2018年12月の記事一覧
第2学期終業式 校長講話
おはようございます。2学期の終業式を迎えました。9月の始業式で先生は「健康管理に留意して、学習に、学校行事に、部活動に、大いに取り組んでください」と呼びかけました。みなさんの2学期は、いかがだったでしょうか。充実していたでしょうか。
3年生の皆さんは、就職活動お疲れさまでした。進学希望者や、まだ活動中の皆さんは、最後まで頑張っていただきたいと思います。
現在内定をいただいている3年生は145名と聞いていますが、先日、皆さんがお世話になるすべての会社のホームページを拝見しました。県内に事業所を持つ企業をはじめ、どこも素晴らしい会社ばかりでした。来年4月からこのような職場で働くことができる皆さんを、正直なところ、うらやましいと思っています。
さて、2学期は、大きな学校行事がいくつかありました。先日配付されたPTA広報誌の『さきがけ』にも書きましたが、今年の第32回たくみ祭は、特に大成功だったと思います。体育館の大規模改修という「ピンチ」を、会場全体で盛り上がりを共有することができるという「チャンス」に転じてくれた屋外ステージの設置は、素晴らしいアイデアだったと思います。
また、11月30日に行われた第34回強歩大会も、生徒全員がゴールして、成功のうちに終わることができました。特に、記録計測用タグを初めて導入したことにより、記録が速報として掲示され、確認できたことは、大きな進歩であったと思います。
さらに、12月17日の芸術鑑賞教室では、東京ブラススタイルの皆さんによるジャズコンサートを鑑賞しました。会場の皆さんが一体となって、予想をはるかに上回る盛り上がりを見せました。
このように、2学期は、数々の学校行事を通じて、生徒の皆さんが確実に成長しているという様子を感じ取ることができました。
10月27日の文化祭の閉会式では、全国大会に出場する部活動の皆さんの壮行会を行いましたが、それぞれ活躍してくれました。
電子計算機部は、11月17日の産業教育フェアで行われた全国高校生プログラミングコンテストに出場し、全国5位という成績を収めてくれました。また、電子技術部は、11月23日に福島県郡山市で行われたロボット相撲の全国大会に出場し、初出場ながら全国ベスト16と大健闘しました。電子技術部はほかにも、12月2日に神奈川県厚木市で行われたライントレースカーの全国大会に出場し、129台中、28位と31位に入りました。
このほか、放送部が、予選を勝ち抜いて、11月18日に川越市で開催された第38回高校生放送コンクールの決勝大会に出場し、朗読部門で入選しました。また、合唱部は、毎年年末になると、ベートーベンの交響曲第9番、いわゆる「第九」を合唱するというイベントが行われますが、今年は初めて、明後日23日に、三郷市文化会館で行われる三郷第九演奏会のステージに立つことになっています。
全体を通して、生徒の皆さんの活躍により、学校の勢いを感じることができた2学期でした。ありがとうございました。来年の干支は猪です。この勢いを緩めることなく、来年も「猪突猛進」で駆け抜けていきましょう。以上で校長講話を終わります。
PTA広報誌『さきがけ』 教育活動等報告
本校のスクールカラーは橙、オレンジ色と聞いていますが、JRC部によって第二大場川の東縁に植えられたマリーゴールドが、鮮やかなオレンジ色で、晩秋の一日を美しく彩っています。保護者の皆様におかれましては、二学期の教育活動にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
一学期、二学期の教育活動の中から、主なものを報告させていただきます。
■ 部活動について
無線部が、8月25日に東京ビッグサイトで行われた全国高等学校アマチュア無線コンテストの高校マルチオペレータ50Mhz部門で優勝しました。
電子技術部が、8月23日に関東工業自動車大学校で行われた第19回埼玉県高校生ロボットコンテストのライントレースカー部門で、1位2位3位を独占しました。ライントレースカーは、9月30日に都立産業貿易センターで行われた第33回全日本学生マイクロマウス大会ロボトレース競技に出場したところ、高校生で1位となり、12月2日に東京工芸大学で行われた全国大会に出場しました。また、ロボット相撲は、11月17日にソニックシティで行われた第28回アイデアロボットコンテスト相撲ロボットラジコン型で優勝したほか、9月1日にパシフィコ横浜で行われた関東大会で、高校生の部・ラジコン型で2位となり、11月23日にビッグパレットふくしまで行われた全国大会に出場、ラジコン型でベスト16となりました。
