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2018年10月の記事一覧
ものづくりの楽しみ~オーディオケーブル延長端子の製作~
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
与えられた条件のもとで、より高いパフォーマンスを引き出すための創意工夫は放送部活動の楽しみの一つです。折に触れて紹介している私たち三郷工業技術高校放送部の技術的なチャレンジですが、今回のお題はケーブルの延長です。
この写真は今年の文化祭の一コマです。体育館が使えないため、ピロティに野外ステージが設営されました。PA関連の業務を生徒会から委託された私たちはステージ脇にPAステーションを設営しました。
ここまでやるならステージで行われるイベントの音を校内に流してみたいとか考えちゃいます。そのためにはPAステーションから放送室に音声信号を送る必要があります。位置関係は写真の通りです。ケーブルでつなげない距離ではありません。長いケーブルを購入してもいいのですが、身近にあるものを中心にしてなんとかしたい。そこで一工夫です。
夏休みに無線部を取材するためにハムフェアに行ったときに高校生アマチュア無線連盟のブースで購入した長さ1メートルのミニ端子赤白ペアケーブルを使うことにしました。値段は100円だったかな。このケーブルを2つに切って、切り口の両端に電源のコンセント用のプラグを取り付けます。
このコードは接続部を電源のコンセントにしたので電源用のドラムリールに繋ぐことができます。ドラムで中継してすればPAステーションと放送室を繋げます。端子の片方を放送卓の入力端子に繋げばオッケーです。
電源用のドラムリールをオーディオケーブルに転用するというアイディアは私たちのオリジナルではありません。どこかの学校で体育祭などの屋外イベントの時にこういうことをやっているという話をどこかで聞いたことがあったので、試してみました。オーディオにこだわりのある人が見たら眉をひそめるかもしれませんが、電源用ドラムは雨風にも強いので屋外使用に便利です。使い勝手はなかなかでした。
放送部でした。
放送部のTakumi-Fes!!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。10月26日(金)27日(土)の2日間、三郷工業技術高校の文化祭=「たくみ祭」が行われました。今回で32回目の開催になります。26日は校内公開、27日は一般公開でした。
放送部では校内放送「てく☆すて」のスペシャル番組を計画していましたが、開催直前の1週間前にたくみ祭を主催している生徒会から重大な役割をいただきました。本校では現在、体育館が改装工事中で使用できません。そのためイベント用の屋外ステージが設営されることになったのですが、そのPAをまるごと引受けることになったのです。これはもう、頑張るしかありません!!
野外ステージは昇降口前のピロティに設営されました。校舎から近いので電源の確保は簡単です。機材をフルに生かしてシステムを組むことができました。ステージのわきにPAステーションを設置して、たくみ祭開催期間中の放送部の活動拠点にしました。
放送室から近い位置だったので、PAステーションのミキサーから放送室までケーブルを引いて、野外ステージの様子を校舎内に放送することが出来ました。ステージで行われたバンド演奏やダンスパフォーマンスの音声をそのまま校内で放送して臨場感を盛り上げます。築山前で行われた機械研究部によるエコラン・マシンのデモ走行にもステージの音響機器を提供することによって、その様子を校内に放送することが出来ました。ストリート感あふれる展開で、勢いでやってしまったこともたくさんありましたが、開放感あふれる放送運営になりました。「てく☆すて」スペシャルも番組を再編成して野外ステージから放送しました。ラジオの公開放送みたいでしょ!!
27日に野外ステージで行われた開会式では放送部の部長が生徒会顧問の先生からマイクを奪い取ってステージを乗っ取ってしまうというハプニングが発生しましたが、この事件の一切は放送部の関知するところではありません。念のため。
放送部でした。
みんなで盛り上げよう!TAKUMI-festival!!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
いよいよたくみ祭が近づいてきました。みなさんのクラス・部活・有志団体では準備は進んでいますか? 順調に準備がすすんでいる団体もあれば、そうではない団体もあると思います。直前の準備期間をめいっぱい生かしてたくみ祭を盛り上げましょう!!10月23日のお昼の校内放送「てく☆すて」では、たくみ祭直前特集をお届けしました。
放送室に生徒会顧問の相馬先生に来ていただきました。
去年と今年のたくみ祭の違いを聞きました。「大きな違いはチケットのナンバリングを廃止したところです。沢山の人にたくみ祭に来ていただいて三工技を知ってもらいたいですからね。生徒のみなさんも多くの人に来てもらって、見てもらって、刺激を受けて、やっぱりたくみ祭は楽しいなぁと思ってもらいたいので、多くの人にチケットを配布しやすくするためにナンバリングを無くしました。」
