2019年12月の記事一覧
第2学期終業式 校長講話
おはようございます。2学期の終業式を迎えました。9月の始業式で先生は「やるべきことは盛りだくさんです。楽しい2学期にしていきましょう。」と呼びかけました。皆さんの2学期は、いかがだったでしょうか。楽しい2学期になったでしょうか。
3年生の皆さんは、就職活動お疲れさまでした。142名の希望者全員が内定ということで、今年も就職内定率100%を達成することができました。県内に事業所を持つ企業から59名が、いわゆる東証一部上場企業から29名が、それぞれ内定をいただきました。4年制大学にも、日本大学や東京電機大学をはじめ、現時点で10名が進学するということです。3年生はまだ3学期がありますので、気を抜くことなく、最後まで頑張っていただきたいと思います。
さて、2学期は、大きな学校行事がいくつかありました。今年の第33回たくみ祭は、大成功だったと思います。来場者数も目標であった1,000人を超えました。生徒会役員の皆さんをはじめ、皆さんの頑張りのおかげで、多くのお客様に、ものづくりに取り組む本校のよいところを見ていただくことができました。
また、11月29日に行われた第35回強歩大会も、生徒全員がゴールして、成功のうちに終わることができました。今年の全日本大学駅伝1区区間賞の荻久保先輩には及びませんでしたが、男子1位の高松君のタイムは33分35秒と立派な成績でした。女子1位の奥野さんも43分18秒と健闘しました。先生方によれば、今年は比較的タイムがよかったのではないかとのことです。皆さんの頑張りに感謝したいと思います。
さらに、12月18日の芸術鑑賞教室では、日本アートパフォーマンス協会の皆さんによる演劇「僕の生きた時間」を鑑賞しました。初めての生徒参加型の演劇ということで、会場の皆さんが一体となって大きな盛り上がりを見せました。
ここで、部活動の皆さんの活躍にも少し触れておきたいと思います。
電子技術部は、12月14日に両国国技館で行われた全日本ロボット相撲全国大会自立型部門の2回戦でルーマニア代表と対戦し、惜しくも敗れました。国際試合という大きな舞台で、部活動として、次につながる貴重な経験ができたのではないかと思います。
またバレーボール部の太田君が東部地区の2年生選抜に選ばれ、11月17日に行われた埼玉県高等学校バレーボール技術講習会で、東部地区の1位に大きく貢献しました。
さらに、放送部の皆さんは、様々な部活動の日ごろの活動の様子を丁寧に取材し、トピックとして取り上げ、ホームページを更新してくれました。巷では「放送部のページを見れば三工技の『今』がわかる」と言われているということです。
このほか、合唱部は今年も、三郷市文化会館で行われた三郷第九演奏会のステージに立ち、合唱団の一員として、ドイツ語で、ベートーベンの交響曲第9番、いわゆる「第九」を合唱しました。
この後、各ホームルームで2学期の成績表が渡されることと思います。欠点がついている人の多くは、提出物の未提出によるものとのことです。自分で自分を管理する「セルフ・マネジメント」はとても重要な能力です。未提出の課題はすべて提出して、晴れやかな気分で新年を迎えましょう。以上で校長講話を終わります。
PTA広報誌 さきがけ 第85号 教育活動等報告
小春日和のその名のとおり、日中は汗ばむほどの陽気となるものの、夕刻の日の入りはつるべ落としのごとく、冬の訪れを心待ちにする季節となりました。保護者の皆様におかれましては、本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
2学期の教育活動を中心に、主なものを報告させていただきます。
■高校生のための学びの基礎診断
高大接続改革の一環として、1年生から実施することとなりました。2、3年生とあわせて、本校ではベネッセコーポレーションの「基礎力診断テスト」を実施しています。8月下旬には、4月に実施した第1回テストの結果をもとに補習を行いました。9月に第2回を実施しましたが、1年生で92人、2年生で65人の生徒が、自らの学習到達ゾーンを上げることができました。
■地域連携
本校は三郷市に立地する県立高校として、さまざまな地域連携を行っています。地域連携は、子どもたちに将来必要となるコミュニケーション力を大いに高めています。
4月13日、におどり公園で開催された「みさと春まつり」に放送部が参加し、司会進行を務めました。6月26日にピアラシティで行われた「社会を明るくする運動」に剣道部6名が参加し、表彰状をいただきました。7月28日の「みさと団地夏祭り」では電気科課題研究プロジェクトDのミニ新幹線と合唱部が、8月24日の「さつきまつり」では、同じくミニ新幹線と放送部がそれぞれ参加して、お祭りを大いに盛り上げました。
9月28日、草加市にある介護老人保護施設「翔寿苑」に合唱部が赴き、ジョイントコンサートを行いました。
