文字
背景
行間
2017年12月の記事一覧
第2学期終業式 校長講話
おはようございます。
先生は始業式で、「楽しい2学期が始まります。みんなで盛り上げていきましょう。」と呼びかけました。みなさんの2学期はいかがだったでしょうか。
いざはじまってみると、産業教育フェアと同じ時期に、イオンレイクタウンにおける埼玉県フェアへの参加や、台湾の国立羅東高級工業職業学校のみなさんの受け入れが重なるなど、思いの外忙しかったという印象があります。三郷市産業フェスタや工業高校生がつくる鉄道展など、地域等との連携もたくさんあって、機械研究部のエコランカーや、電気科課題研究プロジェクトDのミニ新幹線には、毎週のようにお世話になりました。そのほか、本当に多くの生徒のみなさんにご協力いただいて、この2学期を乗り切ることができました。改めてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
さて、2学期の後半においても、生徒のみなさんの素晴らしい活躍がありました。先ほど表彰したものも含めて、改めて紹介したいと思います。
まず、情報電子科課題研究コンテスト総なめ班のみなさんが、第9回年賀状甲子園で優勝しました。北は北海道から南は九州・沖縄まで、全国93校がエントリーした中での第1位ということです。作品は1月28日まで、東京スカイツリータウンソラマチにある郵政博物館に展示されています。近くに行った方はぜひ立ち寄ってみてください。
次に、剣道部の中島憲二君が、初心者による県大会で優勝しました。2年生の町頭君が昨年同じ大会で準優勝していますので、2年連続の快挙ということになります。二人とも、剣道は本校に入ってから始めたということで、本校での練習を通して成長できたということになります。「生徒を伸ばす三工技」というところが、とても重要です。
「成長」といえば、先日、新三郷で50年以上といいますから、創立33年の本校ができる前から開いている学習塾の先生のお話を伺う機会がありました。みなさんの中にも、この塾の出身者がいるとのことです。「三工技さんのすごいところは、送った生徒が、3年後に想像以上に成長するというところです。『大学に合格した』と言って、うれしい報告をしてくれる生徒もいます。」と話してくださいました。
3年生のみなさんも、しっかり成長しているのではないかと思います。取得した資格について語るときのみなさんの顔、内定をいただいた企業、進学が決まった上級学校について語るみなさんの顔が自信に満ち溢れているということを、先生は知っています。
また、先日、吉川市在住の方からお礼のお言葉をいただきました。自宅2階のベランダに誤って閉め出されてしまった際、通りかかった本校機械科3年生3名に助けてもらったとのことです。3名はみな松伏中学校出身ですが、脇にあったはしごを使って救助した後、ご家族が戻るまで一緒にいてあげたとのことでした。いい話だと思います。
まもなく2018年、平成30年です。正月の箱根駅伝では、昨年本校を卒業した陸上部の荻久保寛也君が、城西大学のメンバーとしてエントリーされています。実際に走るかどうかはこれからですが、母校を挙げて、活躍を応援したいと思います。
いよいよ来年の卒業、進級に向け、最後の総仕上げが必要です。インフルエンザなども流行しているようです。体調管理に留意して、部活動に、家庭学習に頑張っていきましょう。以上で校長講話を終わります。
第2回体験入学 校長あいさつ
みなさんこんにちは。本日はお忙しい中、本校の第2回体験入学にご参加くださいまして、まことにありがとうございます。私は、校長の山本でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
お手元の学校案内をもとに、本校の概要につきましてお話させていただきます。恐れ入りますが、おめくりいただきまして、1ページ、2ページをご覧いただければと存じます。
本校は先端工業技術を学ぶことを目的として、昭和60年に開校し、今年で創立33周年を迎える、県内で最も新しい工業高校でございます。元サッカー日本代表の中澤佑二選手は、本校の卒業でございます。
校訓は「正確に、はやく、美しく」です。
信頼されるためには、仕事は正確でなければなりません。また、工業技術の進歩はとてもはやいため、常に創意工夫を心がけることが必要です。さらに、工業製品は美しくなければならず、それらを生み出すものづくりの現場も、常に整理整頓が行き届いていることが求められています。本校の校訓は、先端技術に携わる工業技術人を育成する上で心がけたい点をまとめたものとなっております。
本校には基幹的な学科として、機械科と電気科、先進的な学科として、電子機械科、情報電子科、情報技術科の、あわせて五つの学科がございますが、いずれの学科におきましても、この「校訓」のもと、座学や実習、課題研究などの「知識と技術」を身に付けさせる教育を通じて、先端技術に携わる人としての「心」を育んでおります。
