区予選を突破して県大会に出場することになりました。9月26日のお昼の校内放送『てく☆すて』では、県大会出場にむけて調整に励む陸上部の皆さんの話題をお届けしました。
陸上部の新人大会地区予選は9月15日と16日の2日間にわたって行われました。男子砲丸投げで1年1組の岡田文太くんが8位に入り、県大会出場を決めました。その他にもリレー2種目で県大会出場が決まりました。4×100mリレーでは中島君、森田君、井坂君、吉原君が、4×400mリレーでは飛谷君、森田君、中澤君、吉原君が出場します。陸上部の皆さん、県大会出場おめでとうございます。
陸上部の県大会は、9月27日木曜日から3日間行われます。27日には4×100メートルリレーの試合が、28日には4×400メートルリレーの試合が、そして最終日の29日には砲丸投げの試合が行われます。会場は熊谷陸上競技場です。
県大会を直前に控えた陸上部の練習会場にお邪魔しました。リレーに出場する選手のみなさんに話を聞きました。
4×400メートルに出場する、1年生の吉原くんは「4×400メートルリレーは高校からの競技です。400メートルのトラックを4人で走る競技です。4×100mと比べて一人ひとりの走りが重要になってきます。とてもキツイ競技ですが、やりがいはあります。県大会では一人1分を切って、合計4分切れるくらいのタイムが出せればいいなと思っています。」と話してくれました。リレー種目の中でも一人が400メートルを走らなければならないこの種目はスピードとともにスタミナも問われます。吉原君にとって県大会は初めての経験です。いい走りをしたいと話してくれました。
もうひとつのリレー種目、4×100メートルリレーは短距離のリレーなのでスピード勝負です。ぞれぞれのランナーが少しでも速く走ることは勿論重要ですが、それと同じくらい大事なのがスムーズなバトン渡しです。4×100メートルに出場する、2年生で部長の井坂くんは「4×400メートルリレーはバトンパスの時にバトンされる人が責任を負ってバトンを貰いますが、4×100メートルリレーのバトンパスの時は渡す側の方に責任があり、しっかり次の走者にバトンを渡せるようにするところがカギです。」と話してくれました。今回の県大会での目標タイムは46秒台に乗ることだそうです。スムーズなバトンパスが出来るように調整中とのことでした。
今回の大会は、夏の大会で3年生が引退してから最初の大会です。リレーのメンバーも大きく変わりました。県大会直前の部活の雰囲気について、顧問の佐藤幸一先生にお話しをうかがいました。
「初めての県大会と言うところで緊張もしてるかと思いますが、一人一人、一生懸命やってくれてるんじゃないかと思ってます。私たちの学校は1年生が主体で2年生も少なく、他の学校と比べるとちょっと戦力的にも弱い部分はあります。今回は結果を出すということよりも、もう少し長い目で見て来年あるいはもう少し先になって結果が出てくれるといいかなと思っています。とにかく一生懸命やってほしいですね。」
陸上部のみなさん、ありがとうございました。練習の成果を存分に発揮してきてください。
( 1年 高橋 晃 )
読書の秋です・・・・
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
9月も後半に入りました。先月まで続いた酷暑がウソのような涼しい日が続いています。秋ですね。秋と言えば食欲の秋、スポーツの秋、いろいろありますがやっぱり読書の秋でしょう。9月21日のお昼の校内放送「てく☆すて」では読書についての話題をお届けしました。
図書室にある本の中でお勧めを紹介してもらいました。紹介してもらったのは2冊です。1冊は「リアルサイズ古生物図鑑」。恐竜や三葉虫が身の回りにいたらどんな様子になるのかを、例えば自動車とか、サーフボードとか、あるいはCDケースとかと大きさを比較して図解で紹介してくれているので、古生物が身近で親しみやすく感じられます。もう1冊は「日本現代怪異事典」。この本は「こっくりさん」とか「口裂け女」などのこわい話を集めたものです。索引が工夫されていて、50音別とか都道府県別だけでなく、どんな凶器が出てくるかで分類された索引があったり、似たような話が調べやすいようになっています。