今年の企画の中で面白そうなものはありますか。「2年5組では装飾に実際の苔を使っています。校庭で一生懸命生えている、生きている苔をむしって装飾に組み込んでいるところがすごいです。1年1組のジェットコースターも注目ですね。」
最後にメッセージをいただきました。「たくみ祭まで今日入れてあと3日になりました。出来るだけ多くの人に来てもらえるように、来てもらったときに閑散としているとか、つまんないなぁという形になると嫌なので、この3日間、一生懸命取り組んでもらえたらと思います。三工技生らしく最後の最後まで頑張る、最後の底力を見せるという所を見せてもらいたいと思います。それと同時にみなさんもいろんな人を誘ってもらえたらと思います。1人が1人呼べば600人来ます。2人呼べば1200人、3人なら1800人です。1人でも多く誘って皆で盛り上がれるたくみ祭にしましょう!」
相馬先生ありがとうございました。
今年のたくみ祭のポスターをデザインしたのは情報電子科3年生の相川けんりんさんです。全体的に華やかなデザインです。パッと見て注意を引くのはアップサイズの人物像なのですが、髪の毛は白、そして肌の色が濃いピンク色。今回のたくみ祭のテーマが「EXciting」なので、そんなイメージを出そうとしてこの色を選んだそうです。「人だったら肌色とかのイメージだと思うんですけど、そういった普通の感覚を覆してみようと思いました。」
派手な人物の背景にもかなりの工夫がされています。「工業高校らしさを出そうと思って、歯車を重ねてあります。三工技しか使えないように校章とかを入れたりしています。」みなさん、ポスターの背景もよくみて下さいね。
さて、今回のたくみ祭では特設ステージが設置されるということもあり、例年以上に沢山の有志団体が参加しています。毎年おなじみのプロジェクトDのミニ新幹線にはお向かいの立花小学校から沢山の子供たちが試乗に訪れることになっています。そのほかにもステージでの演奏を行う団体が5つ、ダンスを披露する団体が2つです。今年はステージ発表から眼が離せませんね。
「音選」バンドは3年生の選択科目で音楽を選んでいる5人組です。今回のたくみ祭のために結成されました。メンバーは3年5組からボーカルの中根さんとベースの平野さん、3年6組からキーボードの堀くん、ギターの遠藤くん、そしてドラムの田中くんです。たくみ祭出場を決めてバンドを結成したのは1学期の期末テストが終わったばかりの頃。2学期に何をやりたいかという先生からのお話をうけて、何かみんなでできることを、ということでバンド演奏にチャレンジすることになりました。どうせならたくみ祭に出ちゃおう!!ということになったそうです。夏休み中は週に3回、進路活動の合間を縫って音楽室で練習。ベースの平野さんは今回のステージのために新たにベースギターを新調しました。意気込みを語ってもらいました。「ベテランはいません。みんな初心者ですが、夏休み頑張りました。初心者並みに頑張るので期待していてください。」本番のステージが楽しみですね。
三郷工業技術高校、第32回たくみ祭の一般公開は10月27日(土)9時30分から15時00分です。みなさん是非お越しください。
( 2年 番沢 陽向 )
どうなっているの?体育館工事!! 工事業者の方に聞きました・・・
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
中間考査も無事(!?)終わり、放送部の校内放送活動も再開です。テスト明けの10月19日(金)のお昼の校内放送「てく☆すて」では体育館の改修工事の話題をお届けしました。
みなさんもご存じのとおり、今、改修工事のため体育館が使えません。フェンスの向こう側の工事現場がどうなっているのか、どれだけ工事が進んでいるか、とても気になるところです。体育館の工事を担当している株式会社カタヤマさんに取材を申し込むと、快く引き受けてくれました。私たちが作業現場のゲートをくぐって駐輪場脇にあるプレハブ2階建ての現場事務所にお邪魔したのは10月に入って間もない10月4日、木曜日の放課後のことです。建築部の弓田駿一さんにお話を伺いました。
現在の工事の状況を聞きました。
「アスベストの撤去作業がだいたい2か月くらいかかりました。今行っているのは建物内部の改修工事です。古くなった男子更衣室、女子更衣室等の流し台などは撤去しています。建物の外壁は塗装を全てはがした状態です。外壁りを調査して、ひび割れなど補修工事が必要な場所を確認しています。」
夏の間、体育館全体を覆っていたパネルが撤去されて、シートの隙間から塗装を落としたむき出しのコンクリートの壁が見えます。ところどころに見えたマーキングは補修工事の場所だったんですね。トイレは和式のままですが、壁のタイルは部分的に新しくなります。廊下の床のPタイルはシートになるそうです。入口はバリアフリーの工事が施されて車椅子でも自由に出入りできるようになりますが、エレベーターはつきません。全体的に綺麗になって見栄えが良くなるというお話でした。
数年前から雨漏りが気になっていた屋根ですが、劣化の激しいところが何か所かあったそうです。屋根の工事は現在使われている材料をそのまま残して、その上に新しい屋根を被せる作業が行われます。パーツを屋根の上に持ち上げるためにクレーン車が導入されます。駐輪場の一部が工事に使われるのはこのためだそうです。この工事で雨漏りは無くなりますが、あの「パリパリ」「カサカサ」という音はなくならないだろうというお話でした。