それでは、本校の特色を、大きく三点申し上げます。
一点目は、進学・就職の夢を実現できる学校であるということです。進路希望に合わせた選択科目により、進学にも就職にも対応しています。進学では東京電機大学をはじめ、多くの大学に進学しております。就職では、今年も求人件数は1500件を超えており、就職希望者一人当たり10件を超える求人がございます。トヨタ自動車や本田技研工業など、多くの企業に就職しています。
二点目は、豊かな人間性を育むことができる学校であるということです。運動部13、文化部15の計28の部活動があり、1年生は全員加入となっており、それぞれ成果を上げております。また、三郷市商工会や中川下水道事務所との産学連携プロジェクトや、イオンレイクタウンにおける埼玉県フェアへの参加など、地域連携事業への参加をとおして、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度の育成に努めております。
三点目は、多くの国家資格が取得できる学校であるということです。各学科とも、学科の授業を通して身に付けた技術を、資格という目に見える形で残すことができます。また、取得した資格により、卒業時には多くの生徒が全国ジュニアマイスター顕彰や、埼玉県高校生資格等知事表彰を受賞し、自信をもって次の進路先に進んでおります。
本日はこの後、ご希望の学科に分かれて、実際に本校の実習の授業を体験していただきます。みなさんの間違いのない高校選択のお役に立てれば幸いでございます。それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
薬物乱用防止教室 校長あいさつ
おはようございます。
期末考査お疲れさまでした。また、実習のレポートなど、様々な課題の提出状況はいかがでしょうか。提出物は、学期の評定に直接影響しますので、もう一度、各自でしっかり確認していただきたいと思います。
さて、早いもので、まもなく冬休みを迎えます。部活動の練習でスケジュールがいっぱいという方も多いと思いますが、一方で、学校の授業がないことから、時間に余裕があるという方も多いのではないかと思います。
本日のテーマは、薬物乱用防止です。冬休みの期間中は比較的時間があります。繁華街へ買物などに出かける機会も多くなります。また、普段とは異なる形で交友関係が拡大するのも、こうした長期休業期間の特徴です。
薬物が恐ろしいのは、それとはわからない形で近づいてきて、知らないうちに乱用することになり、気が付いたときには、自分ひとりの力では、どうにもならなくなってしまうというところです。たとえ何らかの形で薬物が近づいてきたとしても、正しい知識を持っていれば、みなさんが薬物乱用の罠に、はまることもなくなるのではないか、そのように考えます。
新潟県高等学校長協会工業部会工業教育活性化委員会学校訪問 校長挨拶
改めまして、こんにちは。校長の山本でございます。
この度はようこそ、埼玉県立三郷工業技術高等学校にお越しくださいました。皆様を歓迎いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
貴県校長協会工業教育活性化委員会におかれましては、「技能スタンダードにおける定性目標、定量目標の設定」をテーマに調査研究を行われていると伺っております。
本日はあらかじめ、「各種資格の取得に向けた対策」「基礎学力の向上に向けての対策、補習体制」「工業科目の多面的な評価の具体的な取組」などの項目をお示しいただいております。この後、担当から説明させていただきます。私からは、お手元の本校の学校案内をもとに、本校の概要につきまして、簡単に説明させていただきます。
恐れ入りますが、おめくりいただきまして、1ページ、2ページをご覧ください。
本校は、昭和60年に開校し、今年で創立33年目を迎える、埼玉県で最も新しい工業高校です。機械科、電子機械科、電気科、情報電子科、情報技術科の5つの学科を有しております。
2ページ上段は全国ジュニア・マイスター表彰及び県知事表彰を受けた生徒の写真です。3ページ以降から、見開き2ページずつ、各学科の紹介がございますが、どの学科におきましても、中央下段に各学科で取得可能な資格の一覧を載せております。このように本校では、すべての学科におきまして、資格取得を重視しております。
ところで、資格取得につきましては、今年の5月下旬、大宮ソニックシティで全高長の総会がございましたが、その中で、文部科学省の方から、工業高校においては、全国ジュニア・マイスター表彰など、生徒の学力保障に取り組んでいるのは大変すばらしいという趣旨のお話がございました。
また、すでにご案内のとおり、次期学習指導要領におきましては、各教科等の目標・内容が、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱に再整理され、評価においては、「何ができるようになるか」という観点が最も重視されております。工業教育は、資格取得に係る指導を通して、このような改訂の方向性を先取りしていたと考えることもできるのではないかと思います。