尾澤先生は、毎月、図書館ニュース「りいぶる」を発行しています。先日配布された9月号には1学期の図書室利用数ランキングが掲載されていました。それによると、1位の人はなんと148冊も本を借りています。2位の人が76冊ですから、ダントツの読書量です。
本校図書室利用数ナンバーワンは1年生の笹島小鳩さんです。無線部に所属しています。学校の図書室には休館日以外にはほぼ毎日通っています。図書館で借りるのはファンタジー系のライトノベルが多いそうです。三郷工技の図書室は中学校と比べると広いし本も多いけれども、ライトノベルはもっと増やしてほしいと話してくれました。好きなのは「悪の大罪」シリーズの他にも「グランブルーファンタジー」などのゲーム系やボーカロイド小説で、本校の図書室にもぜひ置いてもらって、沢山の人に読んでほしいそうです。
笹嶋さんは休日には「ピクシブ」や「ハーメルン」でネット小説を読んだり、「虎の穴」といった同人誌専門店に出かけたりしています。公開はしていませんが創作活動もしているそうです。
みなさんも読書の秋を楽しんでみませんか。放送部でした。
( 1年 高橋 晃 )
台風の秋!マンクットくんがやってきた!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
9月に入り、気温も穏やかになりましたね。ですが、この季節にもっとも気を付けなければいけないのが台風です。先日、日本に上陸した台風21号は各地に甚大な被害を及ぼしました。9月19日のお昼の校内放送「てくすて」では、台風の話題をお届けしました。特別ゲストとして18日に温帯低気圧に変わった台風22号に放送室に来てもらいました。
みんなこんにちは!僕の名前は台風22号のマンクット!今日はよろしくね!僕の名前、マンクットはタイ語でマンゴスチン!あのフルーツのマンゴーのことなんだ!僕たちの名前は日本などの14の国が加盟する台風委員会が付けているんだ!ちなみに、日本が付ける名前は全部星座の名前なんだよ!僕たち台風は、太平洋に発生する低気圧の中で、最大風速が17㎧にまで成長したものを指すんだ!三工技のみんな!今日はありがとう。台風が来るときは天気がとても変わりやすくなるからニュースなどをみてしっかり対策をとってね!バイバーイ!!
台風くんありがとうございました。台風君は放送部員と一緒に「カエルの歌」を歌って帰って行きました。
私たちの学校がある三郷市は東は江戸川、西は中川に挟まれている上に、周りの土地に比べて低くなっています。そのため、古くから水害が多く発生しています。三郷市が刊行している「三郷市史」によると、三郷市最大の水害は1947年に発生した『カスリーン台風』です。多いところで一時間に400㎜の激しい雨が降りました。その影響で中川の堤防が決壊し、9月18日から約14日間三郷市全域が浸水したそうです。この台風で被害に遭った人数は約15000人、2600軒で床上浸水と多くの三郷市民が被災しました。
( 三郷市の図書館で借りてきた「三郷市史第10巻」にカスリーン台風の記事がありました )
では、どのような対策をとればよいのでしょうか。三郷市では、GPSを利用した災害対策用のスマートフォン用アプリを配信しています。私たち放送部も使ってみましたが、今自分の立っているところがどのくらい水に浸かってしまうのか、もしもの時どこに避難すればいいのか一目で分かるようになっていたのでとても使いやすかったです。このアプリは三郷市のホームページからダウンロードすることができます。「三郷市ハザードマップ」と検索してください。
また、避難するときのために非常用持ち出し袋の用意もしておきましょう。非常用持ち出し袋とは、避難に最低限必要なものをあらかじめ準備しておくための袋です。消防庁が公開している必要なものを一部紹介します。
・現金や預金通帳などの金銭
・缶詰、インスタントラーメンなどの非常食
・水(飲みやすい500mlのものがオススメ)
・ラジオ
・夜間の避難などのための懐中電灯やランタン
・寒さ対策のための毛布やブランケット