機械研究部が、9月29日にツインリンクもてぎで行われたエコマイレッジチャレンジ全国大会で、高校生クラス245台が出場する中、10位と11位となりました。今回は初めてリッター1200㎞を超える低燃費を実現しました。
電子計算機部が、8月の第一次予選、9月の第二次予選を突破して、11月17日にソニックシティで行われた全国高校生プログラミングコンテストに出場し、優秀賞・優良賞を受賞しました。
放送部が、予選を勝ち抜いて、11月18日に川越市で開催された第38回高校放送コンクール朗読部門の決勝大会に出場しました。
運動部も健闘しており、陸上競技部、ラグビー部、硬式テニス部、ハンドボール部、剣道部が県大会に出場しています。
■ 課題研究について
電気科課題研究プロジェクトDのミニ新幹線は、7月29日のみさと団地夏祭りを皮切りに、8月25日のさつき祭り、10月7日にセナリオハウスフィールド三郷で行われた市民体育祭、21日の交通安全フェスタ、27日のたくみ祭、28日に三郷市文化会館で行われた市民文化祭、11月17日・18日に大宮ソニックシティで行われた産業教育フェア、24日・25日に鉄道博物館で行われた「工業高校生がつくる鉄道展」など、数多くのイベントで子どもたちを乗せて運行し、地域連携に貢献しました。
電子機械科課題研究「EARTH」が、9月9日に金沢市で行われたWRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)Japan2018第15回決勝大会のオープンカテゴリー(ロボットを使ったソリューションを企画・開発・プレゼンする競技)に出場し、「永遠の農業技術」をレゴロボットで再現した研究成果を発表しました。
また、同じく電子機械科課題研究のロケット班が、10月20日につくば市のJAXA筑波宇宙センターで行われた第33回モデルロケット全国大会に出場しました。
■ 体験講座について
夏休み期間中に開催した体験講座は、多くの子どもたちで賑わい、科学技術の楽しさをアピールすることができました。
7月25日には、電気科による「振動を前進に変える不思議なロボットをつくろう!」、情報電子科による「ピカLを製作して光を学ぼう」「御菓子のパッケージをデザインしよう!」、8月2日・3日には、情報技術科による「MISATO-Technolory College」、8月21日には、越谷市科学技術体験センターミラクルで、電子機械科による「ちびっこ実験教室『空気で遊ぼう』」が、それぞれ開催されました。
■ たくみ祭について
10月27日に、「ExitingTakumi Festival」をテーマに、第32回たくみ祭の一般公開が行われました。当日は、保護者の皆様をはじめ、842名のお客様をお迎えしました。オープニングセレモニーの書道パフォーマンスの作品を東門に大きく飾り、来場者を迎えしました。屋外ステージの設営は、体育館大規模改修という「ピンチ」を、盛り上がりを会場全体に伝えるという「チャンス」に転じてくれました。全体を通して、生徒一人一人の創造性が遺憾なく発揮されたたくみ祭として、大成功だったと思います。
芸術鑑賞教室 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。
今年の芸術鑑賞教室は「JAZZ CONCERT」ということで、東京ブラススタイルの皆さんによるライブを鑑賞することになりました。
みなさんは、「JAZZ」という音楽のジャンルに、日ごろから親しんでいるでしょうか。校長先生は、中学生のときに埼玉会館で聴いたグレンミラー楽団のコンサートがきっかけで、ジャズを聴くようになりました。
また、皆さんが小さいころに上映された「スウィングガールズ」という、女子高校生がビッグバンドを組んで、ジャズを演奏するという内容の映画にも、結構はまった、という記憶があります。
本日演奏していただく東京ブラススタイルの皆さんのレパートリーの中には、アニメ主題歌をジャズ風にアレンジしたものもあると伺っておりますので、皆さんの知っている曲も演奏されるのではないかと思います。
芸術鑑賞教室の目的には「国内外の芸術を鑑賞して、様々な文化芸術を理解する心を養う」とあります。本日のライブをきっかけとして、皆さんが今後、ジャズというジャンルに親しんでいただくことを願っております。
それでは、芸術鑑賞教室が始まります。一緒に楽しんでいきましょう。以上で校長あいさつを終わります。
第2学年 修学旅行説明会及び第2回学年PTA 校長あいさつ
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。
