日誌

2019年6月の記事一覧

第1回学校評価懇話会 校長あいさつ

 改めましてこんにちは。校長の山本でございます。 

 本日は、学校評議員の皆様におかれましては学校評議員会に引き続き、本校の第1回学校評価懇話会にご出席くださいまして、ありがとうございます。 

 先ほどは、第6限目の授業をご見学いただきました。期末考査を1週間後に控えておりますので、生徒の方も学習に力が入っていたのではないかと思います。また、生徒会本部役員及び各学科代表の生徒の皆さんは、期末考査前にもかかわらず、ご出席くださいましてありがとうございます。実は、皆さんの教室の生徒用ロッカーも、この学校評価懇話会の皆さまからご意見をいただいて設置されたという経緯がございます。本日は皆さんの声を生かす絶好の機会ですので、ぜひとも積極的なご発言をお願いいたします。 

 この後教頭より、今年度の学校自己評価システムシートの概要を説明させていただく中で、本校の近況につきましても触れさせていただきます。本校の学校運営の改善に向け、忌憚のないご意見を賜りますようお願いいたします。 

 それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

非行防止教室 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。

 本日は「非行防止教室」ということでお集まりいただきました。

 「非行防止教室」が行われるということは、夏休みが近づいてきた、ということでもあります。

 非行防止について、「政府広報オンライン」というホームページに、「夏休みは危険がいっぱい!?子どもの非行・被害を防ぐために」という記事がありましたので、その中から3点紹介したいと思います。

 1点目は、「危険が潜む子どものインターネット利用」ということです。

 インターネットを通じた人と人とのコミュニケーションは大変便利ですが、対面することで伝えることができる「ニュアンス」を伝えることは難しいという一面を持っています。そのことによる思い違いや行き違いが、大きなトラブルにつながることがあります。最近の少年非行に係る事件の多くにインターネットが関わっていると聞いています。スマートフォンやSNSなどは、十分注意して使用することが必要です。

 2点目は、「非行や犯罪被害の危険が多い『深夜はいかい』」についてです。「家の中に自分の居場所がない」と感じて深夜はいかいを行う子どもも多いと聞いていますが、恐喝や暴行などの被害に遭う危険もあれば、喫煙や飲酒などの不良行為を行うきっかけにもなります。悪い仲間と付き合うようになって、窃盗、傷害や振り込め詐欺の「受け子」などの犯罪に自分自身が関わってしまう危険もあります。十分な注意が必要です。

 3点目は、「大麻やドラッグは身近な場所にも」ということです。薬物乱用対策は、未然の予防が何よりも大事です。ちょっとした好奇心や先輩・友だちなどからの誘いにのって「一回なら大丈夫」などと甘く考えると、薬物依存の悪循環に陥る危険があります。覚醒剤や大麻、そして危険ドラッグなどには決して「近づかない」、また、「持たない」「もらわない」「買わない」「使わない」という強い意志を持つことが必要です。

本日は、大変お忙しい中、吉川警察署生活安全課から、お二人の方に講師としてお越しいただきました。

夏休みを迎えるにあたり、みなさんが大きな事件に巻き込まれないために留意すべき点について、ご講話いただきます。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

第3回PTA・後援会理事会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、PTA・後援会の第3回理事会にご出席くださいましてありがとうございます。
 5月25日の総会、31日の体育祭でも大変お世話になりました。重ねてお礼申し上げます。この後教頭からも学校の近況について報告がございますので、私からはそれとは重複しないよう留意しながら、この間の学校の動きについてお話しさせていただきます。
 まず、本日は今年度の新しい学校案内を配付させていただきました。今月の1日、2日には、草加駅前のアコスにて、埼玉東部進学フェアに参加してまいりました。新しい学校案内を配付するとともに、今月22日の第1回学校説明会への参加を呼び掛けてまいりました。2日間延べ54組の相談がありました。各学科ページのレイアウトは、昨年度に引き続き生徒と教員がセットで大きく示されています。生徒と教員の仲がよいという本校の特徴が伝わるものとなっております。
 次に、6月4日から10日まで、生徒指導委員会の皆様のご協力のもと、朝の登校指導を実施しました。今年はセルフマネジメント、生徒の自己管理能力を高めることに特に取り組んでおりますが、教員からも、身だしなみなど、一度声をかけると翌日から改めてくる生徒が多くなっているとの声を聞いております。保護者の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。
 6日には、3年生を対象に、企業に就職した卒業生を招いて「OB・OG懇談会」を実施しました。卒業生が会社の看板を背負って現れ、実際の仕事の話をするということで、体育祭が終わって進路活動に本格的に取り組む3年生にとっては、活動のスイッチが本格的に入る、大変貴重な機会となりました。大手自動車メーカーに就職した卒業生の一人に声をかけましたが、静岡県にある事業所で、新車の開発に携わっているとのことでした。重要な仕事を任せてもらい、やりがいを感じている様子が伝わってまいりました。
 10日には、県高P連の総会があり、2名の役員の皆様にご出席を賜りました。お忙しい中ありがとうございました。
 11日には県の高校教育指導課による学校訪問があり、2時間目に工業の授業、3時間目に普通教科の授業を見ていただきました。工業の授業では機械科の鋳造や旋盤、電気科の強電を扱う実習など、普通教科の授業では、地歴公民科の協調学習や、英語科の英語による英語の授業などに、大きな関心を寄せていただきました。見学後には、本校の授業は生徒が楽しそうに学んでいるところがよいと、お褒めのことばをいただきました。
 最後に、バレーボール部が久々に、インターハイ予選の県大会出場を決め、本日の午前中、川口北高校と対戦しています。昨年度は体育館の大規模改修があり、運動部の皆様には大変なご苦労をおかけしました。その中にあっての快挙です。全校生徒の自信につなげていきたいと思います。
 以上をもちまして、あいさつに代えさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

