放送部活動記録

2023年8月の記事一覧

夏休みの中学生部活体験。放送部では模擬放送を体験!!

皆さんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。今回は8月3日に行われた中学生向け部活動体験の話題をお届けします。放送部にも参加者が来てくれました。今回来てくださった中学生は放送委員会に所属しています。高校でも校内放送をしてみたいということで、放送部の体験を希望したそうです。

 

 今回の体験入部では模擬放送を行いました。参加者にはレポーターを体験してもらいました。校内の話題を取材し、番組に出演してレポートを行います。

 

 中学生の体験者が気になっている学科を取材します。今回は情報電子科を取材させていただきました。川島先生と阿部先生に、「学科の魅力」と「最近起こった学科のニュース」について語っていただきました。川島先生、阿部先生ありがとうございました。

 

 体験者は特段緊張をしている様子もなく、気圧されずに先生方にマイクを向けていました。急に振られた役割にもかかわらず、そつなくこなしていました。入学した折にはぜひとも放送部に入っていただきたいものです。必ずや即戦力となるでしょう。番組体験をしてくれた中学生にも、情報電子科の魅力が伝わったと思います。

 

  

 

続いて体験してもらったのは、番組のレポーターです。

 

番組の中ではレポーターが自分で取材してきた出来事についてレポートします。放送部員に交じっての放送でしたが、現役の放送部員に負けないくらい活舌がよく、マイクの乗りも良い声で、ますます来て欲しくなりました。

 

体験者に感想を聞くと、「中学の放送委員会よりも本格的でおもしろかった」とのこと。好評だったようです。今回の体験入部を楽しんでいただけたなら何よりです。放送部が気に入ってくれたらうれしいな。入学後はぜひ放送部に!!放送室で待っています!でもそのまえに受験頑張ってくださいね。

( 放送部2年 中村朔哉 田中恋夢 高橋広明 )

機械研究部「鮪」号、埼玉エコラン気化器方式部門1位 勝利の女神がもたらした初の総合V

埼玉県エコカーコンテストで初の総合V

 

みなさんこんにちは。三郷工業技術高校放送部です。

 

第22回埼玉県エコカーコンテストは7月29日、鴻巣市の関東工業自動車大学校を会場にして行われました。県内7校から9チームが出場。本校機械研究部が気化器方式部門で1位になり総合優勝を獲得しました。新聞でも大きく取り上げられたのでご存じの方も多いと思います。

 

 

 

エコカーコンテストは自作の自動車で燃費を競うレースです。指定されたコースを走行してガソリン1リットルあたり何キロメートル走行できたかを競います。三工技機械研究部の「鮪」の記録は1971.012キロ。1900キロといえば沖縄から東北の盛岡までの直線距離になります。1リットルのガソリンで沖縄のソーキそばと盛岡の冷麺がはしごできるってこと?? 凄いです!!

 

勝因はち密な連携プレーと凄腕ドライバーの活躍!!

 

「全員が自分の役割をきっちりとやり遂げることができました。1位を取ることができて嬉しいです」と語ってくれたのは部長の石塚獅王さんです。長い月日を費やして改良を重ねてきたマシンです。レース直前のメンテナンスは慎重の上にも慎重を期して行われました。

 

 

 

1年生の細井玲音さんは「手順を間違えずに確実にやることを注意しています。確実にできないとダメです。小さなミスが大きな失敗に繋がったりするので、その点は注意しています」と話してくれました。2年生の植竹未智さんは「私たち2年生にとっても大会は今回が初めてなので緊張しました。不安なこともたくさんありましたが、私たちも一年生も、そしてドライバーの広瀬先輩もしっかりやってきたので1位という結果が出せて嬉しいです」と話してくれました。みんなの力で「確実に」記録をはじき出すマシンをコースに送り出し、ドライバーが冷静にマシンを制御する。まさにチームの力で勝ち取った勝利ですね。

  

 

ここでぜひ紹介したいのが3年生の広瀬珠希さんです。みんなが頑張った中でも特によくやってくれたと顧問の伊藤先生が推してくれたのがドライバーを務めた彼女です。入部したのは今年の4月ですが活動熱心でドライバーに抜擢されました。運転技術が素晴らしく、大会会場では他校の先生方の間でも話題になっていたとか。その走りはまさに「完ぺきだった」と伊藤先生はおっしゃいます。

 

広瀬さんに大会当日の話を伺いました。「本番ではそんなに攻めたりはしていません。それでこんな記録が出たのは正直信じられないです。自分でも驚いています。」本人もびっくりのベストランだったようですね。まさに幸運を掴む勝利の女神という言葉がぴったりな感じがします。もちろん実力があっての幸運なのは間違いなしです。

 

 

4年ぶりの大会でみんな初めて。先輩たちの無念を引き受けて頑張った。

 

実は今回のコンテストは4年ぶりの開催でした。感染症対策のための大会中止が3年も続いたのです。2年生の植竹さんは「2年生にとっても初めてで不安」と言っていましたが、1年生はもちろんのこと、3年生にとっても初めての埼玉エコカーコンテストでした。部長の石塚獅王さんは「みんな手探りでやっている」と言っています。

 

しかしこの3年間、大会がないからといって機械研究部の活動がなかったわけではありません。いつでも大会があるという前提で活動してきました。機械研究部の活動はマシンの改良につぐ改良です。老朽化した古い部品を修理したり新しい部品を作ったり。どの部分をどのように改良すればより燃費が向上するのかを考え、改良を続けます。そんな活動を続けながらも、ついに1回も大会を経験することがなかった先輩たちもいました。

 

大会の中止が決まった時に、それを部員につたえる仕事が顧問として一番辛かったと伊藤先生は語ります。「みんなの驚き、そして落胆。涙を流す部員もいる。本当にかわいそうでしたね。だから今回はそういった先輩たちの分までみんなで頑張りました。その結果としての総合V、本当に良かったです。」今回の総合V、OBの皆さんもとても喜んでくれたそうです。

 

 

次は「もてぎ」だ!! 目指すは2600キロ!!

 

4年ぶりの埼玉エコランを戦い抜いた機械研究部。次の目標は第42回本田宗一郎杯、Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2023です。9月9日と10日の2日間の日程で、栃木県にある「モビリティリゾートもてぎ」を会場にして行われます。全国の高校生だけでなく、大学生や一般の人たちも出場する大きな大会です。意気込みはいかに?!

 

2年生の植竹さんは「今回の県大会では上位の学校は燃費が2600キロ位の記録を出しています。それを越えることが目標です。」と語ります。2600キロってすごいですね。だいたい東京から台湾までか約2100キロです。それを超える距離をたった1リットルのガソリンで走破するなんてすごいですね。

 

ドライバーの広瀬さんは「県大会では計測時にコースを走行するのは自分だけですが、もてぎの全国大会では同じコースをたくさんの車両が走行します。事故なく安全に終えられれば良いなと思います」と語ります。冷静ですね。

 

機械研究部のさらなる活躍に期待します。頑張ってください。

 

( 放送部2年 倉品龍一 1年 本橋陽人 1年 平井温広 )