本日はお忙しい中、第2学年の修学旅行説明会及び第2回学年PTAにお集まりくださいまして、誠にありがとうございます。
さて、本日は修学旅行説明会ということですが、今年の2月に、現在の3年生の修学旅行の引率に行ってまいりました。目的地は沖縄で、今帰仁村での民泊など、皆さんの学年も、ほぼ同様の内容と伺っております。
沖縄の世界遺産と言いますと首里城へ行くことが多いですが、今帰仁城跡も世界遺産でございます。村の皆さんはみな温かく迎えてくれますので、家族旅行などでは味わうことのできない、貴重な体験となることと思います。校務の都合で今年度の団長は教頭にお願いすることとしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
後半は、第2回学年PTAということで、進路の話が中心になるかと思います。今年もおかげさまで、およそ1950件という、空前の求人件数をいただくことができました。昨年はおよそ1700件ですので、ざっと250件は多い計算になります。
7月の暑いさなか、私も進路指導室前で、実際に求人票をめくってみましたが、一枚一枚じっくり見るのは容易なことではありません。何人かの3年生は面接練習を行いましたが、終了後に、ざっくばらんに、「なぜこの企業を選んだのか」を尋ねてみたところ、多かったのは「担任から勧められた」「給料が高かった」「有名な会社だから」といった理由でした。
私も皆さんと同じで、高校生と中学生の子どもがおりますが、例えば、フィンテックの浸透で、銀行でリストラが進んでいる、あるいは、ネット通販が拡大する中、有名な百貨店の店舗の閉店が相次ぐなどのニュースに接していますと、本当に、子どもが「職を得る」ということが、自分たちが学生のころと比べて、難しい時代に直面していると肌で感じております。
大学選びももちろんそうですが、特に、就職先の選定にあたっては、保護者の皆様の出番ではないかと考えております。
ご家庭において、お子様の話を聞くことから始めていただいて、例えば、お時間のあるときにご来校いただいて、昨年度のもので結構ですから、保護者の方ご自身で求人票をめくっていただく。また、お子様が気になっている会社がわかれば、一緒にインターネットで調べていただく。希望の会社がある程度絞れてきた段階で、可能であれば、一緒に実際に事業所を見に行っていただくなど、様々な形で、関わっていただくことができるのではないかと思います。
新しい求人票の受け付け開始は7月ですが、その7月中に、最初に見学に行く会社を、あの暑いさなか、子どもたちは、短い期間で、2000件弱もあるであろう求人の中から、自分が一生勤める、たった1社を選ばなくてはなりません。ぜひ、子どもたちの力になってあげたい。しかしながら、学校の進路指導にできることに限りがあることもまた事実です。ぜひとも、保護者の皆様の、社会経験豊富なその鋭い審美眼で、お子様にふさわしい1社を、お子様自身が選び抜くために、ご支援を賜りますようお願いいたします。
それでは、以上をもちまして、校長あいさつに代えさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
第34回強歩大会 開会式 校長挨拶
皆さん、おはようございます。
いよいよ、強歩大会の当日を迎えました。
体育科の先生方をはじめ、先生方におかれましては、本日の強歩大会の開催にあたり、入念にご準備くださいまして、ありがとうございました。
さて、校長先生は、体育の授業で、皆さんが自己ベストのタイムを縮めるべく、一生懸命走っていたことを知っています。
強歩大会の目的には、「自己の持つ力に挑戦することにより、体力・精神力の向上を図る」と書かれてあります。一学期の終業式で、基礎力診断テストについて、サッカー部のポスターを引き合いに出して「ライバルは、昨日の自分」ということについて話しましたが、一人でも多くの皆さんが、これまでの自分の持つ自己ベストを更新できるよう、頑張っていただきたいと思います。
ただし、無理は禁物です。少しでも調子がおかしいと感じたら、コースの周辺にいる先生方に申し出てください。
また、今年は新たに、競技データ処理の効率及び競技性の向上のため、皆さんに「記録計測用タグ」が配布されました。皆さんのタイムは、センサーにより記録されます。こんなところにも、いよいよICTが活用されるようになってきました。ICTを活用すると、より正確に、より快適に、より便利になるということを、工業を勉強している皆さん自身が肌で感じていただきたいと思います。