2018年4月の記事一覧
離任式 校長あいさつ及び離任された先生方の紹介
みなさん、こんにちは。
本日は、離任式ということで、この3月をもって他校にご栄転となった先生方22名のうち、5名の先生方が、大変お忙しい中にもかかわらず、みなさんのために、ごあいさつにお越しくださいました。
先生方におかれましては、この後、順に、お一言ずつごあいさつを頂戴したいと存じますが、その前に、私の方から簡潔に、先生方を紹介させていただきます。恐れ入りますが、お名前をお呼びいたしますので、その場でご起立をお願いいたします。
はじめに、数学科の徳山理先生でございます。本校には8年間ご在職いただきました。授業では、問題解決のため、生徒同士で話し合わせたり、教え合わせたりする指導が好評でございました。昨年度は2年4組の担任を務めるとともに、テニス部を指導し、部員を県大会に出場させました。進路指導部では学年の進路担当とともに、進学指導の担当としても活躍され、進学希望者向けの説明会や模試など、進学指導の充実にご尽力くださいました。現在は、杉戸農業高校にてご活躍でございます。
続きまして、英語科の小林寛幸先生でございます。本校には3年間ご在職いただきました。授業では冒頭でこの日の課題を黒板に明示し、学習活動の見通しを持たせたことにより、多くの生徒が集中して学習活動に取り組むことができました。教科では英語検定の担当として、また、部活動ではハンドボール部の顧問として、毎日遅くまで、生徒の指導に携わってくださいました。常に生徒のそばで指導されている小林先生の姿勢は、大変すばらしいと感謝しております。現在は、鴻巣女子高校にてご活躍でございます。
続きまして、情報電子科の水村翔先生でございます。本校には1年間ご在職いただきました。学習指導では、コンピュータ・グラフィックに関する専門知識・技術を活かし、ICTを活用した授業が好評でございました。ラグビー部では、放課後や土日の練習や試合を通した心身の育成に取り組まれました。教務部では、アンケート集計、統計処理等を担当されたほか、学校ホームページの運営も行い、生徒募集にも尽力されました。現在は、大宮工業高校の電子機械科でご活躍でございます。
続きまして、情報電子科の手代木茂篤先生でございます。本校には1年間ご在職いただきました。情報電子実習や課題研究では、制作過程において、VRなど様々な技術を提案してくださいました。また、振り込め詐欺防止ポスターは、吉川警察署から感謝状をいただき大きく報道されましたが、制作に協力するためご尽力いただきました。山岳部では顧問として、生徒の相談役を引き受けてくださいました。現在は、越ケ谷高校にてご活躍でございます。
続きまして、情報電子科の吉岡鉄馬先生でございます。本校には1年間ご在職いただきました。実習助手として、計画的な実習準備や補助資料作成などを積極的に行っていただいたほか、工業技術基礎や情報電子実習、課題研究では、情報技術に関する専門知識・技術を活用し、的確な実技指導を行ってくださいました。また、卓球部顧問として、放課後の練習に意欲的に参加し、生徒の意欲向上に努めてくださいました。現在は、浦和工業高校で、教諭としてご活躍でございます。
それではこの後、徳山先生から順にお一言ずつごあいさつを頂戴いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
第1回PTA・後援会理事会 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。
本日はお忙しい中、本校PTA・後援会第1回理事会にご出席くださいましてありがとうございます。校長の山本でございます。本校二年目となりました。どうぞよろしくお願いいたします。
この春の人事異動で、教頭と事務長の異動がございましたので、ご紹介いたします。
まず教頭でございますが、前任の櫻井は、春日部工業高校の教頭として転出いたしました。後任の関根利夫教頭でございます。お隣の三郷特別支援学校教頭からの異動でございます。教科は工業で、以前、本校の情報電子科に所属しておりました。工業と特別支援教育の双方に精通しているということで、大変心強く思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
次に事務長でございますが、前任の岡は、宮代高校の事務長として転出いたしました。後任の櫻井由紀子事務長でございます。大宮中央高校事務室の、職名は課長からの異動でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、本校も平成30年度がスタートいたしました。235名の新入生を迎えて、オリエンテーションや部活動の体験入部の期間も終わり、学校は大変にぎやかになってまいりました。特に、今年の新入生は、女子が25名、うち情報電子科は、40名中18名が女子ということで、新しい時代を迎えている感じがいたします。しっかりとサポートしてまいりたいと存じます。