・生徒手帳などの身分を証明できるもの
このほかにも非常用トイレなどがあると避難生活の役に立ちます。非常用持ち出し袋はセットとして販売もされています。ぜひ調べてみてください。
(総務省ホームページより非常用持ち出し袋)
今日は台風についてお送りしました。日ごろから災害への備えをしておくことが大事です。家に帰ったら家族と防災について話し合ってみてください。
( 2年 番沢陽向 )
体育館が使えない・・・!!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
三郷工業技術高校では、只今体育館の改修工事が行われています。工期は約半年。築30年を超える建物が全面改修されて新しく生まれ変わります。完成が楽しみですね。ところで工事の期間中は体育館は全面閉鎖です。学校行事で体育館を使うことはできませんし、体育教官室も使用できないので体育科の先生方も大変です。そして体育館で活動していた部活は新しい練習場所を探さなくてはならなくなりました。9月14日のお昼の校内放送「てくすて」では、体育館が使えなくなった体育館部活の話題をお届けしました。
体育館を主な活動場所にしているのはバスケット部、バレーボール部、バドミントン部、卓球部、剣道部そして柔道部です。今回はバレー部とバドミントン部の人たちに話を聞きました。
夏休み中に吉川旭地区文化センターで練習しているバレー部を訪ねました。吉川旭地区センターは吉川市の北の端にあります。三郷工業技術高校からは吉川市を南から北に縦断していきます。自転車で約1時間かかりました。
部長の山田和昌くんは「遠い体育館を借りてやっているので少し大変」「体育館は学校よりも少し小さいけれどもそれなりにみんな頑張っている」といいます。学校から離れているこの体育館に部員の皆さんは自動車で家の人に送ってもらったり、電車やバス等の公共交通機関を利用して通っているそうです。練習に使う道具も預かってもらうことはできないので、部員たちで分担して運搬しています。
バレー部顧問の金子先生に練習環境に変化によって指導面でどういうところが変わったのか聞きました。旭地区センターの体育館は学校の体育館よりも空調設備が充実していて練習も快適に出来るという側面はあるものの、部員たちの様子については「体育館が変わったことで緊張しているのかなと私から見てとれる」そうです。当然ながら練習時間の制約も増えて、この夏休みの練習は例年を下回りました。「非常に不便と感じつつも今まで恵まれた環境でバレーをやらせていただいていたんだなと実感しています」と話してくれました。
彦成地区センターの体育館で練習しているバドミントン部を訪ねました。彦成地区センターは学校から見るとスーパービバホームの向こう側にあります。自転車で30分くらいかかりました。
1年生の高木直弥くんに話を聞きました。高木君は練習場所まで自転車出来ていました。家から学校までとだいたい同じくらいの時間で来られるそうです。彦成地区センターの体育館は扇風機があっていいけれどコートが1面か2面しか取れません。学校の体育館の半分なのでやはり手狭だと話してくれました。
バドミントン部顧問の秋元先生は「例えば今日なんかは2面で練習していますが、ダブルスで入っても8人しか入れません。部員はどのぐらい集まるかとかはそのときそのとき違いますからホントにもう出たとこ勝負でいつもやっています。1面しか張れなかった時に16人集まる日もあって、なるべく全員が球を打てるようにその場で考えて指導しています。」と話してくれました。その場で臨機応変に対応しているのがすごいですね。
運動部は秋の大会のシーズンを迎えています。体育館が使えなくなった部活も練習試合を増やすなどの工夫でハンデを補う工夫をしているようです。バレー部の山田君は先日行われた高体連の技術講習会で高い評価を受けました。バドミントン部は新人大会では団体戦で東部地区ベスト12にくい込んでいます。体育館で活動する部活はいろいろ大変だと思いますが、是非とも逆境を乗り越えて頑張ってください。
( 1年 釜島 睦 )
夏休み特集3:無線部がアマチュア無線コンテストで優勝!!
