2018年1月の記事一覧
三郷工業技術高校避難所運営委員会 校長あいさつ
みなさん、こんばんは。
本日はお忙しい中、平成29年度三郷工業技術高校避難所運営委員会ということで、本校にご来校くださいまして、ありがとうございます。私は、校長の山本でございます。昨年4月に着任いたしました。教科は国語でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は昭和60年に、先端工業技術を学ぶ高校として開校いたしました。地域の皆様のお力添えを賜りまして、おかげさまで、今年で創立34年目を迎えます。
本日は、彦川戸町会、上彦名町会、県営三郷彦成団地自治会の代表の皆様にお集まりいただいていると伺っております。日ごろ大変お世話になっている皆様ということで、まずもって、お礼を申し上げたいと存じます。
さて、私は、さいたま市の浦和区から通勤しております。ふだんは新三郷駅から本校の間を歩いておりますので、本日お集まりの皆様がお住まいの地域の詳細につきましては、現在勉強中というのが実際でございます。先日、市役所にお邪魔したときに、『三郷のあゆみ』という、教育委員会が発行した資料を購入しておりましたので、一夜漬けで読ませていただきました。これによりますと、例えば上彦名地区におかれましては、中川から東に長く、本校の近くまで広がっていることがわかりました。
先日、生徒が描いた振り込め詐欺防止ポスターについて、感謝状をいただくため、吉川警察署までまいりましたが、学校から歩いた生徒の話では、本校から20分程度とのことでした。本日の運営委員会を機会に、私も時間を見て、本日お集まりの皆様の地区まで、足を延ばしてみたいと考えております。
本校は工業高校ということで、避難所を開設していただく体育館の他にも、特色のある施設設備が数多くございます。お時間のある時にご来校いただき、ご見学くださいますようお願いいたします。
それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
情報電子科 課題研究発表会 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。
本日は、情報電子科の課題研究発表会にお招きいただき、ありがとうございます。
私は工業高校における勤務は本校が初めてですので、そもそも課題研究とは、どのような授業であるのか、ちょっと調べてみました。
課題研究のねらいにつきまして、ちょっと長くなりますが、読み上げさせていただきます。
「生徒が主体的に工業に関する課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して専門的な知識と技術の深化、総合化を図るとともに、問題解決能力の育成および成果発表等による言語活動により、自発的、創造的な学習態度を育てる」とされているようです。
みなさんもご案内のとおり、これからの授業においては、「主体的、対話的で深い学び」という視点が重要であると言われておりますが、この課題研究におきましても、先ほどの「ねらい」の中で、
① 生徒が主体的に工業に関する課題を設定
② 成果発表等による言語活動
③ 専門的な知識と技術の深化、総合化を図る
とありましたので、本日の研究発表も、主体的な取組か、発表会における質疑応答は活発か、専門的な知識と技術の深化、総合化が図られているか、といった観点で拝見したいと思います。
ところで、情報電子科の課題研究と言えば、年賀状甲子園の優勝、という快挙がございました。朝日、読売、埼玉の各新聞に掲載されるなど、本校のPRに大きく貢献していただきました。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
この取材の中で、作品は締め切りが迫る中、比較的短い時間で描き上げた、というエピソードが明らかになりました。なぜ短い時間でこれほど質の高い作品が描けるのか、という記者の質問に対し、授業において、「ネタ出し」というのでしょうか、限られた時間の中で、思いついたことを次々書き出していくという発想法のトレーニングを行っていることが、効果があったのではないか、との指摘がありました。
情報電子科においては、ふだん授業中に行っているトレーニングが、課題研究などの作品製作に生かされているということで、大変すばらしいことだと思います。
本日はこの後、3年生の皆さんが1年間かけて取り組んできた研究の成果を拝見できるということで、大変楽しみにしております。素晴らしい発表を期待しております。
以上で校長あいさつを終わります。頑張ってください。
第5回PTA・後援会理事会 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。
