電気科日誌

2019年4月の記事一覧

課題研究

 今年の3年課題研究は6班で構成されております。今回はその中から、電気模型班の活動を見ていきたいと思います。2年生の電気実習で行っていた制御実習(電気科の「制御」への取り組み)で感動した生徒たちは、自分達で制御機体やコース、プログラミングまで学習ができる研究をおこなっております。完成した時には、小学校や中学校の出前授業等に活用できるよう頑張ってほしいです。

1年生工業技術基礎

 1年生が初めての(工業技術基礎)実習を行いました。
3班編成で1班あたり13名でローテーションを回します。
①テスタ製作
 テスタキットを組み上げていく、制作実習になります。今回は部品の大多数を占める抵抗の値を確認していきます。まず、カラーコード表を覚え色と値の関係を学びます。その後、抵抗のカラーコードを読み解き抵抗の値を確認して、部品表に張り付けていました。


②電気工事実習
 電気工事必要な作業の中に電線を保護している被服を剥ぎ取り電気器具に接続するための作業があります。今回は基本となる電工ナイフで被服の剥ぎ取りを行っていました。ナイフを使用するのも初めてである生徒も多く教員は丁寧に1つ1つの作業を見せながら説明・指導を行っていました。その後は電球を取り付ける器具「ランプレセプタクル」に接続する為の輪づくりを実習していました。こちらは電工ペンチを使用して(「の」の字)を作り、ねじに巻きつけ接続をします。巻きつける方向などの注意点を説明を受けながら生徒は電工ペンチを使って何度も
ため練習を行っていました。


③グラフの書き方
 結果(数値)を可視化すると実習の結果がより具体的になります。そのためには数値を座標に置き、グラフに書き起こします。今回模擬データを使い、グラフの書く練習をしました。まずは、縦と横の軸線を記入します。次に軸に対応する目盛に対応する数値を書いた後、軸名称、増加方向の矢印や測定点を記入します。特性によっては折れ線グラフでは表現できない現象もあることから、カーブ線を描くことができる自在定規を使用してグラフを完成させました。

課題研究(3年生)

 3年生になると課題研究と呼ばれる授業がはじまります。この授業は実践的・体験的な学習活動を行い、職業人としての必要な資質・能力を育成することを目指して行われます。今回は安全教育として工作に必要な道具の使い方や注意点を説明して、各班に別れて計画を立てていました。

2年実習スタート

 2年生実習も始まりました。2年生では学期ごとにローテーションが組まれています。
 生徒のみなさんは、久しぶりの実習でしたが、1年生の頃に身に付けたスキルを発揮し、単相電力測定(機器)の実習やシーケンス制御の実習では、教科書・テキストを見て配線をてきぱきと作業をしていました。
 実習テーマの数が多くてレポートも書く量も多くなってきますが頑張っていきましょう。




【番外編】工事担任者 補習

 工事担任者DD3種は、デジタル伝送路設備に端末設備等に接続するための工事に必要な資格です。
一般家庭では、パソコンやIP電話機・映像受信端末の接続するためには工事担任者の国家資格が必要になります。

 4月中旬から週3日の火・水・金に工事担任者DD3種の補習を開始しました。今回の補習でパワーポイントを使い、プロジェクターを映して補習をやっています。生徒は新しい単語のキーワードなどが出てきて戸惑っている生徒もいましたが、過去問や練習問題をすることでだんだん解けるようになってきました。
 まだまだ問題を解く時間は長くなってしますが、問題が解けたときの生徒の顔を見ると自信が出てきたような感じが見られました。
 これから工事担任者DD3種を1人でも多く合格できるよう頑張っていきましょう。
 今回のプロジェクターは「むさしのCSR私募債・みらいのちから」武蔵野銀行様から寄贈していただいたプロジェクターは授業や補習等で大事に使わせていただいております。



3年生電気実習

 各学年とも準備期間が終わり授業が始まりました。今回は3年生の電気実習の活動様子を御覧下さい。
 少人数での授業を行います。3年生では4つのテーマをローテーションして技術を学びます。
1)シーケンス制御実習
 2年生からの継続実習になります。2年生でのシーケンス実習では、リレー動作や有線配線方法を学習しました。3年生では、PLCと呼ばれるコントローラーとパソコンを用いて、模擬信号機装置の動作を作る実習になります。

2)コンピュータ実習(プレゼンテーション)
 相手に伝えたいことを発表する時に使う手法です。今回の実習では、コンピュータで発表資料のスライドを作る方法を学びます。

3)変圧器の特性試験
 「変圧器」とは、交流電圧を上げ下げする事ができる装置です。電気を送る際には必須の装置ですので、電圧のかけ方でどのような出力変化があるのかなどの特性を知り、特性について学びます。

4)保護継電器の動作特性試験
 「保護継電器」とは、電気配線において事故や故障が起こった際に、それを検知して、電気系統から事故箇所を切り離す装置です。実験では、疑似的な短絡事故(ショート)を行い保護継電器が規定時間で動作するかなどを計測します。ブレーカーが落ちたとき、すごい音がするので今回実習を受けた生徒はその迫力にびっくりしていました。

2年生の時より新しい機器などを使い、内容も専門的になり、授業などで学んだことを確認をしてきました。

1年生工業技術基礎(オリエンテーション)

 本日は、1年生にとって初めての「工業技術基礎」が始まりました。工業技術基礎とは、工業技術の基礎を習得するための「実習」授業です。
 初日である今日は、実習の心得の説明、自在定規やテンプレートなどのレポート道具、そして自分の工具などが配布され、各自名前を書きました。
 その後、真新しい作業服に袖を通し、慣れないベルトなど使い最初の方はぎこちなかったですが、実習の後半では生徒のみなさん顔つきも心なしか工業高校生らしく見えました。
 今日は初めてのレポート課題が出されました。全員が期日の金曜日までに提出できるようしっかり準備していてください。




電気工事士対策

 今年も電気工事士の試験に向けた関連知識や試験対策を授業や実習の時間、放課後等使って学習しています。
 10人程度の班に分かれ、少人数展開で問題を1つ1つ丁寧に担当の先生から解説をしています。現在は先生からの指導になっていますが、試験が近づくにつれ生徒同士での教えあうことで着実に力をつけていくと思います。
 がんばれ2年生!



各種準備

 始業式や入学式などの式典から団紹介、学科HR、部活動紹介など特別な時間割も本日で終了し、来週からは通常の時間割になっていきます。電気科でも新たな実習を行う先生方がいます。先生方も確りと準備して皆さんの実習を行っております。その一部をご覧ください。



 こちらは、有線でのシーケンス制御実習を行っております。クイズ番組などで使用されている早押しボタンを再現しているような回路です。その後、回路を工夫してモータを付けて動作させると、正転・逆転の動作が可能になる回路になります。



 こちらでは信号機を再現した実習装置になります。こちらをPCを使って制御することで実際の動きに即した実習が行えます。
 先生方も生徒を迎える為に着々と準備をしているようです。


 また、月曜日は1年生の実習が始まります。実習に必要な物が準備されておりました。月曜日が待遠しければ嬉しいです。

学科ホームルーム

今日は新入生に対して行う「学科HR」が行われました。担任・副担以外の電気科の先生方と新入生が初めて対面しました。各先生方のお話と、電気科で学ぶ上での心構え、電気科で取得すべき資格などお話をしていただきました。今日の話をしっかり守り、授業に臨んでください。実りのある3年間を過ごせるよう、一緒に頑張りましょう。3年間よろしくお願いします。