皆さんこんにちは。三郷工業技術放送部です。
放送部ではお昼の校内放送『てくすて』で、夏休み中の三工技生の活躍を3回にわたってお届けします。最終回にあたる9月12日の放送では無線部の活躍をお届けしました。
夏休み前の7月16日、海の日に第29回高等学校アマチュア無線コンテストが行われました。指定された時間内に無線での通信回数を競うコンテストで、通信に使用する周波数帯域によっていくつかの部門に分かれています。三郷工業技術高校無線部は7メガヘルツ、50メガヘルツ、144メガヘルツ、430メガヘルツの各部門に出場。そのうち50メガヘルツ部門で見事優勝。430メガヘルツ部門ではあと1ポイントというところで惜しくも入賞を逃しました。
表彰式は8月26日、27日の2日間にわたって東京都江東区有明にある東京国際展示場で行われた「ハムフェア2018」のイベントの1つとして行われました。期間中、高等学校アマチュア無線連盟がブース出展し、本校無線部も他校の生徒と一緒にブースの運営を行うというので、話を聞きに行ってきました。当日は素晴らしいほどの快晴で日差しが厳しい日でしたが、会場内は大変涼しく、無線部のみなさんは生き生きと活動していました。
(表彰式写真提供、無線部)
表彰式で賞状を受け取った鈴鹿光くんは「表彰式では27000人の前で話をしました。とても緊張しましたが、しっかり優勝した気持ちを伝えることが出来て良かったです。」と語ってくれました。今回の優勝には作戦があったようです。「今回の大会に挑戦する前に、過去の大会のデータを調べました。50メガの部門が毎年エントリー数が少ないことが分かったので、この部門だったら優勝できるのではないかと考えました。」無線では使用する周波数が高い方がより広範囲の相手と交信できます。そのため交信数を競うコンテストでは高い周波数帯域の部門にエントリーが集中します。50メガヘルツはそれほど高くない周波数ですが、本校の位置であればある程度の交信数は稼げるとの判断だったそうです。作戦は見事に成功しました。
430メガヘルツ部門ではあと一歩で3位入賞でした。激戦の中惜しくも入賞を逃した設楽優樹さんに聞きました。「430メガヘルツの部門は参加人数が多いので優勝が難しいです。今回は頑張って20局と交信出来たのですが、入賞にはあと1局足りませんでした。いいところまでいったので、来年はぜひ後輩たちに頑張って優勝してもらいたいです」
コンテストでの成績を上げるためにはどうすればいいのでしょうか。3年生の高橋弘一くんに聞きました。「無線のコンテストでは沢山の人と交信してその数を競います。日常的な部活動で沢山の人と無線でコミュニケーションをとって、三郷工業技術高校無線部のコールサイン『JJIYZH』を知ってもらうことで、コンテストの時にも一人でも多くの人が呼び掛けに応えてくれるようになります。普段の活動が大事になってくると思います。」
顧問の石郷先生にもお話を伺いました。「部活動ですから基本的には全て部員の一人ひとりが自分たち自身で方法を考えたり段取りを組んだりしてコンテストにも挑戦しています。自分たちでとりくんだ結果ですから自分たちで満足できればいいのかなとは思います。が、3時間という競技時間の中で結構楽しくやっている感じもしました。優勝できた部門もありますが、そのほかは参加勝しかいただけなかった。年間を通して柱になる活動ですから、もう少し力を入れて欲しかったなぁと思っています。」
アマチュア無線連盟のブースでは物品販売が行われていました。基本的にはジャンク品の格安販売です。商品は各加盟校の持ち寄りということで、バザーのようなものです。こうやって連盟の運営資金を作って各種イベントを行っているそうです。目玉商品のノートパソコンは1台2000円。あっという間に売れてしまったそうです。放送部でも使えそうなオーティオケーブルを何本か購入しました。
ブースの運営は連盟に加盟する学校の生徒が担当しています。狭山工業高校無線部の矢島くんに聞きました。「高額な商品も後半になってからかなり値下げしたのでかなり売れました。結果としては売上は良かったのではないかと思います。」ブースの運営だけでなく様々な場所で他校の生徒との交流が持てたようです。部長の設楽くんは「他校との交流で私達の日頃の活動報告をしたり、他校の活動を聞きくことが出来ました。お手本になるような事例も沢山あって、これからの私たちの技術力アップにつなげていきたいと考えています。」
無線部の皆さんありがとうございました。今後も無線部の活躍から目が離せませんね!!
