電気科日誌

2018年5月の記事一覧

【二年生】電気工事士朝補習

いよいよ今週末に迫った第二種電気工事士の筆記試験に向け、二年生は大詰めを迎えています。この数週間朝補習を行っていますが、日に日に生徒の登校時間が早くなり問題を一問でも多く解こうと必死に取り組んでいます。
ここ数日では、教員の指導が無くてもお互いに教え合ったり学び合う様子が多々見られ良い雰囲気を作っています。
残り数日ですが、ここの頑張りがものを言うと思います。
頑張りましょう!

【三年生】三年実習③

今日はプレゼンテーション実習についてです。
電気科を卒業した後、就職する先ではほとんどの現場でプレゼンテーションを行います。
また、他者に自分の意見を伝えるコミュニケーション能力は必須の能力です。
この実習では、プレゼンテーションについて概要を説明し、資料を作成する方法について学びます。そして、集大成として1月に行われる課題研究発表会で自分の研究テーマについて成果をプレゼンテーションします。
例年良い発表が聞けるのでとても楽しみです。

【1学年・2学年】資格試験勉強!

平成30年6月 3日(日)に第二種電気工事士筆記試験(2学年)
平成30年6月15日(金)に第3級計算技術検定(1学年)
がそれぞれ実施されます。

2年生は、電気科としては最も力の入る国家試験である電気工事士に向けて、毎日朝の補習と放課後の補習で過去問題に挑戦しています。
過去問題を解くのも大変であった4月に比べ、ここ数週間は合格点に達する生徒が増えてきました。
3日の本番まであと一週間足らずですが、最後まで努力を続け合格を勝ち取りましょう!


↑放課後残っての学習に熱が入ります

1年生は、計算技術検定に挑戦中です。工業技術の計算を関数電卓という高度計算ができる電卓の使い方を学び、時間内に正確な計算を行えるか検定するものです。
1年生にとって、初めての資格試験になる本検定ですが、たくさんの練習が必要な検定です。
これまでは授業を使い、詳細な説明をおこなってきました。
今週からは過去問題を使った練習を始めています。まだまだ時間内に終える事が難しい生徒もいますが、確実に合格点に達する生徒が増えてきています
13日の検定日まで毎日の努力をしましょう!

課題研究【微生物電池】

前回ご紹介した、課題研究自然環境班のもう一つの「微生物電池」チームについてご紹介します。
地中に居る微生物、「シュワネラ菌」が地中の有機物を分解し電子を放出するという研究が2000年に発表されて以来、多くの研究機関でこの微生物電池の研究が始まりました。
今年は、三工技の電気科もこれに続こうと効率の良い微生物電池の研究を始めました。


最初に、このシュワネラ菌などの微生物が多くいる土とはどのようなものなのかを調べ、次に土の色や臭いで微生物が多くいる場所の判別方法を学びました。
それらを元に、校内の様々な場所の土を採取して基礎実験に使う土を2か所選定しました。


電子の収集をしやすくするため、泥状にしてカーボンフェライトで挟みます。
これにより、放出された電子を回収します。
実験を始めて、3日目にはLEDが光りました。しかし、その翌日には全く光らなくなってしまいました。
テスターを当てて計測したところ、LED点灯時の電圧と比べ半分しか出ていません。
生徒は、土の中の有機物に原因があると考え、適切な有機物は何かを調べました。
電圧が下がってしまった2か所の土には有機物を加え、さらに元々豊富な有機物を含んでいると想定される川の土を採取してきました。。。。。。
結果はどうでしょうか。。。。。。。。

見事!生徒の研究の成果通り、消えてしまったLEDは復活し川の土は元気よく発電しています!
動画で、是非その様子をご覧ください(画像クリックでダウンロードされます)↓

課題研究【水力発電】

今年の課題研究は色々と新しい取り組みを行っています。
今回は、自然環境施設班の水力発電チームです。
すでに2年生から電力発生工学は学んでいますが、そこで学んだ水力発電に必要な要素を元に研究を始めています。
今日は水車がどのように水を受けエネルギーを回転エネルギーに変えるのか実験していました。トルネード形の水車を用意し、その羽がどのようにエネルギーを受け取るのか試していました。今日の実験を元に、実際製作する発電設備の検討を行っていました。
完成が楽しみです。


工業技術基礎③

1年生の実習も本格的になってきました。
今日は生徒のみなさんの様子を中心にお伝えします。



【計測実習】
初めて電気工学で使う、高精度のメータを読むための練習をしています。
まず、先生が黒板でメータの読み方を、計測項目ごとに説明し、プリント問題を解いて学習します。
その後、実際に生徒自身で電気回路を組み計測してデータを取っていきます。
生徒同士で話し合い、お互いで確認し合いながら進め、計測結果を報告してデータの妥当性を検討し考察します。
コミュニケーション力を高める事と、表現力を高める事、推察や論理的思考などを実習を通して学んでいきます


【電子回路製作】
この班では、テスター(回路計)を作ります。テスターは電気技術者に必須のアイテムで、これがあれば電気回路の電圧・電流・抵抗値などを計測することができます。
生徒は一人一つを自ら手作りすることで、ものづくりの心を学びます
また、この実習では電子部品を選定し自分で選ぶことや電子回路図の読み方、回路の試験(校正試験)を学びます。
電子回路設計や、製品検査などを学ぶ実習でもあります。


【電気工事実習】
この班では電気工事の基礎となる器具の取り付けを学びます。
また、使用する工具は実際の電気工事に使用する工具なので、安全な取り扱い方も学びます。
この実習では、電気工事が危険な事、事故を起こすことの重大さを伝え安全教育にも力を入れています。

【電工キング】鑑別ツアー【サイドストリー】

 昨年度の電工キングで行った新しい取り組みをお伝えしたいと思います。電工キングとは、電気科で行っている電気工事士に向けた資格フォローアッププログラムです。項目として、筆記の電気器具を覚えて資格合格に結び付ける「鑑別」と、実際の電気器具と配線を行う「技能」があります。その中で「鑑別」は電気器具の写真を見て答える問題が多く、実際にどのような大きさか、どのようなところに使用されているかが、1年生には理解しづらいことが毎年の問題でした。なので学校内で使用されている電気器具を見ながら使用されているところを確認して知識にすることを目的に行われたのが鑑別ツアーです。その一部をご覧ください。

  自動点滅器の設置を確認しています。           防雨型コンセントやPF管の設置確認

  これは何キャップ?                   接地工事を確認しています。

  どのような配線になっているか確認中         実習中であることの張り紙

ツアーを行って生徒は納得できたところがあったようです。今後も電気科はこのような取り組みを行っていきます。

【卒業生】電気科の卒業生が、近況報告に訪問してくれました。

この春卒業した、31期生が連休を迎え1ケ月間の勤務などについて報告に来てくれました。
今日訪問いただいたのは、湯田君(株)きんでん、森川君(株)関電工、鑓水君(株)関工パワーテクノの3名です。
偶然に鉢合わせたという3人は、偶然にも強電分野に進んだ3名でした。
まだ、研修が始まったばかりだそうですが、寮生活にも慣れ毎日の訓練がルーティーンになっている事。
日本中から社員があつまる会社なので、とにかく技術的に凄い同期がたくさんいる事。
そして、三工技で学んだから研修が辛くないという事。
多くの色々なお話をいただきました。
こういったお話を、私達職員も在校生へ還元していきたいと思います。
また、全員が早く現場に出てみたいという前向きな言葉がたくさん出ていたのもとても印象的でした。
ご訪問ありがとうございます。
また来てくださいね。お待ちしています。