2019年9月の記事一覧
ラグビー部、花園予選で大健闘!!
みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。
野球といえば「甲子園」、ラグビーといえば「花園」ですね。1月に花園で行われるラグビー全国大会。その埼玉県代表を決める予選が行われています。三工技ラグビーは一回戦で浦和工業高校と対戦しました。結果は42-0で圧勝でした。二回戦の相手は深谷高校です。9月25日(水)のお昼の放送「てく☆すて」では、ラグビー部の深谷高校との対戦の話題をお届けしました。
今回の対戦相手の深谷高校は昨年の大会の優勝校です。過去10年間の大会で7回も埼玉県代表に選ばれています。大柄な選手たちが多く、平均体重78㎏です。この強敵を相手に三工技ラグビー部はどのように戦おうとしているのでしょうか。顧問の中川先生に聞きました。
『深谷高校は毎年130点以上の得点で優勝しています。その相手に対して100点以上取られないということ、そしてこちらは零点では終わらない。そこにとにかくフォーカスして60分間頑張りたいなと思います』
相手との力の差を認めつつも、出来ることをやる。それが三工技ラグビー部の作戦です。ラグビー部では試合の度にボードに寄せ書きをしています。部員全員が試合に向けた思いをそこに書きます。今回の寄せ書きには「声を出す」や「死んでも立ちます」など気持ち的なものもあれば、「すべてロータックル」と言ったような技術的なものもありました。「重いやつがなんぼのもんじゃい!」というようなユニークなのもありました。チームワークが大事ということを象徴するようにボードの上の方に大きく「ONE TEAM」と書いたのはキャプテンの相田くんです。
試合が行われたのは9月21日(土)。会場は本校グラウンドでした。午前10時半。キックオフの笛が高々と鳴り響きます。
試合開始直後から攻める深谷高校。どんどん得点を重ねてきます。三工技は猛攻をなかなか防ぎきれません。前半は深谷高校リードで終わりました。
後半に巻き返しをかける三工技。体重差を補うために1人の敵の攻撃を2人がかりで止めるダブルタックルが効果をあらわしはじめました。わざと高い場所でタックルし、ボールの勢いを殺したり、2人組、3人組を作って敵に当たるチームプレーを生かした試合運びで何とか敵の勢い押さえます。
圧倒的な得点差にも関わらず三工技ラグビー部は、最後まで試合を投げ出すことなく全力で強敵に挑みました。最後まで声を出し続け、互いに励ましあいながら頑張りました。残念ながら得点には至らず、125-0で2回戦敗退3回戦進出にはなりませんでした。三工技ラグビー部大健闘でした。お疲れさまでした。
今回の試合でラグビー部の3年生は引退します。3年生の何人かに今の気持ちを聞いてみました。「3年間仲間と同じ部活で活動出来てよかった。」と佐藤くん。「足を骨折して10カ月。最後にみんなと一緒にラグビーが出来たことを誇りに思います。」と稲葉くん。「1年生の12月頃に途中入部したけど、今日この日までこのメンバーでラグビーができて幸せでした。」と尾櫃くん。「合宿で1日のスケジュールが終わったあとにみんなで部屋で遊んだことが一番の楽しかった。」と菅原くん。みなさんお疲れ様でした。最後にキャプテンの相田くんにコメントをいただきました。
「ラグビーをやってきて、本当に人として成長できたので、3年間続けて良かったなと思います。」
ラグビー部の3年生の皆さんお疲れさまでした。
( 1年 高橋 晃 / 写真撮影 番沢 日陽 )