10月20日、におどり公園で開催された「みさとハロウィンフェス」に生徒会本部役員と放送部が、また、10月27日に三郷市文化会館で開催された「三郷市民文化祭」にミニ新幹線が参加し、それぞれお祭りを大いに盛り上げました。
11月9日に行われた三郷市主催の「第二大場川クリーン大作戦」に生徒会本部役員、野球部、JRC部が参加し、地域の方々と交流を深めました。
11月9日・10日にソニックシティで行われた産業教育フェア、また、11月16日・17日に三郷市役所で行われた「みさと産業フェスタ」では、本校生徒が三郷市若手工業研究会ファルコン三郷の皆さんと連携し、万華鏡やドッグタグ、貼って剝がせる布シールや指人形をつくるものづくり体験講座を担当しました。
■大学との連携
7月16日、千葉県習志野市にある日本大学生産工学部のオープンキャンパスに1、2年生8名がが参加し、大学における学びについて理解を深めました。7月31日から8月2日の3日間、日本工業大学で工業科生徒学習セミナーが開催され、進学を希望する3年生が参加しました。11月13日、電子機械科2年生が日本工業大学を訪問し、大学における講義の様子を見学しました。
■各種コンテスト
工業技術系の部活動や各学科の課題研究の生徒が、各種コンテストに挑戦し、全国大会に出場しています。成果を上げる生徒は教職員の高い指導力に支えられています。
機械研究部は、7月27日に鴻巣市で行われた「埼玉県高校生エコカーコンテスト」に出場し、インジェクション部門で4位、キャブレター部門で準優勝、また9月に栃木県のツインリンクもてぎで行われた全国大会では、それぞれ21位、17位と成果を上げました。
無線部は、新潟県で行われた全国高等学校アマチュア無線コンテストに出場し、高校マルチオペレータ50MHz部門で優勝したほか、144MHz部門と430MHz部門で、それぞれ奨励賞を受賞しました。また、2年生の笹島さんが、7月下旬に新潟県阿賀野市で行われた「全国高等学校ARDF競技大会」女子個人の部で3位となり、北海道千歳市で行われた「全日本ARDF競技大会」に出場しました。
電子技術部と電子機械科の課題研究は、8月29日に鴻巣市で行われた埼玉県高校生ロボットコンテストでキャリアロボット部門第4位、ライントレース部門優勝、ロボット相撲自立型部門優勝と成果を上げ、キャリアロボットは10月に新潟県で行われた全国大会に出場しました。また、9月7日に横浜市で行われた「全日本ロボット相撲大会高校生の部関東予選会」では、自立型部門で3位となり、11月23日に福島県で開催された全国大会に出場しました。11月9日にソニックシティで行われた埼玉県産業教育フェア「高校生アイデアロボットコンテスト」では、相撲(ラジコン)部門、ライントレース(アドバンス)部門、ライントレース(ベーシック)部門でそれぞれ優勝し、本校の技術力の高さを県下に示しました。
■部活動
囲碁将棋部は、1年生の岩月さんが7月24日に市ヶ谷にある日本棋院で行われた全国高校囲碁選手権大会の個人戦で全国ベスト16となりました。また、7月27日・28日に佐賀県で行われた「文化部のインターハイ」である全国高等学校総合文化祭に、埼玉県代表の三将として囲碁部門の団体戦に出場し、準優勝という成績を収め、10月25日に小松教育長を表敬訪問し、六戦全勝の報告を行いました。さらに、11月17日には関東大会県予選で優勝し、1月に栃木県宇都宮市で行われる関東大会に出場します。
運動部も健闘しており、野球部・ラグビー部がともに県大会公式戦で勝利を収めたほか、バレーボール部、陸上部も県大会出場を果たすなど、活躍しています。
芸術鑑賞教室 校長あいさつ
みなさん、こんにちは。
今年の芸術鑑賞教室は、日本アートパフォーマンス協会の皆さんによる演劇「僕の生きた時間」を鑑賞することになりました。
演劇のテーマは、「SNSのいじめ」ということです。
本校では例年、1年生を対象に「スマートフォン・携帯電話安全教室」を開催しています。今年も4月25日に行いましたが、覚えていますか。
校長先生もコミュニケーションアプリを利用しますが、特に微妙な内容は、こちらの意図が正しく伝わらないことがあるので、気を付けるようにしています。文字だけのやりとりより電話、電話より会って直接話すことで、きちんと伝わるということも多いと感じています。
これから上演していただく演劇「僕の生きた時間」は、生徒参加型ということで、皆さんの「はい」「いいえ」の答えによって、物語が変化するということです。皆さんが主体的に参加することで、本日のテーマを自分のこととして受け止め、一緒に考えていくきっかけとしていただくとともに、演劇という芸術のすばらしさを理解していただくことを願っています。
それでは、芸術鑑賞教室が始まります。一緒に楽しんでいきましょう。以上で校長あいさつを終わります。