( 1年 藤丸 怜 )
てくすて夏休み特集2:三工技体験入学大盛況!!!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
放送部ではお昼の校内放送「てくすて」で、夏休み中の三工技生の活躍を3回にわたってお届けします。2回目の8月に行われた体験入学の話題です。中学生が200人以上参加し、大盛況でした。学科ごとに体験学習のプログラムが組まれました。機械科では、製図を書く体験やネームプレートの製作体験、エンジンの分解・組み立ての体験、電子機械科ではロボット作り体験、電気科では電子オルガン作り体験、情報電子科ではアニメーション作り体験、情報技術科ではプログラミング体験が行われました。どの学科でも三工技生がお手伝いで活躍していました。
放送部では機械科のネームプレート作りの現場にお邪魔しました。ここではアルミニウムの板に自分の名前を刻印で打ち込む作業をしていました。名前が入ったプレートはストラップになります。参加した中学生は、「これを三年間にわたって作るということがとても楽しみです。」と興味を示していました。
機械科の体験入学では機械研究部の皆さんがお手伝いで頑張っていました。機械研究部のみなさんに手伝った感想を聞きました。「事故とかなくてよかったです。」、「しっかり教えられてよかったです。」と話してくれました。無事に終わってほっと一息といった感じです。
情報電子科の「アニメーションづくり体験」の現場にもお邪魔してきました。2年5組の有志の皆さんがサポートチームとして協力していました。情報電子科ではパソコンの入れ替え工事中のため、コンピューターを使った実習が行えませんでした。コンピューターを使わなくてもできるものということで、今回取り組まれたのが「おどろき板」の制作です。「おどろき版」というのは、円盤上にいくつかの絵が描かれていて、これをしめてすごくよかったじゃないかとおもいます。自分もいい体験ができたんじゃないかと思います。」と、話してくれました。回転させると動いて見えるおもちゃです。作業を手伝った人は、「中学生のみんなと一緒に驚き板と言うのを作ってみて、自分たちも作るのが初めてだったんですけど、自分たちも半分教わりながらの状態だったんですけど中学生のみんなと一緒に、親御さんたちも一緒に楽しめてすごくよかったじゃないかとおもいます。自分もいい体験ができたんじゃないかと思います。」と、話してくれました。
中学生とふれあう貴重な体験ができて良かったですね。体験授業を手伝ったみなさん、お疲れ様でした。
( 1年 高橋晃 )
てくすて夏休み特集1:みさと団地の祭りで三工技生が大活躍!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
皆さんは夏休みをどう過ごしましたか。夏休み中も三工技生が大活躍でした。放送部ではお昼の放送「てくすて」で3回に渡って夏休み中の話題をお送りします。1回目の9月5日の放送ではみさと団地まつりの話題をお届けしました。
7月29日日曜日、みさと団地の8街区とセンターモール商店街でお祭りが行われ、電気科新幹線チームがミニ新幹線のブースを出しました。ミニ新幹線は電気科の課題研究で製作され、細部までこだわりをもって作られています。今までも様々なイベントに参加して子供達を楽しませてきました。
開催日の朝にはバケツをひっくり返すような雨が降りました。そんな雨の中でも準備を進める電気科新幹線チームのみなさんに話を聞きました。3年4組の内田君は「今日は8時くらいからずっと準備をしていました。雨が止んだら始まる予定です。」と話していました。
雨も無事止み、新幹線には多くの子供たちが集まり大盛況でした。新幹線に乗った子供は「凄かった。」、「楽しかった。」と大喜びでした。
