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2018年7月の記事一覧
第1学期終業式 校長講話
みなさん、おはようございます。
おかげさまで、大きな事故もなく、1学期の終業式を迎えることができました。
皆さんの1学期はいかがだったでしょうか。手ごたえはあったでしょうか。
先日、バスケットボール部の、ウインターカップ東部支部予選の応援に行ってきました。生徒の皆さんの頑張りもあって、この日の試合は33点差で本校が勝ちました。
当たり前のことかもしれませんが、バスケットボール部の皆さんのプレーは、3年生を中心に、確実に「上手く」なっていました。日ごろの生徒の皆さんの練習の成果だと思いますが、ひょっとすると、顧問の先生方のリードもよかったのかもしれません。
生徒は成長する、「伸びる」ということを、改めて感じました。
ところで、みなさんは「基礎力診断テスト」という試験を受けていますが、覚えているでしょうか。今年は、各学年とも4月12日の木曜日に学校で受けています。
このテストは、「学習到達ゾーン」、略して「GTZ」と呼ぶそうですが、毎回このレベルが示されて、過去の自分の成績と比較することができるようになっています。1年生の皆さんはもちろん今回が初めての受験ですので難しいのですが、2,3年生は、実は昨年9月に実施したテストの結果と比較することができます。
話は変わりますが、この春の部活動の勧誘ポスターの中で、サッカー部のポスターが、とてもよくできていました。顧問の木戸先生によると、生徒が考えたそうですが、こんなキャッチコピーがついていました。
「1%でいい 昨日の自分を超えてみろ!」
素晴らしいキャッチコピーだと思いました。また、これはこのまま、「基礎力診断テスト」に当てはまると考えました。
2・3年生を合わせた数で言いますと、昨年9月の成績と、今年4月の成績を比較して、学習到達ゾーンが上がった生徒は、95人でした。実に95人もの生徒が、サッカー部の言う「昨日の自分を超え」たことになります。
これを教科別に見ていきますと、昨年9月と比較して、4月に学習到達ゾーンが上がった生徒の数は、2・3年生あわせて、国語で114人、数学で70人、英語で104人もいました。学力を伸ばしている生徒がこれだけいるというのは、大変すばらしいと思います。
三郷工業技術高校の生徒は、バスケットもうまくなるし、基礎学力も向上する。改めて、そう思いました。
1・2年生の皆さんは、夏休み明けの9月4日(火)に、2学期の基礎力診断テストを受験します。すべての1・2年生が、4月の自分を超え、学力向上を果たしてくれることを、大いに期待しています。
さて、3年生の就職希望の皆さんは、いよいよ企業見学です。インターネットを駆使して企業について調べたり、自分のことを相手に正確に伝える練習をしたり、見学に行く前にできることは、すべて取り組んでいただきたいと思います。頑張ってください。
それでは、くれぐれも事故のないように、充実した夏休みを過ごしましょう。
主権者教育 出前講座 校長あいさつ
皆さん、こんにちは。
期末考査、大変お疲れ様でした。まだ、レポートなど、課題が提出できていないという皆さんは、全力で取り組んでいることと思います。1学期の成績が決定する大事な時期ですので、提出漏れがないかどうか、今一度確認をお願いします。
さて、本日は主権者教育に係る出前講座ということで、埼玉県及び三郷市の選挙管理委員会と大学生ボランティアの皆様にお越しいただいています。主権者教育については6月4日の全校集会でもお話ししましたが、皆さんの興味関心はいかがでしょうか。
一般的に市町村では、その市町村の中長期の将来計画の案をつくり、市長さんが代表して議会に提案して、市民に選ばれた市議会議員さんによる審議を経て、計画を決定しています。その計画の案には、市長さんの選挙のときの公約など、市長さんの考えが盛り込まれることも多いです。
選挙で市長さんを選ぶときには、その候補者の考えをよく聞くことが重要です。
例えば、全国的に、今後は少子高齢化が進展すると言われています。国立社会保障・人口問題研究所のデータによりますと、2045年の人口推計では、埼玉県の人口は、2015年に比較して、およそ10.2%減少するとされています。
皆さんも高校卒業後は、進学・就職を経て、いずれ結婚される方も多いのではないかと思います。例えば県内に住む場合、皆さんはどこの市町村に住みたいと考えますか。
こうした若いカップルに、住みたいまちとして選んでもらえるかどうかということは、大変大きな課題となっています。特に多くの市長さんは、市町村のリーダーとして、自ら率いる市町村の将来のビジョンを掲げています。また、市長選挙がある場合には、候補者の方々は、自らの考える、市の将来ビジョンを掲げることが多いです。選挙で市長さんを選ぶときは、候補者の方々の語る将来ビジョンを比較して、自分が「住みたい」と思えるビジョンにより近い方を選ぶ、といった考え方もあるのではないかと思います。
実は、先ほどの人口推計では、県内の市町村別のデータも公表されています。市長さんのかじ取りによっては、将来、人口を大きく増やす、あるいは、大きく減らす市町村も出てくるのではないかと思います。
本日は大学生ボランティアの方々によるわかりやすい説明と、後半は実際に投票を体験する機会もあると伺っております。18歳になって選挙権を得たら、まずは本番で実際に投票するということが、何よりも重要です。本日の出前講座を通じて、みなさんの主権者としての自覚が、より高まることを期待しています。
それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
救急法・AED講習会 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。
生徒の皆さんは、期末考査1日目にも拘らず、多数ご参加くださいまして、ありがとうございます。また、先生方におかれましても、お忙しい中ご出席を賜り、ありがとうございます。
実は、今から6年ほど前になりますが、教頭として勤務していた学校で、部活動中の生徒が心肺停止の状態になったことがありました。幸い、居合わせた先生方や生徒の連携のおかげで、その生徒は一命を取り留めることができました。
心肺停止の状態から、AEDが使用されるまでの時間については、生存率の高さの観点から、7分以内という目安があるようです。このときは、顧問の先生に心得があり、養護教諭を呼びに行かせるなど、指示を出しながら、自らは当該生徒の気道を確保し、胸骨圧迫を繰り返し行いながら、AEDの到着を待った、というところが、よい結果につながりました。
心肺停止は、血液の流れが止まるため、脳への酸素の供給も止まることになります。胸骨圧迫は、止まってしまった心臓のポンプを手動で動かすことで、脳に血液を送り届けるイメージで行うのがよいように思います。本日は三郷市の消防署の方にもお越しいただいておりますので、後ほど詳しくご指導を賜りたいと存じます。
いつ自分が救助の当事者になっても困らないよう、しっかりと講習を受けたいと思います。
それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。