2学年 修学旅行事前学習 校長あいさつ及び講師紹介
皆さんこんにちは。1時間目の進路座談会お疲れさまでした。
この時間は、修学旅行の事前学習ということで、沖縄の歴史や文化、風土について、講師の先生をお招きし、お話をしていただきます。
それでは、講師の先生をご紹介いたします。
仲間 赴人 様でございます。
仲間様は、一般社団法人 宜野座村観光協会の事務局長をお務めになっていらっしゃいます。
宜野座村は沖縄本島のちょうど中間に位置しており、阪神タイガースの一軍のキャンプ地としても有名な村です。
特に仲間様は、宜野座村のむらづくりのリーダーとして活躍され、毎年12月に開催される「沖縄バーガーフェスタin宜野座」のプロジェクトリーダーもお務めになっていると伺っております。
今回の修学旅行では、多くの皆さんが初めて沖縄を訪れるわけですが、仲間様には、ガマやひめゆり、平和祈念公園をはじめとする平和学習や、沖縄全般についてお話しいただけると伺っております。
生徒の皆さんは、ここでしか聞くことのできない貴重なお話を伺うことになります。しっかりメモを取りながら聞くことにより、沖縄について、各自の理解を深めていただきたいと思います。
それでは仲間様、どうぞよろしくお願いいたします。
修学旅行説明会及び第2学年PTA 校長あいさつ
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中お集まりくださいましてありがとうございます。早いもので、12月に入りました。本校は2月に修学旅行を行なっておりますので、学年PTAは例年この時期に開催させていただいております。
さて、先月の28日木曜日に、2学年は進路懇談会を実施いたしました。本校の卒業生がお世話になっている企業に声をかけ、採用担当の社員や本校の卒業生から、実際の職場の様子を直接聞くことができるという、体験型の進路行事となっております。11月は月初めにたくみ祭、月末に強歩大会と、大きな学校行事がございましたので、例年、2年生はこの進路懇談会をきっかけとして、本格的に進路実現に向けて気持ちを切り替えてもらうため、このように計画しております。
3年生の進路状況につきましては、この後、進路指導主事の江本よりお話しさせていただきますが、おかげさまで順調に推移しております。進学につきましても、4年生大学は昨年と同数の10名が合格しております。うち6名が指定校推薦、4名はアドミッションオフィス入試、いわゆるAO入試です。この春の卒業生の学年では希望者の出なかった東京電機大学や日本大学生産工学部の指定校推薦も、今年は合格者を確保できました。就職につきましても、就職希望者142名に対し、現時点で141名が内定となっております。うち59名が県内に事業所を持つ企業、また重複いたしますが、29名の生徒が、いわゆる東証1部に上場している企業から内定をいただいております。
実は、これらの生徒は1回目の入社試験で内定した者ばかりではなく、生徒によっては複数回、粘り強く挑戦して内定を勝ち取っております。一方で、進路指導部には、合否に係る様々な情報が寄せられ、蓄積されて、2年生をはじめ、後輩たちの進路指導に生かされていくことになります。詳しくはこの後、進路指導主事の方からあると思いますが、やはり面接の場で、企業の方に与える印象というものが、大きなウエイトを占めているようです。本校では教育目標達成のための重点目標として、社会人基礎力の育成を掲げておりますが、子どもたちのコミュニケーション能力をしっかりと高めるということが、進路を実現する上で重要になってまいります。
本日お話しする修学旅行は、こうしたコミュニケーション能力を育成する観点も踏まえ、計画されております。今帰仁村での民泊体験は、グループごとに現地の家庭でホームステイを行うとともに、観光だけでなく、家庭によっては食事を一緒につくるなどの様々な体験ができるとのことです。また、最終日は、沖縄県立博物館を出発点として、各班で協力して、国際通りでの昼食やお土産の購入などのミッションを達成し、沖縄都市モノレールの「ゆいレール」などを利用して、生徒たち自身の力で那覇空港に集合するという班別行動も予定されております。なお、2年生は国の高大接続改革の1期生にあたりますので、「eポートフォリオ」と言いますが、課外活動などの実績をインターネット上に蓄積しなければなりません。詳しくはこの後学年主任から説明がありますが、ご家庭におかれましても、この点のご指導もあわせてお願いいたします。
本日はこの修学旅行と今後の進路指導について、それぞれの担当から説明させていただきます。修学旅行の成功と、お子様の進路実現はつながっております。保護者の皆様のご理解とご協力をいただくことをお願いし、あいさつとさせていただきます。それでは、どうぞよろしくお願いします。