活動記録

2023年6月の記事一覧

埼玉県ネットトラブル注意報 第2号

埼玉県より、児童生徒のネットトラブル防止のため「ネットトラブル注意報」が配布されました。

今回の注意報は【「ネットリンチ」の実態】です。 

 インターネット上への投稿をきっかけに、投稿者の個人情報がさらされたり、誹謗中傷が集まったりすることを「ネットリンチ」と言います。インターネット上への不適切な投稿が社会問題となっている一方で、その投稿者への「ネットリンチ」も深刻化しています。

「ネットリンチ」の実態

インターネット上への投稿をきっかけに、投稿者の個人情報がさらされたり、誹謗中傷が集まったりすることを「ネットリンチ」と言います。インターネット上への不適切な投稿が社会問題となっている一方で、その投稿者への「ネットリンチ」も深刻化しています。

「ネットリンチ」の主なきっかけは不適切な投稿

「ネットリンチ」の標的になりやすいのは、インターネット上で不適切な投稿をした投稿者です。

 公共の場で迷惑行為やいたずら行為をしている様子などをインターネット上に投稿すると、批判的なコメントが集まり、投稿が拡散されます。これがいわゆる「炎上」という状態です。

 投稿が「炎上」すると、投稿者の個人特定がはじまります。インターネット上には、不適切な行為をした人をこらしめようという正義感や自分が楽しむことを目的に、不適切な投稿をした投稿者の個人情報を探る人物がたくさんいます。そのような人物から個人情報を特定されると、問題の投稿と一緒に個人情報を拡散されたり、誹謗中傷を含む書き込みをされたり、ありもしないデマや噂を流されたりといった「ネットリンチ」が発生します。

(重要)

◆「ネットリンチ」の標的になるのは、投稿者だけとは限りません。投稿者の家族の氏名や勤務地などの個人情報まで拡散されたというケースもあります。

◆不適切な投稿以外にも、インターネット上でのささいな発言がきっかけとなって「ネットリンチ」の被害者になってしまうこともあります。

◆居住地域や年齢などが一致したことなどから、まったく無関係の事件の加害者だと誤解され、「ネットリンチ」の標的になってしまったというケースも過去にあったので、インターネット上に個人に関する情報は載せないようにしましょう。

 

 インターネットを使っていれば、誰でも「ネットリンチ」の標的になる可能性はあります。インターネット上に不適切な投稿をしないことはもちろん、他の利用者を不快にするような発言は控えるように心がけましょう。