本日は、お足下の悪い中、本校のPTA・後援会理事会にご出席くださいまして、ありがとうございます。私からは、年末年始にかけまして、生徒や卒業生の活躍など、本校に係る報道がいくつかございましたので、簡単にご報告させていただきます。
一つ目は、サッカー元日本代表の中澤佑二さんが、12月28日放映のテレビ東京「追跡Live!SPORTSウォッチャーSP 怪物再会!アイツは俺よりスゴかった!」という番組で取り上げられました。吉川東中出身で、本校では情報技術科に在籍していた中澤さんが、彦成中出身で、本校では機械科に在籍していた同級生、増田知弘さんと20年ぶりに再会するという内容で、本校が舞台の一つとなっていました。中澤さんは現役で、昨年は、フィールドプレーヤーとして歴代1位となる140試合連続フル出場を果たされました。増田さんは、現在はアパレルブランドの店舗チーフを務めていらっしゃるとのことです。番組ではともに「怪物」と称されていましたが、この二人の「怪物」が、青春時代をともに過ごしたのが本校ということです。三郷工業技術高校、結構すごいな、と思いました。
二つ目は、平成28年3月に本校情報技術科を卒業した荻久保寛也さんが、城西大学のアンカーとして箱根駅伝の10区を走り、シード権獲得となる7位でゴールしました。10区はシード権の獲得を左右する重要な区間と言われていますが、7位で襷を引き継ぎ、順位を落とすことなくゴールしたのですから、大きな仕事をしたのだと思います。4日の読売新聞埼玉版では、ゴールする荻久保さんの雄姿が、写真付きで大きく報道されました。
三つ目は、情報電子科1・2年生が吉川警察署長から感謝状を贈呈され、このことが、1月11日の読売新聞で取り上げられるとともに、JCOM埼玉県央のデイリーニュースで放映されました。振込め詐欺防止のキャンペーンということで、地域の方から募った標語をもとに、9名の本校生徒がそれぞれ、独自のデザインでカラフルなポスターに仕上げました。吉川警察署をはじめ、管内各所に掲示されているとのことです。
四つ目は、これも情報電子科ですが、3年生の課題研究による、年賀状甲子園の優勝です。1月12日に朝日新聞、13日に埼玉新聞、19日に読売新聞に掲載されました。特に12日の朝日新聞では、ちょうど12月15日現在の中学生の進路希望調査結果の記事と並んで掲載されたこともあり、多くの方から反響がありました。生徒募集の方もあと一歩というところで、順調に倍率を伸ばしておりますので、こうした生徒の活躍による報道を契機として、さらに頑張ってまいりたいと思っております。
最後に、菊地会長様、清水副会長様をはじめ、3年生の保護者のみなさまにおかれましては、3年間、本校PTA・後援会の発展にご尽力を賜り、本当にありがとうございました。特に、空調設備の設置・稼働という、本校の歴史に残る大事業を円滑に進めていただいたほか、各種行事や、関東大会や全国大会をはじめとする研修旅行等におきまして、万事リードしていただきました。改めてお礼申し上げます。
それでは、本日は今年度最後の理事会となるかと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。
第2回学校説明会 校長あいさつ
みなさん、おはようございます。
本日はお忙しい中、本校の第2回学校説明会にご参加くださいまして、誠にありがとうございます。校長の山本でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は先端工業技術を学ぶことを目的として、昭和60年に開校し、今年で創立34周年を迎える、県内で最も新しい工業高校です。五つの学科を有しております。
1月も下旬を迎えるということで、みなさんの高校選びも、いよいよ佳境に差し掛かっていることと思います。すでに多くの高校をご覧になっていることと思いますので、私からは端的に、本校の特色について、3点申し上げます。
恐れ入りますが、お手元の本校の学校案内パンフレットの、2ページ中ほど「一人ひとりを大切に伸ばす三郷工業技術高校の『3つのできる』」をご覧ください。
1点目は、「進学・就職の夢を実現できる学校」であるということです。今年度も求人件数は1,700件を超えており、就職希望者一人当たり10件を超える求人がございました。大学へも毎年多くの生徒が進学しておりますが、今年は特にうれしいニュースがございました。正月の箱根駅伝で、本校情報技術科を卒業した荻久保寛也君が、城西大学のアンカーとして10区を走り、シード権を獲得する7位でゴールしました。このように、大学に進学した卒業生も、大いに活躍しております。