ところで今年の夏は大変な猛暑でしたね。あの暑さの中で、パネルに覆われた工事現場は大変な状態だったそうです。真夏の工事の様子をききました。
「アスベストというのは有害な物質です。それを撤去するときに外に漏れ出さないため現場を密閉しなければなりません。パネルの内側をさらにシートで密閉します。そのなかで作業するのですが、アスベストの撤去作業というのは服装が決められていて、気密性の高い防護服のようなものを着て、口も鼻もマスクで覆いながら仕事をしなければなりません。僕も体験したんですけどホント1時間なんてもう全然耐えられないくらい暑い状況でしたね。」
熱中症対策は必須です。作業を担当されたみなさんは休憩時間をこまめにとったり水分補給をしっかして、この過酷な状況をなんとか乗り切ったそうです。みなさんはこの夏にサマータイムの導入が話題になっていたのを覚えているでしょうか。様々な議論があるなかで、本校の体育館改修工事の現場では先行的にサマータイムを導入していたそうです。作業開始時刻を8時から7時に前倒しして、少しでも気温が高くなる前に作業をすすめるという工夫がなされていました。すごいですね。
ところで、工事のために本校を訪れていた皆さんからみて、私たち三工技生はどのように見えたのでしょうか。聞いてみました。
「ゲートのところで仕事をしている誘導員の方の話ですが、生徒さんがみんな挨拶をよくしてくれて嬉しいとおっしゃっていました。それと皆さんとても元気がいいですね。」
体育の授業は声が大きくて元気がいい、サッカー部が練習で歌う校歌が耳に残って、工事が終わる前に歌詞を全部覚えられるのではないかとおっしゃっていました。インタビューに応えてくれた弓田さんは昨年まで、私たちの先輩も多く進学している日本工業大学の建築科で学ぶ学生で、この春から社会人になり株式会社カタヤマに就職したそうです。社会人1年生として日々学ぶことが多いとおっしゃっていました。私たち三工技生にメッセージをお願いすると、「学生時代はとくかく青春しよう!!今やりたいこと、今しかできないことを沢山やってください」と話して下さいました。
弓田さん、そして工事を担当してくれているみなさん、ありがとうございます。体育館の改修工事はあと4か月くらいかかる予定です。完成が楽しみですね。放送部でした。
( 1年 髙橋 晃 )
「Misato Halloween Fes 2018」の司会をやらせていただきました!!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
10月13日(土)、三郷中央駅前のにおどり公園を会場にして「Misato Halloween Fes 2018」が行われました。主催は三郷中央にぎわい創出実行委員会。三郷中央駅周辺に生まれた新しい街を盛り上げるために様々なイベントを企画しているみなさんです。4月に行われた「春祭り」に続いてステージ進行のお手伝いをさせていただきました。今回も三郷高校放送部と一緒です。
つくばエクスプレスが開通して三郷中央駅が開業したのが2005年の8月。同じ年には三郷インターチェンジのそばに大型の複合商業施設「ピアラシティ」も街開き。3年後の2008年には新三郷駅周辺の武蔵野操車場跡地に大型のショッピングセンターがオープンしました。「これらの新しい施設の周辺に新しい街が生まれて、若い市民が増えました。昔から三郷で暮らしている人と新しい住民の交流の場を積極的に作っていこうということで様々なイベントを企画してきました。」と話してくれたのは三郷市役所のまちづくり推進部で長年都市開発を担当してこられた豊賀さん。今日はアニメキャラクターの衣装に身を固めてハロウィンパレードの進行役です。
「Misato Halloween Fes」は今回で5回目。子供からお年寄りまで、様々な世代が参加できるイベントとして企画されました。昨年は残念ながら台風の影響で中止になってしまいましたが、今年は何とか天候にも恵まれました。メインイベントのハロウィンパレードは今回も大盛況。1000人近い参加者が工夫を凝らした仮装で会場をねり歩きます。
周囲の注目を集めてお祭りを盛り上げた参加者は表彰されます。ギリシャ人の仮装をした三郷市の木津市長がプレゼンターとして登壇。受賞者に豪華な賞品を手渡します。
その他にもステージイベントとしてバンドの演奏や子供たちのジャズダンス、三郷市のマスコットキャラクター「かいちゃん」とのじゃんけん大会など盛りだくさんのプログラム。そして会場内ではハロウィン向けの小物づくりやフェイスペイントのワークショップも開催されました。グルメコーナーでは18の店舗が並び、大勢のお客さんでにぎわっています。三郷工業技術高校の生徒会もブースを出して2週間後に迫った「たくみ祭」の宣伝をしました。
こんな大きなイベントの司会をやらせていただき、ありがとうございました。今回も貴重な活動の場を提供してくださった実行委員会の皆様に感謝です。これからもよろしくお願いします。
さて、お祭りも無事終わりました。次のイベントはいよいよ「たくみ祭」ですが、その前に中間テストです。赤点をとらないように頑張ります!!放送部でした。