この日は電気科の卒業生の吉岡さんが応援に駆け付けていました。去年までと違いについて吉岡さんは、「まだ最初の方なので、いろいろ不足する部分もあると思うんですけど、今後どんどん経験を積み重ねて、上手になって頂ければなと思います。去年のみさと団地祭りは、これがその初めての祭りになるんですよね。なんでやっぱりまだ分からない部分もあって、準備に何時間もかかったりと、最初は本当に慣れなくて不手際ありましたね。現在は千葉県の北総鉄道株式会社というところで車両の整備の方をやらせてもらっているのですが、この新幹線チームで整備について学んだことで、今の仕事にもスムーズに入ることが出来ました。」
みさと団地の祭りでの講評を並木先生は、「今回台風が来ていたので、出来るかどうか分からなかったんですけど、日曜日逸れるという予想だったから、午前中何とか準備をして、雨も降りましたけど、お昼前から実施できました。自治会の人も応援してくれたり、今こうしてお客さんもたくさん来て頂けてるんで、実施して良かったかなとそう思います。」と話してくれました。2学期に入ってからも電気科の新幹線は大忙しです。新幹線チームの皆さん頑張って下さい。
今回のお祭りでは合唱部もステージ参加をしていました。発表は午前と午後の2回。午前中は8街区、午後はセンターモールのステージで歌います。今回のお祭りで発表する曲は、「情熱大陸」、「ドラえもん」、「やってみよう」、「海の声」4曲です。
午前中の発表の直前にスイカバーを食べている合唱部の皆さんに話を聞きました。二年五組の杉村くんは、「今日は9時から準備をしています。開始は11時の予定です。」と話していました。
午前中の発表を無事終えたところで、顧問の木元先生お話をききました。「毎年なんですけれども、外でやっているので、なかなか纏まらなくて、とんでもなかったかと思うんですけど、周りの人が喜んでくれたら良いかなと思います。」
2回目のステージの後、合唱部のみなさんに話を聞きました。一年生の萬年くんは、「練習では、一年生と二年生が練習の主体となってやっていた形で、三年生は就職活動や仮進級などいろんな事情がありましたけど、本番は出し切れたので良かったと思います。来年も頑張ります。」二年生の富樫(とがし)くんは、「8街区の団地のやつだと反省点がいっぱい多かったんですけど、午後のセンターモールでやったやつは、反省を生かせたので、その反省を見つけるという所からどんどんやっていって、文化祭ではそれをどんな曲でも、出来るようにしていきたいなと思いました。」三年生の正田くんは、「暑い中だったんですけど、意外と出来たと思います。今回は暑さに負けてしまったんですけど、次は寒さに負けないようにしたいです。」
顧問の松澤先生にもお話を伺いました。「部員は暑い中頑張ってくれたと思います。文化祭に向けてもっとレベルアップしなきゃいけないなというところもあるので、そこに向けてぜひ頑張ってもらいたいと思います。」
合唱部のみなさん、ありがとうございました。番組では最後に、合唱部の発表曲の中から『海の声』をお届けしました。
2学期が始まったのだ!!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
今日から2学期が始まりました。体育館が改装工事中で使用できないので、始業式は校内放送で行われました。式は放送室で行われ、それを全校生徒が教室で聴くスタイルです。放送機器の運営は私たちが担当です。式に備えて放送室をちょっと模様がえ。マイクはスタンド付きで2台準備しました。
式に先立って、表彰が行われました。夏休み中に活躍した部活、その他の表彰です。今日はジュニアマイスターの表彰と無線部、電子技術部、バドミントン部の表彰がありました。校長先生が賞状を読み上げて、それぞれの受賞者に手渡しました。
表彰の後は校長先生の講話がありました。学校説明会や夏休み中の部活動の活躍についてのお話がありました。生徒指導部長の逸見先生は2学期に向けた心得についてお話されました。
体育館の改修工事はまだ時間がかかります。2学期の終業式と3学期の始業式も今日のスタイルで行われる予定です。放送事故が無いように頑張ります!!