2点目は、「豊かな人間性を育むことができる学校」であるということです。進学であれ、就職であれ、進路で最も重視されるのは、部活動の活動状況です。3年間、しっかり活動するということが重要です。本校には、13の運動部、15の文化部があり、それぞれ実績を上げています。例えば、機械研究部という部活動では、手づくりのマシンで低燃費を競う「エコラン」に参加しており、全国大会では栃木県にある「ツインリンクもてぎ」のサーキットを走るという貴重な体験をすることができます。
3点目は、「多くの国家資格が取得できる学校である」ということです。昨年、就職試験に臨む電子機械科の生徒の面接練習を行ったのですが、履歴書を見て驚きました。ちょっと読み上げてみますと、「アーク溶接特別教育講習修了、ガス溶接特別教育講習修了、 トレース技能検定試験4級、フォークリフト運転特別教育講習修了、計算技術検定試験3級、高所作業車特別教育修了、情報技術検定3級、低圧電気取扱特別教育講習修了、有機溶剤作業主任者技能講習修了、技能検定3級」いかがでしょうか。ジュニアマイスター顕彰を受けたこの生徒は、この分野で国内トップのメーカーに就職が内定しています。
資格取得の優れた点は、生徒の自己肯定感が高まり、次の学びに向かう原動力となるところです。例えば、本校電気科では第二種電気工事士の資格に挑戦しますが、中にはより上位の一種の資格を取得する生徒もいます。あるとき、電気工事コンテストの練習をしている生徒に教員が声をかけました。「電気工事士、何持ってるんだっけ」「一種です」このときの、誇らしげな生徒の笑顔は、とても印象的でした。本校の生徒は資格を取得することで自信を持ち、卒業後もより高いステージで活躍を続けております。
本日はこの全体会の後、学科に分かれて、さらに詳しく説明させていただきます。また、女子生徒対象の説明会の時間も設けておりますので、忘れずにご参加くださいますようお願いいたします。それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
第3学期始業式 校長講話
みなさん、あけましておめでとうございます。
平成30年となりました。冬休みは、有意義に過ごすことができたでしょうか。
さて、冬休み中に、卒業生に関する話題が2件ありました。
一つ目は、サッカー元日本代表の中澤佑二さんが、12月28日放映のテレビ東京「追跡Live!SPORTSウォッチャーSP 怪物再会!アイツは俺よりスゴかった!」という番組で取り上げられました。吉川東中出身で、本校では情報技術科に在籍していた中澤さんが、彦成中出身で、本校では機械科に在籍していた同級生、増田知弘さんと20年ぶりに再会するという内容で、本校が舞台の一つとなっていました。
「見た」という方は挙手をお願いします。ありがとうございました。
中澤さんは現役で、昨年は、フィールドプレーヤーとして歴代1位となる140試合連続フル出場を果たされました。増田さんは、現在はアパレルブランドの店舗チーフを務めていらっしゃるとのことです。番組ではともに「怪物」と称されていましたが、この二人の「怪物」が、青春時代をともに過ごしたのが本校ということです。三郷工業技術高校、結構すごいな、と思いました。
二つ目は、二学期の終業式でも触れましたが、平成28年3月に本校情報技術科を卒業した荻久保寛也さんが、城西大学のアンカーとして箱根駅伝の10区を走り、シード権獲得となる7位でゴールしました。
当日は品川駅の南側にある新八ツ山橋まで応援に駆け付けましたが、沿道は黒山の人だかりで、箱根駅伝の人気の高さを目の当たりにしました。12:58にトップの青山学院の選手が通過した後、遅れること13分、荻久保さんの雄姿を見ることができました。10区はシード権の獲得を左右する重要な区間と言われていますが、7位で襷を引き継ぎ、順位を落とすことなくゴールしたのですから、大きな仕事をしたのだと思います。4日の読売新聞埼玉版では、ゴールする荻久保さんの雄姿が、写真付きで大きく報道されました。
今日は、冬休みにおける、卒業生に関する話題を二つお話ししました。学校の使命の一つに人材育成があるとすれば、本校は着実に、その使命を果たしているのではないかと思います。
今度は、皆さんの番です。
まず、3年生の皆さんに内定を出した企業の方々は、4月に大きく成長した皆さんを迎えることを、今から楽しみにしています。成績に不安のある方は、4月以降の輝かしい未来に思いを馳せて、学習面の総仕上げを確実に行ってください。
1,2年生の皆さんは、今回の箱根駅伝における荻久保さんの活躍をどのように受け止めたでしょうか。卒業後の進路として就職を希望されている方が多いと思いますが、こうして身近な先輩の活躍のニュースに接してみると、大学に進学して活躍する、という選択肢も、意外と「あり」なのではないかと思います。
それでは、3学期が始まります。3学期は大変短いので、気を抜くことなく、一気に駆け抜けていきましょう。以上で校長講話を終わります。