2021年2月の記事一覧
2年生が大学講義を受講【音響工学入門】
令和3年2月10日(水)1,2,3時間目に、電気科2年生が大学の講義を受講しました。
この講義はいわゆる「出前授業」とは異なり、大学で行われる講義を、本校の電気科の学習をしている生徒が、より専門的な工学分野について学ぶために、全学年で実施しているものの一つです。
2年生では、実習の中でスピーカーの製作があります。これは、スピーカーを覆う外箱(エンクロージャ)とオーディオアンプのそれぞれの設計を行い、生徒自身の手で作り上げる実習です。
本年度もすでに2年生は作り終えていますが、自分たちが作った音響機器とはどのような発想で作られ、またより質を向上させたりするにはどのような工夫があるのかなどについては、まだ授業で扱っていません。
今回はものつくり大学技能工芸学部総合機械学科の三井准教授に来校いただき、「音響工学」について講義していただきました。三井先生はこの分野の研究者であられますが、人間工学から始まり、音響工学に関する大学さながらの講義をしていただきました。
生徒たちは自分たちで作った機器の、なぜ? 何? どうすれば? が解決されていく講義に魅了されていました。
少し、大学の講義についても分かったのではないでしょうか? 進路選択にもつなげてほしいです。
三井先生、ありがとうございました。
【1年生】電工キング3日目
今学期に入ってから1年生を対象に行っている電工キングですが、2月8日(月)に3日目を迎えました。
今日は最終日に行われる電気工事の単位作業の候補問題が公開され、その練習を各自が行いました。
単位作業とは、実際の電気工事士試験でも行われる実技試験で、特定の条件を満足するための電気工事回路を略図(単線図)で示し、それを元に実際の工事回路を作成(複線図)して電線と電材を加工し工事するものです。
本校電気科は1年生の当初から、この電気工事作業の実習や教室授業(座学)があり、生徒は長い時間をかけてその修得をしてきました。
今回の試験は、その成果を確認するべく、実際の試験の問題を一部変えた問題を複数候補問題として提示し、実際の問題は当日抽選により決定して実施します。制限時間も本番さながらの設定なので、毎年生徒は緊張感に包まれながら取り組みます。
今日も生徒は、今までの学習を確認しながら回路図作成や工事を確認していました。1年生ではありますが、三工技のカリキュラムを経ている生徒はすでに実際の国家試験の技能試験にほぼ対応しています。
来週15日(月)の本番ではどのような結果となるのか、楽しみです。
電気科1年生大学の講義を受講【制御工学入門】
令和3年2月5日(金)の1~3時間目を使い、電気科1年生に大学の先生による講義を実施しました。
いわゆる出前授業とは異なり、専門家に技術・技能の指導を受ける講義です。今年は電気科の全学年に実施しています。
今日は、ものつくり大学技能工芸学部総合機械学科の永井准教授に、「制御工学入門」というタイトルで3コマの授業をしていただきました。
1年生はまだ制御に関する学習は少ないですが、先日見た課題研究のテーマも多くに制御が使われていることは知っています。今回の学習がそれを作るために必要な技術だとわかり、熱心に取り組んでいました。
内容はプログラムによるマイコン制御から、通信による制御まで幅広く講義していただきました。
生徒も実践しながらの受講であったので、楽しく技術を身に着けたようでした。
今後、皆さんがどんなものを作るのか楽しみです。
永井先生ありがとうございました。
2年実習【スピーカー製作】
電気科2年生ではスピーカーの製作実習があります。
これは外箱(エンクロージャ)を図面から実際の木材を切り出し、加工して組み立て、塗装する作業と、
スピーカーアンプを設計し、部品を選定しはんだ付けして作り上げる作業を行い、最後に組み上げる事で一つの作品を作り持ち帰ります。
今回は制御工学の入門を学んだ後、マイコンで発振周波数を作り、作ったスピーカーに入力して音を出す実験を行いました。
人間の可聴域である20Hz~20kHzを作り、スピーカに入力したときの音を確認します。
部品としてのスピーカーの仕様書を読み、その周波数帯域からこの辺まではよく聞こえるはずという「あたり」をつけて確認したり、いわゆるモスキート音といわれる17~20kHzあたりの音が聞こえるかなど様々に試していました。
この実習では、生徒自身が作った作品を製品として評価する事と共に音圧など音響工学の入門的な内容を学習できました。
来週2月10日(水)は、2-4に大学から講師を招いて「音響工学」の講義を受けます。
より深く、確かな知識を得られるのではないでしょうか? 楽しみです。
令和2年度電気工事士合格者発表
1月に、本年度の電気工事士合格発表がありました。
本年度は前期の試験が中止、また試験会場が全県内で配置されたため、遠方での受験など様々な事がありました。
今回第二種電気工事士が20名、第一種電気工事士は3名合格しました。
今までにない制約の中の勉強は大変だったと思います。
実技試験で不合格となった生徒もおりますので、来年度ぜひリベンジしてください。
合格した皆さんおめでとうございました!
電工キング【2日目】 鑑別問題試験
令和3年2月1日(月)に、電工キング2日目が実施されました。
先週から覚えてきた器具の名称等を、写真を見て答えていくチーム戦です。
例年、正答数がどんどん増え、上位の争いが厳しくなってきていますが、今年は例年以上に上位の正答数が高いようです。
結果は全ての競技が終わる2週間後です。
今年のキングは誰でしょうか?