第1学期朝礼 校長講話

 皆さんおはようございます。先週金曜日の体育祭は大変お疲れさまでした。

  早いもので、6月に入りました。更衣ということで、これからしばらくの間夏服になります。また、三者面談が始まります。中間考査の結果はいかがだったでしょうか。思うように点が取れなかった場合は、授業を受ける態度や家庭学習習慣など、何らかの課題がある場合が多いのではないかと思います。保護者の方や担任の先生とよく相談して、学期末に欠点となることがないように、早めの対応をお願いします。

  さて、ここ数年、この6月の朝礼の校長講話では、主権者教育のお話をしています。18歳選挙権は、現在NHKの朝ドラ「なつぞら」で主演を務めている広瀬すずさんのポスターで周知が始まりました。2016年のことです。3年生の皆さんにも、いよいよ順番が回ってきました。

  今年は4月に統一地方選挙がありました。この後も、7月に参議院議員選挙、8月に埼玉県知事選挙という、大きな選挙を二つ控えています。3年生の皆さんは、4月生まれから順番に選挙権を得ることになります。人生初の選挙ですから、ぜひ、投票に行っていただきたいと思います。本日は投票する際の留意点を二つお話ししたいと思います。

  一つ目は、国の仕事と、都道府県の仕事の違いについて、改めて理解を深めていただきたいということです。

  先日、アメリカ合衆国のトランプ大統領が、国賓として来日しました。このように、外交や防衛など、国全体にかかわることは、「国政」といって、国の仕事になっています。皆さんは、「三権分立」を勉強したと思います。安部首相をトップとする内閣が国の政治を行いますが、その行政機関が適切に仕事を行っているかをチェックしているのが議会です。国には、「二院制」といって、衆議院と参議院という二つの議会があり、ダブルチェックを行っています。このうちの参議院の議員を選ぶのが参議院議員選挙です。国が行う仕事のチェックを任せることができる人を、皆さん自身が選ばなければなりません。この機会にもう一度、国の仕事とは何か、確認しておくことをお勧めします。

  同様に、埼玉県知事選挙では、県の執行機関である県知事を選ぶことになります。都道府県知事は、その権限が広範囲に及ぶため、「大統領」に近い存在だと言われることもあります。最近、「翔んで埼玉」という映画がヒットしました。映画の中では東京都知事がクローズアップされていましたが、今度の選挙では、実在の埼玉県知事を皆さんが選ぶことになります。投票に行く前に、国や市町村とは異なる県の仕事について、確認をお願いしたいと思います。

  二つ目は、皆さんが納める税金について、理解を深めていただきたいということです。

  皆さんがものを購入するときに支払っている消費税8%のうち、1.7%が地方消費税となっていますので、先ほどお話しした国の仕事を行うために、6.3%が使われています。

  また、皆さんが就職して給料を受け取ると、「給与明細」をもらいます。就職してすぐには書かれていないこともありますが、そこには、「所得税」と「住民税」という項目があり、記載されている金額が、「源泉徴収」として予め差し引かれています。所得税は国の仕事に、住民税は都道府県や市町村の仕事に、それぞれ使われています。

  皆さんは現在も将来も納税者です。国や都道府県が仕事をするためのお金を払っています。参議院議員選挙では、皆さんが払った国税をどう使うかを、皆さんの代わりにチェックしてくれる人を選ぶことになります。一方、県知事選挙では、皆さんが納める住民税をどう使うかの案を議会に提出する県知事を選ぶことになります。

  皆さんは今後、結構な額の税金を支払うことになります。どのように使われているのか、その使い道について、ぜひ関心を高めていただきたいと思います。

  期末考査までおよそ一か月です。三年生は、進路の決定にも本腰を入れる時期です。暑い日が続きますが、一学期後半、全力で乗り切っていきましょう。以上で校長講話を終わります。