また、昨年度は空調設備の設置ということで、PTA・後援会の皆様には物心両面にわたり、大変お世話になりました。今年度は、懸案であった体育館の大規模改修の予算が付いたため、今年度中に改修工事が入ります。詳細は未定ですが、現時点では7月上旬から、来年の1月一杯までの工事期間を見込んでおります。保護者の皆様におかれましては、体育館で活動していた部活動の活動場所が校外の施設になるなど、ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
さらに、これまで行ってまいりました、一斉メール配信についてでございます。このたび、県のほうで、「ポケットブックまいたま」というスマートフォンアプリに、この一斉メール配信機能を新たに付加したということで、本校といたしましても、使用料が無料というランニングコストの観点も含め、新たなシステムに移行することとし、過日通知をお渡しいたしました。
ところが、システムの準備が不十分であったことから、アプリへの登録がうまくできないという不具合が発生してしまいました。ご迷惑をおかけしております。改めてお詫び申し上げます。
現在、来月からの本格稼働に向け準備中でございます。今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。なお、復旧までの間、緊急連絡等につきましては、本校のホームページにて発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
対面式 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。
今日は、対面式ということですので、一言あいさつを申し上げます。
2、3年生のみなさん。待望の新入生が入学しました。本校の伝統のバトンを引き継ぐ大切な後輩です。みなさんが改めて先輩であることができるのも、この新入生があってこそです。ぜひ、大切に面倒を見ていただきたいと思います。
1年生のみなさん。入学式でもお話ししましたが、みなさんは、本校の歴史の34ページ目に、その名前と足跡が刻まれることになりました。上級生とは学科の活動や生徒会活動、部活動や様々な行事で活動を共にします。一日も早く学校に慣れ、本校の一員として、本格的に活動してもらいたいと思います。
ところで、新入生のみなさんには、すでにあるミッションが課せられています。それは、みなさんの後輩、みなさんに続く35期生を獲得するという重要なミッションです。数ある高校の中から本校を選んでもらうためには、本校が、「楽しい学校」であることが欠かせないと考えます。
本校が「楽しい学校」であるためには、まず何より、生徒である皆さん自身が、学校を楽しんでいることが必要です。
「学校が楽しい」と感じることができる最も重要なポイントは、学校の勉強がわかるかどうかです。まずは、基本的な勉強を頑張ってください。そして、学科の活動や学校行事、特に部活動に積極的に取り組んで、みなさん自身が楽しい学校を満喫していただきたいと思います。
合言葉は、「enjoy school days」 です。楽しんでいきましょう。
以上で校長あいさつを終わります。
平成30年度 入学式 式辞
爛漫たる春の装いの中、今年もまた、伝統ある埼玉県立三郷工業技術高等学校に、希望に満ちた新入生を迎える季節が巡ってまいりました。ただ今、入学を許可した皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を、教職員並びに在校生とともに、心から歓迎いたします。そして、保護者の皆様にとりましても、お喜び一入のことと拝察いたします。
また、本日は、本校PTA・後援会会長 菊地智代美様をはじめ、多数のご来賓と保護者各位のご臨席を得て、平成30年度の入学式を挙行できますことは、私ども関係者一同、大きな喜びでございます。ご臨席を賜りました皆様に改めてお礼申し上げます。
本校は、先端工業技術を学ぶことを目的として昭和60年に開校し、今年で創立34年目を迎える工業高校であり、この間、様々な分野で活躍される著名人やリーダーを輩出してきました。歴史と伝統のある本校の扉を皆さんは叩き、開かれました。そして、本校歴史の34ページ目に、皆さんの名前と足跡が刻まれるのです。こうした伝統ある学校で学ぶことに誇りと責任を持ち、3年間の生活を送ってほしいと思います。
さて、本校に入学する新入生の皆さんに、改めて、本校の校訓を紹介したいと思います。ステージ右手の壁面をご覧いただきたいと思います。
本校の校訓は、「正確に、はやく、美しく」です。
信頼されるためには、仕事は正確でなければなりません。また、工業技術の進歩は極めてはやいため、常に創意・発想は豊かに、そして実行はすばやく、集会・授業など時間厳守、5分前の精神で行動し、提出物等の決まりはしっかり守ることが必要です。さらに、工業製品は美しくなければならず、それらを生み出すものづくりの現場も、常に整理整頓が行き届いていることが求められています。本校の校訓は、将来、社会で信頼される技術者となるために、身に付けてもらいたい点をまとめたものとなっております。
こうした校訓の精神は、時代を超え、先輩から後輩へ受け継がれながら、在校生一人ひとりの中に、本当にしっかりと生き続けています。学校全体に、「正確に、はやく、美しく」が浸透し、校風となっていますので、皆さんも先輩に負けずに、学校生活のあらゆる場面で、この校訓を心がけていただきたいと思います。