私はこの4月に着任いたしましたが、例えば第一種電気工事士の資格を取得した電気科の3年生などの、自信にあふれた笑顔に接しますと、資格の取得ということが、自己肯定感を高め、次の課題に取り組む「学びに向かう力」の源泉となっているということが、よくわかります。
また、次期学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」として、「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る」ということも言われておりますが、本校は、地域に愛される工業高校として、本当に数多くの地域のイベントに参加しております。生徒たちは、地域の方々と連携・協働しながら、未来の創り手となるために必要な資質・能力を育んでいるのではないかと捉えております。
第2回関東地区電子機械教育研究会役員会 会長あいさつ
みなさん、こんにちは。
本日はお忙しい中、第2回関東地区電子機械教育研究会役員会にご出席下さいましてありがとうございます。私は埼玉県立三郷工業技術高等学校の山本でございます。会長ということですので、一言ご挨拶を申し上げます。
早いもので、あっという間に12月を迎えることとなりました。皆様方におかれましては、4月の大宮工業高校における第1回役員会、6月の県民活動総合センターにおける総会、8月の岐阜県における全国の総会と、大変お世話になりました。特に、6月の関東の総会、8月の全国の総会では、電子機械教育にかかわる創意あふれる各校の取組を拝見し、電子機械教育は楽しい、面白い、ということを、理屈抜きで感じることができました。関係された先生方に、改めてお礼申しあげたいと思います。
ところで、埼玉県におきましては、過日10月1日現在の中学生の進路希望状況が公表され、電子機械科は、多くの学校で1倍を割り込むなど、苦戦を強いられております。
先日、栃木県宇都宮市で、全国工業高等学校長協会の研究大会が開催されましたが、講演されたアルプス電気の梅原 潤一取締役は、今後注力する分野として、エナジー、ヘルスケア、インダストリー、IoTを例に挙げ、共通するキーテクノロジーはセンサーであると話されていました。センサーというと、私の中ではライントレースカーやマイクロマウスなどが頭に浮かび、工業教育では電子機械教育の守備範囲ではないかと思います。電子機械科は、これからの工業教育の中で、中心を担っていくのかなと感じました。こうした点も含め、中学生にしっかりアピールしてまいりたいと思います。
本日はこの後、今年度の活動を振り返るとともに、来年度以降の予定等について、皆様にご協議いただきます。お世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
第2学年 学年PTA 校長あいさつ
おはようございます。校長の山本でございます。
本日はお忙しい中、第2学年の学年PTAにお集まりくださいまして、誠にありがとうございます。
早いもので、12月も中旬を迎えようとしております。学校の方でも、多くの行事が行われた10月、11月を終え、子どもたちは、2学期の期末考査に取り組んでいるところでございます。保護者のみなさまにおかれましては、PTAの研修旅行や文化祭など、様々な形でご協力を賜りました。この場をお借りいたしまして、改めてお礼申し上げます。
さて、高校2年生の12月ということで、皆様におかれましては、お子様の進路につきましても、ご関心の高いところではないかと存じます。この後進路指導部から改めて説明がございますが、比較的良好な経済情勢を背景に、今年はより多くの求人をいただき、3年生も比較的順調に進路決定を進めております。とはいえ、来年度も同じような状況が継続するとの楽観的な見通しは禁物と心得ております。どのような経済的環境にあっても希望の進路を獲得するたくましさを、子どもたちに身に付けてもらえるよう指導してまいりたいと考えております。
今年も複数の3年生の面接練習を行わせていただきましたが、面接では、自分の高校3年間の取組について、具体的に話すことが求められます。本日の学年PTAでは、来年2月に実施されます修学旅行に係るお話がメインになるかと思いますが、修学旅行は、生徒にとりましては、日常を離れて主体的、対話的に学びを深める体験学習の機会でもございます。自分の体験を整理して、他者にわかりやすく説明できるというスキルは、今後ますます重要になると考えます。修学旅行から帰ってきたお子様が、旅行における体験を、保護者の皆様に生き生きと報告することができますよう、指導してまいりたいと思います。
それでは、以上をもちまして、校長あいさつに代えさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。