もう一つ、本校で学ぶにあたってお伝えしておきたいことは、これからの社会は、どれだけ勉強したか、あるいは多くの知識を持ったかではなく、何ができるようになったかが重視されるということです。そこで、本校では、何ができるようになったかといった力をつけることを、皆さんに求めていきたいと考えています。本校では、工業教育における学力保障の一環として、資格取得に力を入れております。一つの資格を取得することで達成感が生まれ、次の資格に挑戦する気持ちが生まれてきます。また、本校では、埼玉県高校生専門資格等取得表彰制度やジュニアマイスター顕彰制度により、卒業時には多くの資格を取得した生徒の表彰を行っております。平成29年度は、116名の卒業生が表彰されましたが、その表情はみな自信にあふれ、よい笑顔でありました。このように、学びに向かう力の育成や、自己肯定感を高める観点からも、資格取得は有効であると考えております。多くの皆さんが前向きに取り組み、卒業時には、一人でも多くの皆さんが表彰されることを願っております。
最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、重ねてご入学のお慶びを申し上げます。この15年間、様々なご苦労があったかと存じますが、お子様をここまで立派にお育てになったことに対し、心より敬意を表します。
本日、大切なお子様を確かにお預かりいたしました。必ずや、まだあどけなさが残るお子様を、大人の若者へと成長させることをお約束します。ぜひ学校のことを百パーセント信頼していただくとともに、家庭と学校との風通しをよくしながら、お子様の成長に向け、一緒に取り組んでいきたいと思いますので、ご支援・ご協力をお願いいたします。
それでは、3年後の卒業式の際、ここにいるすべての生徒・保護者の皆様が「三郷工業技術高校に来て本当によかった」と思っていただけることを心から願い、私の式辞といたします。
平成30年4月9日
埼玉県立三郷工業技術高等学校長
第1学期 始業式 校長講話
みなさん、おはようございます。まずは、進級おめでとうございます。学年が変わると、新2年生は3階に、新3年生は1階にホームルームが移動します。窓から見る風景も、教室が変わるとまた異なって見えるのではないかと思います。
3月13日に卒業式があって、皆さんの先輩は卒業したわけですが、情報電子科の卒業生が課題研究で取り組んでいた、中川水循環センターのPR動画が完成した、との県政ニュースが、3月27日に県庁のホームページに掲載されました。ニュースでは見どころとして「下水がきれいになる過程、仕組みを高校生の感性で料理番組風にアレンジ」とありました。動画のタイトルは「タガイと学ぶ下水料理教室-中川流域下水道PR動画-」といいます。YouTubeで視聴できるようです。
この動画は、1月に行われた情報電子科の課題研究発表会で上映されたので、情報電子科の皆さんは見たことがあると思います。校長先生も初めて見たときは驚きました。県政ニュースにもありましたが、下水がきれいになる過程、仕組みを、料理番組のスタイルで説明しようという発想が、斬新だと思いました。実は、情報電子科では、外部講師を招いて、アイデア出しや、ブレインストーミングなどを用いて、アイデアを形にする手法を学んでいます。課題研究発表会では、この動画の制作過程の説明もありましたが、とてもクリエイティブ、創造的な学習環境であると感じました。
さて、3年生の皆さんは、課題研究に取り組むことと思います。世間では、AI、人工知能が仕事を奪うと言われていますが、先ほど例に挙げた、下水の処理過程を料理番組で説明するというような「アイデアを形にする」ことは、人工知能にとっては、とても苦手な分野であるようです。今年の課題研究では、こうしたクリエイティブ、創造的な面がたくさん感じられるものに取り組んでいただきたいと思います。昨年度は他にも、電子機械科のロボットや、電気科の電動スケートボードなど、クリエイティブな取組が数多く見られました。皆さんの斬新な発想力に大いに期待しています。また、3年生の皆さんは、今日から始まる1学期の間、ぜひ無遅刻、無欠席、無早退の皆勤を目指してください。就職活動に際して、きっといいことがあると思います。
2年生の皆さん、1年生のとき入部した部活動は、継続して活動していますか。3年生で行う就職活動では、部活動の加入の有無が、内定状況に大きく影響します。顧問の先生が新しくなっている部も多くあります。現在活動できていない皆さんは、この機会に新しい部活動に加入することを強くお薦めします。
また、2学年は、ジュニアマイスターや県知事表彰の受賞に向け、様々な資格を取得する期間でもあります。保護者の方のご理解もいただきながら、一つでも多くの資格が取得できるよう、挑戦してみてください。特に、ジュニアマイスターのポイントの合計が20点を超えると、英語検定1級取得のポイント数を越えることになります。ぜひ英検1級超えを目指し、出身中学校の先生方に、笑顔で報告していただきたいと思います。
それでは新年度、クリエイティブ、創造的に全力で取り組んでいきましょう。本日の講話は以上です。